(BizRobo)変数判定(Test Variables)のIfでエラー扱いになる条件
これまで使用していたブログサービスが終了になったので、
既存記事の移行をしています。
※以下は2020-05-08に投稿したものです。
BizRoboの条件判定には変数をもとに判定が可能な「変数判定(Test Variables)」ステップがあります。
今回はこの変数判定でエラーになる場合がどんなときかについて取り上げてみます。
変数判定では、条件設定後、Ifの項目を選択し、どのような状況でエラー扱いとするのかを設定しますが、
初めてBizRoboを触る方に研修をした際、Ifの4つの項目でどのような状況でエラーになるのか分かりにくいという質問を受けることがありました。
私も最初は分かりにくいなと思っていたので、以下、例や図を交えて解説していきます。
まず、Ifの設定項目には以下の4つの項目があります。
英語版と日本語版で併記します
◆If項目
英語:No Conditions are Satisfied
日本語:いずれの条件も満たさない or どの条件も満たされていない
英語:Any Condition is Not Satisfied
日本語:いずれかの条件を満たさない or いずれかの条件が満たされていない
英語:Any Condition is Satisfied
日本語:いずれかの条件を満たす or いずれかの条件が満たされている
英語:All Conditions are Satisfied
日本語:すべての条件を満たす or すべての条件が満たされている
※日本語の後者はUser’s Guideでの記述(もしくはv10.7以降)。
参考ナレッジ:Design-Studio-日本語モード-でのTest-Variablesの-if-の表現がわかりにくく-User-s-Guideの記述と異なる
https://knowledge.bizrobo.com/hc/ja/articles/360028270711
さて、上記の文面だけでどのようなときにエラーになるかわかるでしょうか。
私は初めて見たとき混乱しました(しかも当時は英語のみ)。
では、図示することで少しは分かりやすくなるかなということで、これをベン図で見てみましょう。
ちなみに仮に条件は以下の2つとしています。
それぞれ、変数の値が
条件1:50以上か
条件2:100以上か
という意味になります。
以下のベン図は塗りつぶされているところがエラーになるということにしています。
英語:No Conditions are Satisfied
日本語:いずれの条件も満たさない or どの条件も満たされていない
この場合には、変数の値が49以下のときにエラー扱いになります。
英語:Any Condition is Not Satisfied
日本語:いずれかの条件を満たさない or いずれかの条件が満たされていない
この場合には、変数の値が99以下のときエラー扱いになります。
英語:Any Condition is Satisfied
日本語:いずれかの条件を満たす or いずれかの条件が満たされている
この場合には、変数の値が50以上のときエラー扱いになります。
英語:All Conditions are Satisfied
日本語:すべての条件を満たす or すべての条件が満たされている
この場合には、変数の値が100以上のときエラー扱いになります。
今回は条件が2つの場合ですが、3つでも4つでも考え方は同じです。
条件が1つの場合には、満たすか満たさないかになるので、「すべて」でも「いずれか」でもどちらを選んでも判定結果には差はありません。
これでもまだ分かりにくいかも知れないですが、参考になれば幸いです。
最終的には実際に色々な条件で試してみると身についてくると思います。
上記の画像作ってから気づきましたけど、四角の枠ほしかったのと、
条件に関しても「条件1に合致するが、条件2に合致しない」とかの方が正しい気がしますが、
面倒なのでひとまずこれでいいですかね。