#88 余白時間の大切さ
里山にある場所に集い、春を観察し、持ち寄った野菜でみんなが有機的に料理をし、焚き火を囲んで語るという場に参加させてもらいました。
焚き火に当たっているだけで、癒され、頭が休まります。
末っ子の通ってる保育園では焚き火が日常にあり、燻製っぽいにおいをさせて帰ってくることもしばしば。そして毎日、園庭に流れている川で水遊び。森へお散歩。なんとも贅沢でありがたい日常です。
焚き火に当たってるとだんだん安らいできて、眠気を誘います。
焚き火って、考えてみたら人類が火を扱うようになった50万年以上も前から、火を囲んで生活してきているんですよね。
自然に燃えている火が私たちを落ち着かせてくれるのは、なんだかそんな長い人類の歴史とも関係しているのかなと思ったりもします。
火のある暮らしの効用についての研究もあります。
また、ゆらぎについても知られています。自然界では動かずいにいるものはなく、必ず不規則な動きがあり、そのことを「ゆらぎ」と呼ぶそうです。風や雨、波、木漏れ日、雲の流れがそれにあたり、炎もその一つです。
この自然界のゆらぎが、人の心を落ち着かせ、鎮静効果をもたらすと言われていて、ゆらぎの中にいる人の脳からは、リラックスした状態を作りだすα波が出るそうです。
なるほど、それで、焚火に当たっていると眠くなってくるわけですね。
持ってきた野菜をテーブルに並べ、ひらめいた人がひらめいたものを調理していきます。昨日は、人数も多かったので、野菜もたくさん!
調味料も持ってきていただいて(私は忘れてしまったけど)、味も見た目もカラフルなテーブルとなりました!
口にするものをみんなで作る。外での薪火でのクッキング。火を囲んで食べながらのんびりする。
それだけで、なんだか深いところから癒されます。
東京時代は、なかなか日常で火を焚けるわけではなかったから、キャンプに行ったり、公園に集ってBBQしたりしていました。
火を囲んでいると、時間の流れ方も変わります。
ふだん人とやり取りしたり、仕事に、プライベートに使っているスマホも、火のそばではあまり使いたくなくなって、最低限の連絡だけになります。
火の効果なのか、安心できる場だからなのか、情報を追ったり追われたりすることから離れて、リラックスして集中した状態になる時間は、とても貴重なんだと改めて感じました。
「より良い自分」を目指したり演じたりする必要もない、等身大でいられる安心できる人たちと、ただ「居る」。そんな余白時間は、定期的に確保したいなと思った時間でした。(等身大でいられることってなかなかないですよね、自分ひとりでいても上を目指したくなってしまいます。焚き火効果も大きいのかも)
つらつらと書いてしまいましたが、忙しいときこそ、人と集って、焚き火をはじめとした自然界の助けを借りて余白時間を作ってみること、ぜひおすすめしたいです。暖かくなってきて出かけやすくなるこれからの季節、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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では、また明日!