Googleの新しいAI、SGE
注意書き:この文章は私自身の考え・感想を記したものでありSGEやAIのことを必ずしも正確に説明したものであることを保証はしておりません。
2023年、Googleは新たなAI技術、SGEの日本語版を試験的に導入しました。来年の2月までの期間限定です。このAIは検索結果を生成し、ユーザーの意図を読み取ってより精度の高い情報を提供します。一方で、これによりSEOやブログの立場は大きく変わる可能性があると、多くの専門家が指摘しています。
SGEとは?その機能と活用方法
SGEはGoogle検索に搭載された生成AI。ユーザーのキーワード検索に対して、関連する情報や文章を生成し、検索結果を一覧でまとめて表示します。そのため、これまでのように複数のサイトを閲覧する必要が減り、効率的に情報収集が可能になります。具体的な使い方は以下の通りです。
Google検索画面です。画面右上、歯車アイコン(設定)の右に三角フラスコのアイコンがあります。マウスポインターを合わせると「Search Labs」とポップアップします。ここをクリックします。
ただ、このアイコンが現われない人もいるという情報もあるので、その場合は以下のURLをクリックして下さい。
ポップアップが表示されます。画面赤矢印のボタンをクリックして下さい。画面はSGEの使用をONにした状態の物です。
これでSGEが使えるようになります。例にあった「魚って寝るの?」で検索した結果がこれです。
まずは、文章の正しさは保証されていません。そのお断りの文が一番上にあります。続いて、複数のサイトの検索結果の概要がまとめられています。そして右には参照した5箇所前後のサイトのサムネイルが表示されていて、ここをクリックすると参照元にとびます。下には、追加で文章を入力する為のボタンなどが表示されています。画面の赤矢印をクリックすると表示が変わります。
参照したサイトごとのまとめ表示になります。ファクトチェックするためにはちょっとだけ便利かもしれません。「追加で聞く」をクリックすると下のようになります。ここに文章を入力して検索を絞り込んだり、発展したりできます。
SEOやブログへの影響とは?
SGEの導入により、多くの専門家が「SEOの終焉」や「ブログの衰退」といった声を上げています。生成された結果に満足したユーザーはオリジナルのコンテンツにアクセスすることが少なくなり、広告収入やアフィリエイト収入への影響が懸念されます。特に、リスティング広告やオーガニック検索の順番がSGEの影響を受ける可能性が指摘されています。
「SEO」で検索をかけてみました。
初めはSGEの結果、これで画面がほぼ埋まります。
次はスポンサーサイト、リスティング広告ですね。
次からがキーワードでの検索結果、オーガニック検索と呼んだりします、が続きます。
今までは、検索結果の初めの何個かは広告なのでそこはスルーして、オーガニックの所に行き、そこの見出しを読んでそのサイトに行ったりしました。SGEが搭載されると、SGEで複数のサイトをまとめて概要を書き出してくれるので、その内容に満足すればそこで検索は終わります。また、追加で検索できるのでその下のオーガニックまで行かなくても事が済んだりもします。サムネイルに載れば期待はできますが、サムネイルに載るのは必ずしもSEOの順番通りではないようで、どういう仕組みでサムネイルに載るのかは不明です。
ビジネス側からの対応が求められる
SGEはユーザーにとって非常に便利な機能ですが、コンテンツ提供者や広告主にとっては新たな課題が立ちはだかることになるでしょう。リスティング広告の効果が低下する可能性や、SEOの順番とは異なるサムネイル表示など、新しい検索環境に適応するための戦略が必要となります。
今後も、SGEの影響とそれに伴うビジネスの変化を注視していくことが重要でしょう。検索エンジンの進化は、我々の情報収集の方法だけでなく、ビジネスの形も変えていくことが予想されます。
PS
PCのスクショを載せたのですが、noteの仕様で横620pxに強制的に変更されてしまって視認性最悪になってしまいました。写真にカーソルを置くとポインタが虫眼鏡に変わり、クリックで拡大されます。Chromeでしか確認していませんが…今後の課題です。
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