F・マリノススポーツクラブが実施するホームタウン・ふれあい活動
皆さま、こんにちは。
横浜F・マリノスを運営する横浜マリノス株式会社の法人営業部です。
いつもクラブへ熱いご声援をいただきありがとうございます。
今回は、一般社団法人F・マリノススポーツクラブ 地域連携本部より、クラブのホームタウン活動についてお伝えしたいと思います。
「ホームタウン活動」をはじめて耳にする方もいると思います。実はJリーグが開幕した1993年よりJリーグやJクラブの活動より生まれた言葉です。
「ホームタウン」=「クラブの活動拠点」
それぞれの活動拠点で、地域とともに取り組む活動をホームタウン活動と呼んでいます。横浜F・マリノスは、「横浜市」「横須賀市」「大和市」をホームタウンとさせていただいており、合計約438万人の市民の皆さまのもとで活動をしています。活動内容は後記しますが、サッカーを軸としないこともポイントです。
また、横浜F・マリノスの特徴として、ホームタウン活動の事業方法があります。Jリーグ開幕以来、横浜F・マリノスのホームタウン活動は、横浜マリノス株式会社として取り組んできました。その中、2020年に「一般社団法人F・マリノススポーツクラブ」を設立。設立の目的の一つには、さらなるホームタウン活動の充実があり、地に足をしっかりつけ、活動範囲の拡大はもちろん、より地域の課題解決に寄与できる環境にしました。
F・マリノススポーツクラブでは、
「この街が、「100年先」も、「夢」と「幸せ」に溢れる街であるために。」
を理念に置き、大きく3つのテーマでさまざまな取り組みをしています。
1. 「スポーツで繋がる、創る」
スポーツのチカラで人と人を繋ぎ、地域社会の未来を創るエンジンにスポーツを、レクリエーションや競技としてだけではなく、人と人とを繋ぐことで、街の未来やより豊かな地域社会を創出していきます。
2. 「あらゆる人に、スポーツを」
あらゆる人がスポーツを楽しみ、夢を追うことができる環境・機会を創出し、地域社会をスポーツでもっと幸せに老若男女、障がいの有無問わず、誰もが気軽にスポーツを楽しめる環境、あらゆる人がスポーツと関わり夢を追うことができる機会を創出していきます。
3. 「この街から、世界へ」
世界で活躍できる選手を育成し、子供たちと地域社会に夢と未来を子どもたちの無限の可能性を追求することで、子どもたちに世界への夢と未来を提供していきます。
昨今、SDGsや社会貢献という言葉がさまざまな場面で登場するようになりました。
私たちも1993年のJリーグ開幕以来、SDGsに該当する取り組みを続けており地域をはじめ多くの皆さまとふれあっています。
では、地域連携本部の活動をご紹介いたします。
大きく2つの活動に分かれています。
①サッカーを軸としない活動➤「ホームタウン活動」
②サッカーを軸とする活動➤「ふれあいサッカープロジェクト」
① ホームタウン活動
地域が抱えている課題の解決に結び付く取り組みやSDGsなど社会問題に寄与する活動。また、地域や企業と一緒になって行う活動(シャレン!)などが主たるところです。
「シャレン!」はJリーグ用語の一つで、社会連携活動のことです。クラブと地域だけではなく、そこに企業や団体も加わり、一緒になり街づくりや豊かな地域社会を創っていくことをJリーグ全体で取り組む活動です。
例えば、
・昨今、客離れが著しい商店街にクラブが関わり、賑やかし、または発信することで集客へ寄与する。
・社会が抱える課題(温暖化、環境など)に対する取り組み。
・学校や子どもたちの学習意欲向上に結び付ける取り組み。
特に、学校においては、交通安全を学ぶ「はまっこ交通安全教室(学校、行政、警察、企業との連携)」の実施や、小学生が横浜F・マリノスをテーマに課題解決の学習を進める「F・マリノスプロジェクト」などは大きな評価をいただいております。
シャレン!の取り組みとしては、クラブとパートナー企業、地域が三位一体となり、日産スタジアムの「フレンドリールーム」を実施しています。
フレンドリールームは、障がいや病気などさまざまな事情により、一般席での観戦が難しい方が安心してご観戦いただける観戦ルームです。
今シーズンは、主に横浜こどもホスピスのご家族を招待しています。
② ふれあいサッカープロジェクト
その名のとおりサッカーを通じて地域の皆さんとふれあう活動です。
老若男女、障がいがある方々の他、サッカーにはあまり興味の無い方も対象に活動しています。
例えば、
・高齢者の運動機会の創出と健康増進のための運動(認知症予防)。
・親子サッカー教室など、子どもと親が一緒になって運動する機会の提供。
・障がい者サッカーやインクルーシブスポーツへのサポート。
特に、障がい者サッカーにおいては、2004年にJリーグクラブ初となる知的障がい者サッカーチーム「フトゥーロ」を設立しました。
今年度は、高校生から50歳代と約130名が選手登録し、日々トレーニングに励んでいます。
また、同じく障がい者サッカーの一つである「電動車椅子サッカー」は2002年から横浜F・マリノスカップを開催し今年で19回目を迎えました。
さらに、知的・発達障がいのある児童を対象にサッカーの楽しさを伝える「にじいろクラス」や「ふぁんタイム」など、障がいがあっても気軽にサッカーやスポーツを楽しめる環境、そして障がいの有無に関わらず健常者も障がい者も一緒にスポーツを楽しめるインクルーシブな社会を目指し、日々活動しています。
SDGsへの取り組みとしては、Jリーグ・NTTグループとの協働プロジェクト「THINK THE BALL PROJECT 」に参画したり、気候変動に対する取り組みを加速させています。
あわせて、「#命つなぐアクション」では、「救える命を、ひとつでも増やすために。救える術を、ひとりでも多くの人に。」を目的に、救命及びAEDの普及に取り組んでいます。
ホームゲームでは、日本体育大学保健医療学部救急医療学科と連携協定を結び、救急救命士を志す学生と、救急救命士の資格を持った大学院生や教員がAEDと救護セットを携行し、ライフサポートチームとしてスタジアム内を巡回してくださり、体調の優れない来場者などに素早い処置を施しています。
他にも数多くの活動を続けていますが、私たちの活動にGOALはありません。
加えて横浜F・マリノスだけで成し遂げられる活動は多くはありません。
この活動をサポートいただける皆さまと、一緒に持続させることで地域社会が豊かになり、そして誇りに思われる存在になることを夢見て、これからも多くのマリノスファミリーとともにさまざまな活動に取り組んでいきます。
クラブスローガン「この街には、横浜F・マリノスがある。」を胸に。。。
末筆ながら恐縮ではございますが、今回ご紹介いたしましたホームタウン・ふれあい活動を日ごろより支えていただいているサステナブルパートナーの皆さま、賛助会員の皆さまに心より感謝申し上げます。これからも活動を拡充させることで地域社会に貢献できるクラブとなれるよう、多くの皆さまのサポートをいただければとても心強い限りです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
<追記>
横浜F・マリノスぽーと3周年企画 #命つなぐアクションイベント 開催のお知らせ
ファン・サポーターのための情報発信・体験ブース『横浜F・マリノスぽーと』が、オフィシャルパートナーである三井ショッピングパーク ららぽーと横浜に誕生してから、今年9月で3年を迎えることができました。
背番号「3」を背負い戦った松田直樹さんを偲び、#命つなぐアクションの一環として、9月29日(日)にららぽーと横浜様、日本体育大学保健医療学部救急医療学科の皆様、株式会社ペガサス様との連携した取り組みとして「AED講習会」と「防災講話・ワークショップ」を実施いたします。また、当日は「横浜F・マリノスぽーと」にて、はまっ子防災ガイドを配布いたします。
これまでの周年イベントの内容は、選手出演やプレゼントなどの販促プロモーションが中心となっていました。今回は、#命つなぐアクションにご賛同頂いたららぽーと横浜の全面協力のもと、初めて、販促ではない、社会貢献活動のイベントの実施となります。
パートナー企業様とも手を取り合いながら「#命つなぐアクション」の普及啓発活動を今後も力強く推進して参ります。
横浜F・マリノスのパートナーシップにご興味をお持ちいただいた方、またご不明な点をお持ちの方は次のサイトからお問い合わせいただけます。
最後までお読みいただきありがとうございました!