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#63 早春のうた、わらべうた

今年の春は、冬が終わった!とともに、あっという間に暖かくなっていきます。畑に出ると、数日行かなかっただけで様子がずいぶん違います。
春がくると、そして寒冷地に住んでるとなおさら、理由もなくウキウキしてくる私です。

東京時代、上の子たちが通っていた保育園や、2年間働いた保育園は、両方とも斎藤公子さんの保育(便宜上、以下さくらんぼ保育と書きます)を取り入れた園でした(斎藤公子さん:埼玉県深谷市にあるさくらさくらんぼ保育園の創設者)。さくらんぼ保育では、リズム遊びというものを取り入れていたんですが、四季の歌がたくさんありました。その中でも、春の歌は印象に残るものがいくつもあります。たんぽぽひらいた、春だ春だロンランランティルリール、まきばのむすめ、など。

今、ステキだからと思って歌詞を載せようと思ったのですが、、、気になるのが著作権。わらべ歌と表記してあるもの(原曲)は、著作権が切れているので申請はいらないそうで、また、作詞作曲者があるものも、死後50年で権利が消滅するのだそう。載せられるものは載せてみたいと思います。

わらべうたやリズムの歌には、動きがついているものもあります。ぜひお子さんとやってみては。私は、ひとりで畑にいても、よく口ずさんでいます♪

♪ 春よ来い(相馬御風 作詞、弘田龍太郎 作曲)

1 春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒の じょじょはいて おんもへ出たいと待っている
2 春よ来い 早く来い
おうちの前の 桃の木の
つぼみもみんな ふくらんで はよ咲きたいと 待っている

♪さくらさくら(日本ことうた)

1 さくら さくら やよいの空は 見わたす限り
かすみか雲か 朝日ににおう さくら さくら 花ざかり
2 さくら さくら やよいの空は 見わたす限り
かすみか雲か 匂いぞ出ずる いざや いざや 見にゆかん

♪ うぐいす (作詞・作曲:瀧 廉太郎)

 小さい子 小さい子 お前はなにをして居ます
    私は梅をかいでます
 梅をかいでそれから それから歌をうたいます
    何の歌をうたいます
 黄色い靑い着物着て
(合唱)けきょ けきょ けきょ けきょ ほー ほけきょ

♪ 靴が鳴る (清水かつら 作詞、弘田龍太郎 作曲)

1 お手(てて)つないで 野道を行けば みんな可愛い 小鳥になって
唄をうたえば 靴が鳴る 晴れたみ空に 靴が鳴る
2 花をつんでは お頭(つむ)にさせば みんな可愛い うさぎになって
はねて踊れば 靴が鳴る 晴れたみ空に 靴が鳴る

♪ どこかで春が(百田宗治 作詞、草川信 作曲)

1 どこかで春が生まれてる どこかで水が 流れ出す
2 どこかで雲雀(ひばり)が 啼いている どこかで芽の出る音がする
3 山の三月 東風(こち)吹いて どこかで春が生まれてる

♪ チューリップ(作詞者不詳)

さいた さいた チューリップの花が
ならんだ ならんだ 赤白黄色
どの花見ても きれいだな

♪ うれしいひな祭り

1 あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓 今日はたのしい ひな祭り
2 お内裏様と おひな様 二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に よく似た官女の 白い顔
3 金の屏風に うつる灯(ひ)を かすかにゆする 春の風
少し白酒 めされたか あかいお顔の 右大臣
4 着物をきかえて 帯しめて 今日はわたしも 晴れ姿
春のやよいの このよき日 何よりうれしい ひな祭り

♪ ちょうちょ

ちょうちょ ちょうちょ 菜の葉にとまれ
菜の葉に飽いたら 桜にとまれ
桜の花の 花から花へ とまれよあそべ あそべよとまれ

♪ たんぽぽ

たんぽぽ ぽぽー 田の中で ぽぽん ぽぽん 飛んでいく
あんまりたんまり 取っちゃなし あんまりたんまり 取っちゃなし
たんぽぽ たんぽぽ 向こう山へ 飛んでけ

♪ いもむしごろごろ

いもむし ごろごろ ひょうたん ぽっくりこ

♪ ずくぼんじょ(つくしの歌)

ずっくぼんじょ ずくぼんじょ
頭巾(ずっきん)かぶって でてこらさい
つくし 誰の子 すぎなの子

♪ たけんこがはえた

たけんこが 生えた たけんこが 生えた
ぶらんこ ぶらんこ さるがえり

♪ きゃあろのめだまに

きゃあろの(※蛙のこと) めだまに きゅうすえて
それでもとべるか とんでみな オッペケペッポ ペッポッポ

♪ だんだんばたけの

1 だんだん畑の菜の花に ちょうちょが止まって ひらひら
となりの嫁ごのかんざしは 金銀さんごの ぴーらぴら
2 きんらんどんすの 帯しめて ちょうちょがほしいと 鳴いたげな
はいはいとーってあげましょう 月夜の晩に かごさげて
3 だんだん畑に行ったらば だんだん畑は花ざかり
花にうかれて 夜露にぬれて ちょうちょがひらひら 舞っていた

たんぽぽひらいた

たんぽぽ ひらいた 真っ黄色にひらいた
花びらと 花びらと にっこりしながら ひらいた

♪ つくしが出たよ

1 つくしが出たよ もう春だ 青いお空が光ってる
おーい おーい 呼んでいる
2 つくしが出たよ もう春だ
黒い畑が 光ってる
わーいわーい 呼んでいる

竹の子

たけのこのこのこ あそこに ここに…

♪ 羊飼いの娘

1 まきばの娘 エロンロンロン プティパタポン
まきばの娘 羊の番 ロンロン 羊の番
2 チーズをつくり エロンロンロン プティパタポン
チーズをつくり ミルクしぼり トントン ミルクしぼり
3 それを見ている エロンロンロン プティパタポン
それを見ている いたずら猫 ポンポン いたずら猫
4 足をかけたら エロンロンロン プティパタポン
足をかけたら むちでぶつぞ トントン むちでぶつぞ

♪ 冬のおわりの

1 冬のおわりの 春のはじめの そのさかいめの ひと日ひととき
 天をつきさす雑木の林 緑の新芽に 命をこめ
 風にきらめき もえたちのぼる
 もえろもえろ ひなかの祭りだ もえろもえろ
2 山からふきいる冷たい風に 春はとけいりさやかに流れ
 (繰り返し)
3 明るい光に世界を見つめ しっかりものを考えよう
 (繰り返し)

♪ 春がきたら

春がきたら 耳を当ててごらん 大きなけやきの 樹の幹に
聞こえるだろう その暗い幹の中を 樹液のかけのぼる音が
千の若芽 若葉が 水を吸い上げる音が
だから 木の芽どきになると 井戸の水が 低くなる
三月の空にもえる 千の若葉が 千のバケツで 汲み上げるから
春がきたら 耳を当ててごらん 大きなけやきの樹の幹に

♪ 一つのこと

いま終わる一つのこと いま越える一つの山
風わたる草原 ひびきあう心の歌
桑の海光る雲 人は続き道は続く
遠い道はるかな道 明日のぼる山も見さだめ
いま終わる一つのこと

つくし↓ どこにあるか、分かりますか?

終わりに

最初は、今日畑で「たんぽぽ」「たんぽぽひらいた」、「まきばの娘」、「つくしが出たよ」「ずくぼんじょ」、、、と、息子と一緒に色んな歌を口ざすみながら、いたところから、わらべうたやリズムの歌を書こうかなと思っていました。
そこから、著作権のことを調べて、さらに懐かしいリズムの歌を思い出しているうちに、感傷にひたっておりました。保育園時代はとても濃くて、卒園の頃に歌った歌は、保護者としてのものも、保育者として卒園児を送り出したときのものも、思い出深いものとなっています。新潟までドライブしながら、車の中でひたすらリズムのCDを聴いたり、研修に行ったことも、懐かしく思い出されます。どれも春でした。

今は、さくらんぼ保育から遠ざかっているものの、森の中で畑の中での子育て第二ラウンド。わらべうたを口ずさみながら過ごしています。わらべうたは、小さい子だけでなく、大きい子どもや、大人になった自分自身にも、情緒を落ち着けてくれる効果があるような気がしています。
今日は、備忘録がてら書いてみました。

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それでは、また明日!

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