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テクニックか戦略か

先日講義をさせていただいた町のある参加者の方から感想をいただいた。要約すると…

自分が林業の仕事に就いたとき、いきなり技能(テクニック)の話から始まった。当時は「すぐに使えるスキルを教えてもらえる」ということでなんの疑問も感じていなかったが、そのうちに行き詰まってきて悩んでいたところだった。

今回話を聞いて、何のために仕事(作業)をするのかをまず問う・考えるということがいかに大事かを知った。これからの若い人には、まずこういうことを学んでから現場に臨んでほしいと思った。

知ってしまうことで現実とのギャップに苦しむ、ということもあるので必ずしも万能ではないのだけれど、それでもこちらの言いたいことが伝わるというのは素直に嬉しい。

そんなことあたりまえじゃないか、という「あるべき論」だけでは現実には前に進まない。

眼の前の仕事をこなすための技能習得と、もう少し先のことを考えることのどちらが大事か、ではなくて、どちらも大事(車の両輪)。

近自然ってそういうことを包括するおはなし。

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