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『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』 春日太一
2019年2月20日読了。
①無双!春日太一!
映画史研究家 春日太一さんは
トーク無双と呼ばれている。
ロジカル、パッション、ヴォイス、
が整っている。
そして、なんと言っても、著作が
素晴らしい。
とりわけ、この一冊、
大女優 岩下志麻の記憶と女優魂を
見事なまでに引き出している。
②岩下志麻 作品の思い出
私にとって、思い出の作品といえば
『極道の妻たち』であり、
私の母の故郷がロケ地となった
『悪霊島』
なのだが、50を過ぎた頃に、
小津安二郎 監督作品の
『秋刀魚の味』を観たのだが、
昭和37年の日本、特に父と娘を
描き、岩下志麻は24歳、
笠智衆の娘を演じているのだが、
その美しさに、度肝を抜かれた。
度肝を抜かれた…と言えば
③ゴロウデラックス
に、春日太一さんが、
『美しく、狂おしく』の紹介で出演した回
に、ゲストで、岩下志麻さんが出演。
そこで、繰り広げられる、
春日太一ナビゲートで、
名シーンを観ることになるのだが、
『卑弥呼』『鬼畜』…
絶句である。凄すぎる…
それにしても、美しい。
女優道を歩いているからだろう…