第1363回 toto予想大会
はじめに
新たな環境に身を移した人もそろそろ慣れてきた頃かというGW前最後の週末を迎え、J1は第9節、J2は第11節が開催される。
普段は独り静かに予想しているが、今節はこうして予想を書き込んで意見を共有しあう楽しみも味わいたいと思い筆をとった。
J2に関してはやや知識が不足しているため(本当は時間が無いから)J1のみとなるが、今節の勝敗予想をここに書いていく。なお、言うまでもなく結果は保証しない。
勝敗予想
サンフレッチェ広島vsFC東京
公式戦5連勝、そしてリーグ戦に限っても5連勝している好調の広島は、リーグ戦で直近4試合勝利がなく、順位も11位でスロースタートとなっているFC東京と対戦する。
現在、両チームの通算対戦成績は、ホームチームから見て16勝11分18敗とほぼ互角。一方でリーグ戦におけるこの対戦で広島が最後に勝利したのは2019シーズンの第23節であり、その後はFC東京が4勝2分と大きく勝ち越している。また、広島のホームゲームに限っても2018年以降FC東京は一度も負けていない。
ここ数年の成績を見ればFC東京に分があるようにも見えるが、今シーズンのFC東京は現時点で2勝3分3敗とまだエンジンがかかりきっていない様子である。それに対し、広島は5勝2分1敗で3位につけており、かなり調子が良いと言える。そのため、今節は広島が7試合ぶりにFC東京を倒すと予想する。
ヴィッセル神戸vs横浜F・マリノス
今季6勝1分1敗で首位を快走する神戸は、ホームで昨季王者横浜FMを迎え撃つ。共に5点で得点ランクトップを走る大迫とアンデルソンロペスを擁しており、スコアレスの塩試合になることは考えにくい。
通算対戦成績では横浜FMの29勝15分12敗と大きく勝ち越しており、直近5試合で見ても4勝1分と偏っている。また、敵地での試合では2012シーズンから10試合連続で負けがない。
過去の成績で見れば、かなり横浜FMが優勢と見られるものの、今季の神戸は昨季までとは一味違う様子を見せている。それを踏まえると神戸勝利に賭けることが有力な選択肢となるが、ここは一度頭を冷やすべき。
神戸がここまでで勝利した相手は、福岡、札幌、G大阪、鳥栖、京都、鹿島であり、京都と福岡以外は全て12位以下に沈んでいるチーム。また、勝利できなかった新潟と浦和はいずれもボールを保持する傾向にあり、これらを踏まえると横浜FM相手では苦戦を強いられると思われる。よって今節では横浜FM勝利を予想する。
アルビレックス新潟vs鹿島アントラーズ
昇格組ながら健闘を見せる新潟と、昨季の監督交代から厳しい試合が続く鹿島との一戦。
通算の成績ではもちろん鹿島が勝ち越しているが、今季に限ってはこのデータを信頼することは難しい。コンスタントに点を取っている新潟の攻撃陣に対し、前節ホームで大量失点を喫した鹿島の守備陣がゴールを守り切るというような展開は想像しづらく、また得点力もそれほど無いことから新潟勝利が順当。
ただし、大量失点の後であるということを考えれば、万が一のための鹿島勝利予想も悪くは無いかも…
名古屋グランパスvs湘南ベルマーレ
勝ち点2差で首位の神戸を追う2位名古屋は、前節昨季王者の横浜FMとのドローゲームを演じた湘南を迎え撃つ。
名古屋は、優勝した横浜FMと並びリーグ最小の失点数を記録しつつも得点が少なく勝ち点を伸ばせなかった昨季と比べ、今季は攻撃力が増しており、ユンカー、永井を筆頭に攻撃陣が躍動している。
一方の湘南も、積極的なプレッシングで昨季より試合を優位に進める展開が増加しているように思える。しかしながら名古屋の攻撃を抑えられるかどうかは怪しく、かと言ってその守備を崩すこともまた期待しにくいことから、名古屋の勝利を予想する。
ガンバ大阪vs横浜FC
前々節にようやくリーグ初白星を挙げたG大阪は、未だ勝ちがなく最下位に沈む横浜FCと対戦する。順位の近い両者にとって今節は重要な"シックスポイントマッチ"で、G大阪としては勝って浮上のきっかけに、横浜FCとしては降格権を脱出する糸口としたいところ。
両者ともにあまりいい成績を残せておらず、直接対決の回数も少ないことから予想の材料となるデータが少ないが、今節は無難にG大阪の勝利を予想するべきだろう。ただし、順位が近いわりにかなり予想が偏っていることから、それ以外の勝敗を予想し的中させれば、当然大きなバックが期待できる。
北海道コンサドーレ札幌vsアビスパ福岡
前節、互いに敗戦を喫した札幌と福岡は今節、北の大地で相まみえる。通算対戦成績は札幌の15勝10分14敗と拮抗しており、両者に十分可能性があるゲーム。
おそらく注目されるのは札幌の攻vs福岡の守といったところだろうが、個人的に注視しているのは、福岡の攻撃力。今シーズンのリーグ戦8試合のうち4試合で複数得点を挙げており、これが現在福岡が6位という好位置につけている大きな要因である。一方の札幌は得点が多いものの失点もかさんでおり、8試合で17失点と1試合平均の失点数が2点を超えており、福岡の勝利が有力。
京都サンガF.C.vsサガン鳥栖
前節、パトリックの恩返し弾でG大阪を下した京都は、ホームに鳥栖を迎えての一戦となる。
鳥栖は今シーズンに入ってから得点力不足に悩んでおり、8試合で6得点ととても厳しい成績となっている。対するは曺貴裁率いる京都であることから、失点をしても取り返せるかが重要となるが、それを期待するのは少し難しいだろう。むしろ京都としては、より上位に進むためにも順当に勝利しなければいけない試合と位置付けられる。
セレッソ大阪vs柏レイソル
上位進出に向けて勝利が欲しいC大阪は、ホームで17位柏と相対する。
今冬に獲得したレオセアラや約13年ぶりに復帰した香川真司の活躍などもあり、C大阪は全体のちょうど半分の9位まで浮上した。更なる上位進出を目指す今節の相手は、前々節に8か月ぶりの勝利を飾り残留争いから脱したい柏である。
C大阪は開幕3試合から勝ち無しと出だしこそ悪かったが、その後は少しずつ調子を上げており、未だ浮上のきっかけを掴んだとは言い難い柏にとっては厳しい戦いとなることが予想される。
特に気になるのは、8試合で5点という得点力の無さで、これは最下位の横浜FCをも抜いてリーグ最少の数字。昨季も主力として活躍していた細谷やマテウスサヴィオに加え、新加入のフロートなど期待できる要素が無いわけではないが、まだその火は燻っている模様。
もっとも、この試合がその火種を爆発的に大きくさせる可能性もはらんでいるが果たして…
川崎フロンターレvs浦和レッズ
開幕から不調に苦しむ川崎は、本拠地等々力にACL決勝前最後のリーグ戦となる浦和レッズを迎える。
単純に今シーズンの成績だけを見れば浦和の勝利を予想するのが妥当だが、それは早計だろう。川崎は前節こそ敗れはしたが、その前の札幌戦では4得点、ミッドウィークのルヴァンカップ清水戦では6得点を挙げており、エンジンが温まってきた気配を感じさせる。対する浦和はACL決勝前最後の試合であり、なんとしても勝ってサウジアラビアの地に向かいたいと考えているだろう。
データでは拾いきれない要素が多くあり、勝敗を予想することは困難を極めるが、今節は川崎がシーズン3勝目をマークすると予想する。
おわりに
以上が今節のJ1の勝敗予想となる。ぜひコメントなりツイートのリプなりで意見を聞かせてほしい。最後に改めて言っておくが、結果の保証はしない(当たった時は感謝してくれると嬉しい)。