#18 ストレスとうまく付き合う
忙しい毎日、皆さんはどのように時間をやりくりしているでしょうか。
生きていく中で、ライフステージが変わっていくにつれて、時間のやりくりの何が必要になるかも変わってくるように思っています。
特に出産子育てがあったりすると、自分のために使える時間は大きく変わります。子どもがいなくても、学生の頃と社会人になってからでは生活ががらりと変わります。はたまた仕事のステージによって、仕事を変えたときによって、ライフステージは変わります。
ストレスマネジメント
ストレスマネジメントとは、自分が持っているストレスにどう対処して付き合っていくかのことを言いますが、私は20代のとき、体調を大きく崩したことから意識するようになりました。
当時は「〇〇すべき」思考で生きていて、自分の中にあるほとんどの基準が他人軸でした。結果、本人は感じていないストレスが大きくなり、自律神経が崩れて半年以上寝たきりの状態になりました。
私は、医者でもカウンセラーでもないですが、個人の経験から、日々明るい気持ちでいるために、今意識していることや、オススメのことを書いてみたいと思います。
ストレスとは
人生のおかれている状況によって、個人によって、ストレスがかかっている状況は人それぞれだと思います。
ストレスの定義はこのようなものですが、ポジティブな気持ちでいても、興奮状態からの緊張状態にあるときなど、ストレスがかかっていることがあります。
ストレスは、うまく使う?流す?ためて発散する?
ストレスを利用する
私は、ストレスは必ずしも悪いものではないと思っています。多少のストレスが適度にあることで、日々の張り合いが出たり、人を成長させてくれたりします。
達成したい目的があるとき、わざと周りに公表しておいて、自分の重しに使うこともできます。私は、今年に入ってから新しい習慣をつけたいと思い、ウォーキングをすることをSNSに書きました。3週間ほど週に4日おこなうと、新しいことを習慣化できると聞き、3週間ほどInstagramにアップしたところで、習慣化に成功しました。「やらないと気持ち悪い」という感覚になったらしめたものです。このブログも、「毎日書く」と決めたことは、一つにはストレスになりますが、他方でやりたかったことをやってみるモチベーションになっています。
演劇やコンサートなどで、素晴らしいパフォーマンスを発揮できることがあるのも、ストレスをうまく利用しています。有名なロックスター、ミックジャガーのエピソードがあります。久しぶりのツアーのときに、不安と緊張で楽屋で震えていたけれど、ステージにあがり、バッとライトを浴びた瞬間に感覚を取り戻し、圧巻のパフォーマンスを見せました。
試験において、また試合などにおいて、「本番に強い」かどうかは、に身に着けることができるんじゃないかと考えています。これについてはまたいつか書いてみようと思っています。
ストレスを受け流す
ストレスを受けたとき、あなたはうまく受け流せる方ですか。それともずっと引きずられてしまう方ですか。はたまた、同じ事柄に対して、あまり気にならない方ですか?それとも他の人が気にならないようなことにも、ストレスを感じやすい方ですか?
最近は、HSP/HSC(ハイリー・センシティブ・パーソン/チャイルド/Highly Sensitive Person/Child)という言葉が出てきて、認知されやすくなったと思います。HSPとは、視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすいという特性を生まれつき持っている人のことのことです。
これはある程度は脳の基質によるものなので、感受性が高いことは仕方ないと思います(が、いい面も大いにあります)。
私は、どちらかというと、一度、気になってしまうと、そのことに引きずられやすいタイプです。おまけに、ストレスも人より感じやすく、HSPに当てはまる部分も大いにあります。それでも生きづらさをそこまで感じていないのは、自分で試行錯誤した結果、ストレスをなるべく流す方法を意識しているからかな、と思っています。
どうやってストレスを流すのか、ですが、気になっていることを意識から外してあげます。
気になったことを頭から外そうと思っても、余計に気になってしまうものです。前にも少し書きましたが、意識というのは肯定の方向か否定の方向かを区別することができません。意識にあがったことにフォーカスする性質を持っています。
なので、なるべく、ストレスの原因となっている気になることを、意識から外してやります(考えるのをストップしたいようでいて、実は、無意識レベルでは考え続けたいという人もいますが)。
外すための行動としては、
などがあります。気づきの力は大きいです。とてもヨガ的です。ストレスが大きいとき、自分の思考をモニタリングしてみるといいです。じーっと思考を観察して、自分が何を考えているかに気づいていく。そこに(いい悪い、などの)ジャッジは加えません。
また、物事に対する視点が変わって、今まで嫌で仕方がなかったことがどうでもよく思えるようになった、ということがあります。知らなかったことを理解することで、仕方ないな、と、状況を受け入れられるようになることもあります。うまく受け流すために、その分野のことをあえて学ぶことで、気にならなくなることもあるので、何かを学んでみたり、対人関係で悩んでいるなら思い切って本人と話してみたり周囲に働きかけるなど、積極的に自分でできることをしていくことが効果的なこともあります。
ストレスを発散する
ストレスを発散する、ということは、ストレスが溜まっているときです。
どうしてもストレスがたまってしまう。でもどうにもできない、という状況では、効果的にリラックス・リフレッシュします。
産後まもないお母さんは、24時間赤ちゃんのお世話をしていて、そこに兄弟児のお世話もあって、ワンオペ、などとなると、ものすごく大変です。その後も、復職したあとの子育てとの両立も、自分自身の時間がない日々となります。やりたいことばかりが膨れ上がり、やらなければいけないことばかりで、やりたことが何もできない日々が過ぎていきます。
物理的に忙しく、リフレッシュもできない・けれど少しでもやりたいことをしたい、という場合、あらかじめリストを作っておくことをオススメします。私はよく、時間と状況ごとのリストを作っています。コツは、行動レベルに落とし込んで、細分化しておくこと。
そもそもの環境を見直してみるのも大事
とはいえ、ストレスをためすぎてしまうと、昔の私のように、体や精神がおかしくなったりします。免疫力が落ちたり、自律神経のバランスを欠いたり、鬱っぽい気分が続いたり。
そんなときは、抜本的に今の自分の仕組みを見直してみることも大切。
自分でグルグル考えてよく分からなくなってしまうときには、書き出してみたり、心を許せる人に話を聞いてもらうのがいいと思います。
外部のサービスを使ってみる(家事や送迎などを外注)。
家電など効率化できるものを取り入れてみる。
やめることを決める(自分だけでなく、家族と話しながら、家族のことも含めて)
自分のいる状況を見直してみる(時には、場所を変えてみる、転職する、お別れする、なども含め)。
いつもご機嫌でいられるように
自分の機嫌を自分でとるのが大人のたしなみ、とどこかで聞いたか読んだかしました。少なくとも、今の自分がどんな気分でいるか、気づくことが大事と思っています。
ご機嫌だといいことが起こったり、感謝の気持ちがわいてきたりするし、嫌な気分でいると、どんなことにもストレスを感じるようになってしまいます。
本当の意味で健康とは、体調だけでなく、機嫌がいい状態を保つことだと思っています。そのために、気づいて、調えて、できることをする。
そうして、しなやかにタフに明るく、生きていけたらいいなと私自身も思っています。
それでは、また明日!
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