影響を与えてくれた言葉シリーズ３　「あなたが黙っていることで他の人の学びを奪っている」

「言葉シリーズ」3つ目です。今まで、特に仕事をしてきた中で新しい視点をくれた言葉や背中を押してくれた言葉、ずっと覚えているありがたかった言葉をシェアしたいと思います。

今回はマーケティングの勉強会に参加した際、講師に言われて目が覚めた言葉です。

「あなたが発言しないことで他の人の学びを奪っている。」というもの。

かなり前、会社を辞めて自分で仕事を始めたころ、とあるマーケティングの勉強会に参加していました。その中でプロジェクトがあってメンバーがいくつかグループを作り仮想の商品開発をする、というものでした。

今のようにフェイスブックグループなど無かった時代なので、リアルな勉強会とメールでのやり取りが中心。、期間中はメールのやり取りの数がものすごく多くなっていました。

積極的に参加しているつもりでいたものの、今思えば「気後れ」がありました。
「優秀な人が沢山いるし」
とか
「すでに出ているA案とB案、どちらかに賛同して行ったら良いんだな」
とか
「ここで根拠のない意見を出しても邪魔かも知れない」
とか。

そうした中で、ある日講師から
「もっとこのプロジェクト達成にむけて、あなたなりの意見やアイデア、疑問があるならば疑問などを出して参加ください。何も発言しないのは他の人の学びを奪っています」と言われたのです。

言われた直後は正直、ショックでした。
単純に「自分なりに考え、参加しているつもりだったのにこういう態度、いけなかったのか！」と。
ですが、しばらくすると「確かに」と思うところは有りましたし、今思い返すと本当に「確かに！」なのです。

要は「本当に自分ごとで考えていたか？」ということです。
「参加」というより「協力」という感じの意識だったかも知れません。
協力が求められる場合や、予め協力と認識して関わっている場合はそれでも良いと思いますが

「ものづくり、サービスづくり」にメンバーとして関わる場合は「考えて」「揉む」ことは欠かせません。1人1人の提案や疑問などの投げかけに皆が考えていく中で問題点がより顕在化したり、それを解決したり、とより磨かれて良いものになっていきます。

この経験はとても大きく以来、自分の参加の仕方、他の人の意見への受け止め方、自分が主催者となったときの参加者への接し方も変わってきました。
心に残っているありがたかった言葉です。

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