生成AIの競争、米中攻防戦
日本は蚊帳の外って感じになったAI競争
巻き込まれなくていいのか、どうかは不明だが日本も対岸の火事として見ていることはできないはず。
蓮舫さんが「二位じゃダメなんですか?」ではない!
スパコンに関しては二位じゃダメなんです。No. 1こそすべての世界。
さて、先週のDeepSeek騒ぎですが、すでにここでも(Noteの世界で)評価されていらっしゃる方々がおります。
私の知り合いと言っていいのか、日本外国特派員協会の記者会見で昨年の2月1日に、スタンフォード大学の専門家である、Andrew Ng氏と会見でやり取りをし、名刺交換までしました。
ここで、私は彼に質問を投げかけて見ました。
AIが賢くなってきているけど、人間は馬鹿になっていないか?と。
Ng教授は、そんなことないよって。
人間もそれなりに賢くなってもっとAIと共存できるようになる。
つまり、かなり楽観的でした。
同じ質問を昨年10月10日に、千葉工業大学学長の伊藤穰一さんにの投げかけてみた。
こちらは、私が現在IT委員会の委員長であり、うちの委員会(実際、私)が主催したイベントで質問をさせていただきました。
伊藤穰一さんも同様の意見でした。
今回はDeepSeek Shockというのがありました。
NVIDIAのバーチャルマネーの株価が一瞬で90兆円が消えました。
株価だから、換金するまで実在しないおカネですけど、NASDAQも3%下落したとのことです。
Ng 教授のメルマガより:
ここで言えることは、技術の進歩によりトレーニングコストが非常に下がりつつある。
そして、中国が米国の生成AI技術に追いついてきている。
中国のDeepSeek R1がオープンウエイトモデル(Open weight models) を公開したことによって多くの人たちが学習済みデータを活用し、ファインチューンできるようになりました。
そもそも、DeepSeekは以前から研究者の間では脅威であったと。
それは、数多くの特許を出願していたからであり、いつか牙を見せるだろうと。
それが先週でした。
何が脅威かというと、Ng教授によると、OpenAI社はo1での100万トークンの出力に約$60掛かっているがDeepSeek社 R1では$2.19とのことで約30倍近いコストの差があるとのことです。
そうなると、契約せねばならない顧客はどっちへ行くか・・・
そこでストップ!
オンプレミスで設置できても、そのシステムは意図的な情報漏洩など大丈夫か?
つまり、中国産ってことは(お察しください)
ここで一つ間違えてはならないのは
技術的にできるが、倫理的にできないことがあることです。
よくこれを勘違いする人たちがいます。
クローン技術も同様で、この技術を使えば色々な病気を治すことができると言われています。
しかし、人間のクローンを作っていいのかというと、またそれも問われます。
Ng教授も伊藤さんも技術を規制するのではなく、利用方法をしっかり考えろと訴えています。
Open Weight Model だから尚さらそこが問われるかなと私も考えてしまいます。
例えば、この表紙に使った女性の画像は Google Labsの ImageFXを利用して作りました。
こんな素敵な女性がプロンプトを工夫したら生まれてまう時代です。
今回のDeepSeek社ですでに情報漏洩の課題が上がっています。
単純な技術者の研究としては、サンドボックス化してどんどん使ってみたい。
あと、言語は日本語も使えるだろうけど、果たしてどこまでかというのが疑問になるが、これこそ面白そうな話である。
ある程度、使えるようになったら、もちろんこれを終活として使いたいからだ。
もしこれで1台のサーバで1000人くらいの特定人物(お客さん)の知恵や知識、そして声や映像を蓄えて格安でホスティングできるなら、私がクリスタルメソッド社の営業顧問としてお手伝いていたころのコストが1/1000以下に下がるのではと推測しています。
一番コストがかかるのは、ご本人たちのデータを入れること。
実際、今、これが普通に使えるとなると、4年くらい前に私と茅ヶ崎の友人の副住職が築地本願寺のプロジェクトでAI親鸞聖人製造で数億かかるものもほぼ100万くらいでできてしまいそうだわ。
すでに書物はすべてデジタル化されていると言われたので、あとは構築費と人件費(ほぼかからない)。