ドMの頭の中はどうなってるのか
結婚するまではSM好きであることを隠して女の子と付き合っていたため、そこそこ高額なクリスマスプレゼントを上げたのに、その夜ベッドで縄を出して振られるという最悪の事態を2年連続も経験しました。
そんな訳で、一般には理解困難なドMの頭の中がどうなっているのかというのを淡々と書き記してみたいと思います。
この文章は理解を求めるために書いているものではありません。
もし万一大好きな彼氏彼女がドMだったときの緊急対応策として見ていただければ幸いです。
なお筆者はSもMも行けるクチですが、どちらかというと現在Mなのでそちらの切り口から書きます。
1.常にMな訳ではない
Mだからといって常にぞんざいに扱って良いわけではありません。人によっては夜の営みではドMなのに日常では自尊心がものすごく強い、そういったケースも多々あります。スイッチが入ったときを見極めて適切に虐げることが肝要です。
それと同じ理由で常に乱暴な人はSではありません。ただのクソ野郎です。
2.痛いのが気持ちいいは誤解
痛いものは痛いし、苦しいものは苦しいです。
けれど痛い苦しいに耐えてる自分が愛おしい。
Mは過去に虐待された経験があるケースが多いと言われます。統計上どうなっているのかはわかりませんが、体感大きく外れてはいないと思います。最近の言葉で表現するならば、自己愛性パーソナリティ障害の気質がある人に多いのかなと思います。
中には脳みその配線がぶっ壊れていて痛みをダイレクトに快感に変換してしまう、共感覚かよ!的なケースもあるかも知れませんが、まあ稀でしょう。
では夜の営み時にどう接したら良いのか、というところですが、初心者Mには
「痛そう、苦しそうに見えるけど意外とそうでもない加虐」
がまず間違いない無難な線だと思います。大きな音がするけどあまり打撃力のない殴打(大きめしゃもじや靴べら)や、痕にならない程度の拘束(ネクタイやストッキング)などで慣らしていきましょう。いきなり形から入ろうとして細引き縄や乗馬鞭なんかを使ってはいけませんw
上級者は刃物で浅く切られたり、針を刺されたり、細い紐で痣になるくらいきつく縛られることで気持ちが上がりますが、これは多くの場合元々の体質ということではありません。時間をかけて徐々に加虐に慣れてきて、苦痛に耐性ができてくることでそうなっているだけです。スーパーウルトラドMでも有刺鉄線をきつく巻き付けられたりするとやっぱり痛いです。超サイヤ人の法則で、自分のキャパをほんのちょっとだけ超える苦痛を受け続けることで徐々にパワーアップしていくのですw
3.笑ってしまうような願望をもっている
誘拐されたお姫様のシチュエーション、これは男女問わずMの願望に多いパターンです。長時間拘束監禁放置されたい、と。SM興味なし勢からすると真剣にアホなんじゃないかと心配するレベルでしょう。しかしここで笑い飛ばしてはいけません。Mは至って真剣なのです。他者に自分の生殺与奪の権を握られることにどうしようもなく憧れてしまうのです。一回しっかり希望を聞いてみてあげてください。縄での拘束には技術が要りますが、アマゾンあたりで警察で使われている本物の手錠が数千円で買えますので、それで安全に完全な拘束ができます。まあおそらく拗らせたMなら自分で自分を脱出できないように縛ることができるようになっている可能性が高いwので「見ててあげるから今ここでやってみなさいよ」って威圧してあげてみるのも良いかも知れません。
4.大抵のSM系AVはクソ
本文省略。
無事性癖を理解しあえた後、実際にSMプレイをするとなるとまた注意事項は多々ありますが、それはネット上に情報が事例付きでいくらでもありますのでそれらを参照してください。
誰しもが緊急時のために事前にプレイストップ用セーフワードを決めておきましょうと言ってはいるんですけどね・・・実際にはセーフワードを決めてプレイを開始したのに途中で口を塞がれたりしたらどうしようもなく興奮してしまうんですよね・・・永遠の課題ですw
痛くされたい、苦しめられたい、程度ならある程度受け入れることができるとは思いますが、中にはうんk食べたいおしっk飲みたいといった「生理的に絶対無理!」という性癖にぶつかることもあると思います。(筆者も無理です)
付き合う前に真剣に性癖についてすり合わせを行うのが確実ではありますが、なかなか難しいんですよね。
性癖フルオープンは幸せの第一歩です。
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