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Jリーグチップスの思い出 2003①
8年ぶりの優勝を完全優勝で飾ったシーズン。トリコロールを封印した全身ネイビーのユニは、前年どころではなく物議を醸した。しかし、このユニに愛着が湧くのに時間はかからなかった。
1stステージはアウェイの開幕戦で磐田を4-2で撃破し、上々のスタート。概ね順調に勝点を積み上げてきたが、第9、10節では初の連敗を喫する。ところが、中断中に柳想鐵が電撃復帰。その効果もあり、中断明けの残り5戦は5連勝。最終節では満員の横国で神戸を3-0で破り、2000年以来のステージ優勝を果たした。
第1弾
レギュラーカード
043 松田直樹
チームが優勝に突き進む中、この年の松田は心身ともに不安定だった。当時の岡田監督に、1週間練習に出て来なくていいと言い渡されたりもしたという。完全優勝が決まった瞬間の涙は、シーズンを通して貢献できなかった悔しさのためだったのだろうか。
044 波戸康広
1stステージ第10節まではレギュラーだったが、その後は頚椎捻挫の影響により出場できず、波戸にとっては悔しいシーズンだった。波戸の抜けた穴を埋めたのは、復帰した柳想鐵だった。2004年途中で柏に完全移籍。その後、大宮を経て、2010年に横浜に復帰したときは驚いた。
045 佐藤由紀彦
石川直宏と入れ替わるようにFC東京からレンタルで加入し、その後完全移籍。横浜では良さを出し切れなかった感がある。何より気の毒だったのは、2ndステージ最終節磐田戦で、榎本哲也の一発退場の煽りを食って交代させられたこと。
046 奥 大介
横浜の背番号14といえば奥大介。そんなイメージが強く焼きついたシーズン。持てて出せて点が取れる。セットプレーも得意。当時、奥大介こそが自分にとってのヒーローであり、アイドルだった。ちなみに、ふくらはぎが太すぎてこむら返りになるため、ソックスを上まで上げられなかった。
047 久保竜彦
広島時代、それほどゴールを量産しているイメージはなかったが、加入すると規格外の身体能力でゴールを量産。1stステージ第7節アウェイ鹿島戦ではハットトリックを達成するが、ちくしょう行ってねえ。1stステージ第14節アウェイガンバ戦では、鬼門の万博で身体能力を活かした2点を挙げ、優勝に王手をかけた。
048 マルキーニョス
東京Vからレンタルで加入した当初は5月一杯の契約だったが、あっという間に欠かせない重要戦力となり、契約延長。真面目でさぼらない選手で、完全優勝にも大きく貢献したのに、2003年限りで契約満了となる。その後、敵として何度も痛い目に遭わされたが、まさかまた味方になるとは。
2002.11.20 アルゼンチン戦出場全メンバー
NJ-05 松田直樹
2003.3.28 ウルグアイ戦出場全メンバー
残念ながら、横浜在籍選手は入っていない。OBはいます。
オーバーシーズプレイヤーズ
ネット限定販売のJリーグチップススペシャルボックスにのみ封入された。2003年3月時点で海外クラブに在籍している選手で構成。川口能活、稲本潤一、小野伸二、中田英寿、中村俊輔、鈴木隆行、高原直泰の7人。横浜OBを載せておく。
SP-1 川口能活
SP-5 中村俊輔
その他
チェックリストC-1
表面に1stステージ開幕戦の磐田vs横浜の写真が使われている。喜ぶ横浜の選手と磐田サポとの対比、いい写真だねえ。
続く。