横浜F・マリノス’s プレシーズン 20-21 冬は別れの季節
時間はあっという間に過ぎ、早くも2次キャンプが始まってしまった(ガチ焦り)
「今更かよ!」と言うタイミングではありますが、今回の移籍市場の諸々と新布陣及び序列についてを何回かに分けて投稿していこうと思いますので、よろしくお願いします。
第一弾の今回は、今年から別のチームで戦うことになってしまった選手について
久しぶりに文章を書くということで、深い話は0の練習用的なものになってますが、是非各選手に想いを寄せながら読んでみてください。
※1人ひとり考えてしっかりした想いを書きたいのは山々ですが、その労力と想いの差によって生まれる中途半端な文章はあまり載せたくないので、一部の選手を抜粋して書かせていただきます
チャーミングなスマイルが魅力的
GK 朴一圭
“J3までしか経験のないゴールキーパー”が来ると聞いた時、どう思っただろうか
正直、筆者的には「2番3番レベルの実力があるキーパーでぼちぼち層を厚くしておきたいんだろうな」程度にしか思っていなかった
これは選手だけでなくサポーターにも失礼かもしれないが、おそらくほとんどの人はレギュラーを取ることさえも予想できなかったのではないかと思う
しかし、その予想は良い意味ですぐに裏切られた。
パギさんのJ1での活躍がスタートしたのは、2019年3月29日のホームサガン鳥栖戦
そして驚くべきことに、怪我などのやむを得ない事情を除き、それ以降のほぼ全ての試合に出場した
経歴くらいしか見てなかった無知にとっては若干心配要素が多かったのだが、窮地を救う渾身のビッグセーブや、安定した裏のスペースの管理に魅せられ、気がついた時には、筆者自身の心にとっても欠かせない不動のレギュラーとなっていた。
そして、パギさんを語る上で欠かしてはいけない1番の魅力は、なんといってもその笑顔
THE DAYなんかを見てると、こちらもつられて笑顔になってしまうような、とても幸せそうな顔だった
優勝した時のあのウッズとのやり取りなんかは、一生忘れないことだろう。
でもやっぱりなによりも凄かったのは、その優勝を決めることになった最終節のFC東京戦
優勝を確信させてくれた瞬間だった
その例の物を、ここぞとばかりにそれを引き継いだパギさんは、さすがだとしか言いようがないし、それでこそ真のマリノスのGKなんだと思う。(??)(笑)
まあそれでもなんだかんだ言ってマリノスらしい優勝だったし、あのシーンにはある意味パギさんらしさもあって、2019年のマリノスとパギさんを象徴する瞬間になった
お互い一生の思い出になったと思う。
そんなパギさんも、今年はもうマリノスを離れ鳥栖で活躍することになる
当然マリサポ的に悲しいことではあるけど、1人のパギさん推し?としては決してネガティブなことでは無いし、パギさんのサッカー人生の更なる飛躍を願うことにします。
ウリ!パギ!!
生粋のポストプレイヤー
FW エジガルジュニオ
その強靭なフィジカルと分厚い胸板で、貰ったボールは絶対に失わない最強のポストプレイヤーであり、今までのマリノスに足りていなかったキープする能力を持つ唯一無二の選手
それでいて足元の技術も持ち合わせており、恐らく相手チームにとっては“絶対にボールを触らせてはいけない選手”だったのではないかと思う
そして何より凄かったのはゴール前の嗅覚
これ無しにエジガルジュニオは語れない
相手DFなどまるでいないかのように、僅かにできたパスコースへ走り込み瞬く間に得点を積み重ねる
派手なプレーももちろん見ていて面白いが、大して目立たないながらも、ここしか無いという場所にベストなタイミングで入り、いとも容易くゴールを決めてしまう
そんなプレーもなかなかイカしている。いやむしろこれこそが至高なのでは感じさせられた。
怪我が続きフルシーズンの出場は叶わなかったものの、結果的に2019シーズンは出場できたリーグ戦16試合で、計11得点まで積み重ねた
もし怪我がなければと考えると、なかなか恐ろしい。
エジガルもまた、レンタル先である長崎との契約を完全移籍に移行している
J2でやるような器ではないだろうし、それこそオルンガ以上の活躍も簡単にできてしまうのではと思う
来年でも構わないし早ければ早いほど良いが、いつかはまた必ずJ1に戻ってきてもらって、ホームの日産スタジアムで大歓声の中迎えたい。
Mr.理不尽
FW ジュニオールサントス
ドリブル、フィジカル、シュート、全てが規格外の選手
存在自体が攻撃力と言えるような、これぞまさに理不尽of理不尽
「なぜ勝てたのか」「なぜ得点が決まったのか」何度も考え、たまには文章にしようとしたりもしたが、断念してしまった
その理由の一つが“ジュニオールサントス”だった
一体なぜ書けなかったのか、
その答えは単純明快で、彼が理不尽だからである
「信じられない」「なぜ今のが得点になるのか理解できない」そう言う他になかった
実際それらの得点に戦術云々は関係無く、あるのはたった一つの事実のみ
ジュニオールサントスがいるから得点が決まったのだ
本当にただただ信じられない
そんな選手だった
またいつかその理不尽に困惑させられたいと思う
その選手が今度は広島に加入すると言う
なぜJリーグでジュニオールサントスと対戦しなければいけないのか
理解に苦しむ
今すぐにでもオイルマネーで買い取ってもらいたい
対戦直前に全治1日の怪我を負ってもらって試合には出ないでもらいたい
そんなことを吐かしながらも、私はホーム開幕戦に足を運ぶのだと思う。
どうか、どうかお手柔らかにお願い致します🙇♂️
“すべてはマリノスのために”
FW 大津祐樹
「この人がキャプテンか?」
いや違う。
「10番でも背負ってるのか?」
それも違う。
「じゃあチーム在籍歴が長いのか」
それもまた違う。
特別な役職は持たない、他の一般的な選手と変わらない立場であった。
しかし、チームにとっては必要不可欠な存在で、すべてをマリノスに捧げてくれた1人だったことだけは、間違いなかった。
外からは見えにくい部分かもしれないが、誰よりもチームを盛り上げ、声を出した、まさにFor the teamの権化である
最終的にはサポーターをも巻き込み、最終節のホーム日産スタジアムは最高の空気に包まれていた
マリノスが優勝する
そう確信させるようなスタジアムだった
過去にも未来にもこんなに素晴らしい空間は存在しないのでは無いかと思う。
それを体感させてもらえたことは一生涯の思い出となったし、「すべてはマリノスのために」という言葉も忘れることはないと思う。
チームを鼓舞する、声をかけて盛り上げるというのももちろんだが、そのプレーにも気迫があった
何があっても追い続けるその精神力
どんなに屈強な相手にも負けない体の強さ
そしてどこまでも走り続ける無尽蔵のスタミナ
これ以上に心強い存在はなかったと思う
なかなか勝ち越せない試合での後半途中出場
それだけで勇気や自信が湧いてくる
点を決めるまで諦めることはなかった
そしてその後ろ姿は本当にカッコ良かった
1人の人間として、目標にしたい姿である
当然別れは悲しい
でもなんだかポジティブな感情が心にあるのも感じる
これも大津祐樹という人間のパワーなのかもしれない
大津祐樹という選手を応援し、共に優勝できたこと
1人のサポーターとして、とても誇らしい
また違うところでも、多くのサポーターを魅了する選手となって欲しい
欧州規格のアタッカー
FW エリキ
何から書いていこうかなかなかまとまらない
いや、気持ちがまとまっていないと言うのが正しいのかもしれない
レンタル満了の報せが届いてからもう1ヶ月が経とうかというところなのに、まだそんな状況であることに気づき、自分自身が1番びっくりしている。
今までの時間は、おそらく理解するために使ったのではなく、決まったことは割り切るしかないと諦めるために使ったんだと思う。
正直、今年はもうエリキがいないというのは想像し難い
サポーター泣かせのどんでん返しで、あっという間に決まってしまったのだから、自分に限らず誰しもが無理もないことだと思う
その中でもやはりある程度気持ちは消化しなければならない
色々思い出してみようと思う。
うちに来て初めてゴールを決めたのはアウェイの名古屋戦
初っ端からバイシクルだった
あの時はまさに度肝を抜かれたというか、意味が分からなすぎて笑っていたと思う。
移籍後最初に決めたゴールがバイシクルだったという選手は世界でどれくらいいるのだろうか
俺は今の今までそんな話聞いてことがない
すごい。とにかくすごいFWだった
FWとして要求される場所への飛び出しは欠かさないし、プレスもガンガンかける
そこまでできて、なおかつ時にはその快足を活かしたエリキにしか決められないゴールも奪ってみせる
個人的には欧州5大リーグにも十分チャレンジできるのではないかなと思っていたりもする。
まさにこれぞアタッカーという活躍で、いつの時もチームの攻撃を牽引していた
その活躍に、心から感謝したい。
ふと、思い出した“シャツイン”の姿が懐かしい
シャツを入れた瞬間から、点が決まるぞ!と画面にかじりついた
最終節の2点目を入れた時もたしかシャツは入っていた
エリキを思い出した時の姿はいつもそんなような気がする
そして何より、点を決めた後の笑顔
あれは誰しもがイチコロで落ちてしまう、究極の笑顔
ゴールした瞬間が普段の何倍も幸せに感じられた
なんだか希望の塊のような
エリキはいつも輝いて見えたし、常にみんなを笑顔にしてくれていた
だから正直いつになっても整理はつかないと思う
でもそれが横浜F・マリノスのエリキを物語っているのだと思う。
噂通りならきっと中国でプレーするんだろうけど、もし戻りたいと思ったら是非いつでも戻ってきてもらいたい
そして何かに挑戦をすると言うのであれば、それもまた陰ながら応援したい
VAMOS Erik!!!
以上、筆者より退団する選手方へ向けたラブレターでした。
所々イタい部分はあったかもしれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました🙇♂️
お別れをしっかり済ませ、次回から21シーズンに本格的に触れていくということになるかと思います。
投稿したらまたツイートしますので、よろしければ是非ご覧ください。
ご拝読ありがとうございました
退団選手一覧
GK 朴一圭 →サガン鳥栖
DF 前貴之 →松本山雅FC
DF 山本義道 →ジュビロ磐田
MF 杉本竜士 →横浜FC
MF 泉澤仁 →ヴァンフォーレ甲府
MF 仙頭啓矢 →サガン鳥栖
FW エジガルジュニオ →V・ファーレン長崎
FW ジュニオールサントス →レンタル満了 サンフレッチェ広島
FW 大津祐樹 →ジュビロ磐田
FW エリキ →レンタル満了 未定
FW ブラウンノア賢信 →水戸ホーリーホック