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初めましてのご挨拶②飼育観念

前回に引き続き、第二回はお気持ち表明という名の自己紹介をしていきます。

本題の前に余談ですが、今年が始まってから今日まで、PayPayと銀行の売り上げ込み入金額が12万強、出費が10万強…つまり今手元に残っているのは2万ほど…いや使いすぎじゃね?
この2万もすぐに何処かへ消え去ります。
もう少し生体に割く金減らさないと飼育崩壊寸前ですよオニィサン…

ということで増種しました!(?)
ツカモトフタマタです

ずっとやりたかった虫の一つ。
「使うの早すぎだろ!」とツッコミを入れた画面の前のアナタ、大正解です。金が手元にあったらすぐ使いたがるのは悪い癖ですね。
それよりメスの状態がちょっと怪しいです…
常識ですが購入は自己責任なので、残念なことになりたくないなら、皆さんも知らない人からは極力買わないようにした方がいいですよ。お前がな

何はともあれ、いい加減本題に入りましょう。
前回の記事をご覧になった方はお分かりかと思いますが、我が家にはドルクスが多いですよね。私はこの数年間ほとんどドルクスしかやってきてません。そして比較的wdからのインライン個体が多かったはずです。
つまり、私が理想としているのは、wdインラインの過剰累代による固定と、wdのようなそれはそれは綺麗な個体の作出です。特にドルクス。
そして産地や累代の響きや印象にもそれなりに拘って集めているつもりです。所謂SNSで稀に見る"ラベルを飼ってるヤツ"です。
基本的に極太、大型、カラーアイには興味ないですね…

前回紹介したホペイなんか最高ですよね。
うっひょ〜たまんねぇなこりゃ!と。

南靖県 WF2

こういうのがいいんです。
こういうのでいいんです。

ナガランド WF4

自分でもなぜかわかりませんが、CBって嫌なんですよね。響きが良くない。一方でWDとかWF◯って響き良くないですか?
ドルクスは比較的インブリに強いですが、シカやフタマタはそうも行かないので、CBでもある程度許容しています。

同じような感性の方は少なからずおられると思います。でもまだまだ少数意見ですよね。
是非広めていきましょう!

私みたいに、流通の少ない虫や中〜小型の虫を好んでやっている方の中には経験された方もいるかもしれませんが、よく「珍しい種類が好きなんだね(=キモい)」とか言われがちですが、これは誤解です。真っ向から否定させていただきます。
これを否定したところでガキが逆張りしてんだろとか嘲笑されそうですけど、そういうのはやめてください。そもそも虫にメジャーだのマイナーだの区別を付けることが既に間違ってる気がします。虫やってる人自体マイナーな存在なのに…

私の虫の好みの決定要素は、第一に形状、第二に飼育難易度からなるので、珍しさというのは基準には私には全く関係のないものです。

あと虫の「かっこいい」という概念がよくわからないんですよね。知り合い曰く人によって表現が異なるだけらしいですが、かっこいいというのは戦隊モノとかガン◯ムの類と同じ感性のかっこいいなのでしょうか?だとするとそれがよくわかりません…私は造形がいかに美しいかで判断してしまうので、イマイチピンと来ない表現です。目指している所の違いもあるのかな。

あ、そうそう。ここで一つ、クワガタムシの造形に纏わる昔話をしましょう。
私が小学生の時、父に連れられ、初めてクワガタ採集に行った時、そこで出会ったのがミヤマクワガタでした。あの光景は今でも忘れられません。

2024年6月中旬の写真。また採集行きたいなぁ。

大きな羽音を立てて街灯の下に落ちてきたそれ。
それはとても輝いていて─────

そう長々と語る暇はないので省略しますが、あの耳状突起や大顎先端の二股etc. どこをどう取っても完璧としか思えませんでした。
つまり外見に惚れたんですね。
あれが面食いブリーダーの始まりでした。

その後は一緒に取ったメスをホームセンターのマットの中に突っ込んで、卵を産ませて幼虫を…

なんて上手くは行きませんでした。
当初はスマホもパソコンもなく、書籍を買う金なんてものもないので、夏場の常温で産卵させて、ほとんどが落ちてしまいました。
そもそも産卵したのが奇跡です…
最終的に手元に残った幼虫は5匹もいなかった記憶があります。羽化できたのいなかったんじゃないかな…とにかく惨敗でしたね。

次にブリードに挑戦したのはオニクワガタ。
(北海道はこんなんしかいないので)

自己採取からの累代
飽きて放置してしまいました…

こちらは冬の山に行って切り株を割って出した幼虫から累代が成功していました。中学生に上がってからは、材料も微量ながら増したので、毎年同じ産地で材割してラインを増やしたりしていましたが、高校に入ってからはどんどん端に追いやられ、とうとう絶えました…
オニクワの何が良くて続けてたのかは不明です。

初ブリードがミヤマとオニ…全国探しても少なそうですよね。道内では特に普遍的で、国産種としては造形の癖の強い2種を最初に知ったのも、今となってはいいプロセスだったかなぁと思っています。

ところでなんで君は極太ホペイを持っているのかな?と思われた方も多いでしょう。
こちらは羽化オペの練習用です。
極太血統のスタイルが嫌いだとかいう訳ではありませんが、これはあくまで私の目指しているものではない、ということです。

北峰 HGX
羽化オペ練習用

購入元によると、この系統は形状重視でサイズは期待できないとのことでしたので、羽化オペ用には尚更良いですね。慣れてなさそうな添加と飼育方法で不全させましょう。酷い文章だなぁ()

虫を仕上げる上で、自力で羽化させて汚くなるくらいなら、人が力を添えてやって、それで綺麗になるならいいよねというスタンスです。
なのでうちでは基本的に前蛹で露天掘りにしています。ボトルや蛹室の状態が余程悪い時と、絶対に完品に仕上げたい個体のみ人工蛹室を使用しています。それでも形成不全を起こしたり、蛹化、羽化のタイミングが合わなければオペできない場合があるので意味ないですけどね笑

下のアンテは蛹の形成不全で、それの影響もあったのか、蛹化時にポンプが上手くいかなかったようで、顎垂れ、前胸の歪みが目立ちます。
ただバチクソに太く、迫力がえげつなかったので、極太ホペイの上限突破個体みたいな雰囲気はありました。アンテは低温スペース食うのでしばらくはやりません笑

時間のない朝に蛹化したがために
学校から帰ってきたら固まっており手を出せず…
顕著な顎垂れ
太さだけは半端ない
前胸歪みと腹ボテ
勿体無い虫になってしまった

恨むぜ学歴社会…将来どうしても付き添いしたい個体がいたら簡単に休めるような会社に就きたいですね。そんな会社あってたまるか

まだまだ語りきれない熱い想いは沢山ありますが、書きすぎても引かれてしまうので、今回はこの辺にしておきましょう。それでは〜

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