『デトロイト』
2019年7月9日
Netflixで鑑賞。
詳しくはググッてね。
①1967年
それは、私が誕生した年だ。
わずか、50年前、
奴隷解放宣言もされ、
公民権運動も行われている
アメリカ合衆国での現実を
映画を通して知らされる。
マーチン•ルーサーキング牧師は、
人種差別と戦い、
ベトナム戦争と戦い、
この後、凶弾に倒れる…
事実に基づくストーリー…
悲しくて、苦しくなる、
この時、40数年後に
アメリカ合衆国大統領が、
黒人であることを想像できた
だろうか…
これは、ベトナム戦争の映像ではない、
デトロイトでの黒人暴動の鎮圧なのだ
②警官の黒人射殺
1967年の話だが、
この近年でも、毎年、約300人の
黒人が警察官によって殺されているという。
殺された黒人が武器(銃やナイフ)を
所持しているのは約30%
しかし、警察官からは、
全員が武器を所持しているように
見えるのだろうか、
この映画でも、黒人を射殺した
警察官たちは、裁判で無罪となる。
この現代でも、有罪とされる
警察官は1%だという。
『デトロイト』で一躍有名になった
俳優は、ウィル•ポールターだ。
このお坊っちゃん顔の警察官が
若さと無知ゆえに、いかに、
怖ろしい行動に出るかが描かれている。
俳優冥利につきるとはいえ、
嫌だったろうなぁ
おぼっちゃま顔なのに、怖い…
というか、憎たらしくて、たまらない、
しかし、その時代、彼らのような
警官は、正義だと思っているのだから、
それが、マヂで怖い…
③キャサリン•ビグロー監督作品
高身長で、美人の
女性監督。
『ハートロッカー』
『ゼロダークサーティ』
の監督、
そんな彼女が、徹底したリサーチと
裁判に引っかからないように、
配慮や考慮した上で、
撮られたのが、『デトロイト』だ。
1967年の実話ベースなのだが、
実は、決して、昔、昔の話ではなく、
現代にも、世界中に、
起きている話なのでもある。