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フランス人彼氏との同棲生活~元妻との間に子どもがいた話~


こんにちは。
らしさナビゲーターの難波響子です。

フランス人彼氏との同棲生活、続きです。


これまでフランス人シリーズを
読まれた方は、

「なんだか上手くいっていそうだけど
何で別れたんだろう」と思った方も
いたかもしれません。

そう、実はまだ皆さんに
言っていないことがあったのですが、
クリスには、子どもがいたのです。

元妻との2人の子ども


もともとバツイチ、ということは
聞いていたのですが、

「子どもがいる」
ということは付き合った後、
同棲を始める前に告白されたことで、
つまり、
「後出しじゃんけん」だったわけです。

(なのでクリスの紹介プロフィールにも
敢えて書きませんでしたw)

元妻は日本人女性で、
フランスで一緒に暮らしていたある日
突然、元妻が子供(小学生2人)を連れて
日本に帰国。

離婚をして親権が母親に渡ったものの
クリスは子どもたちに会いたいがゆえに
日本で働くことを決めて訪日した、
ということでした。


同棲する前
「Kyokoには影響が出ないようにする」
と言われましたが、
子どもがいるのと
いないのとじゃ大違いだし、
そもそも隠していたことが問題じゃん。

と思い、まわりの友人にも相談し
結構悩みましたが、まぁ子どもと一緒に
住むわけじゃないし、なんとかなるか。

と、最終的には持ち前の自分の
楽観性に押され、同棲生活をはじめた、
という経緯がありました。


フランスの離婚後の子育てについて


日本では離婚後、子どもの親権を
母親か父親のどちらかが持つことが
当たり前ですが、フランスでは
「共同親権」が当たり前です。

たとえば、クリスのお兄さんも
バツイチ・子持ちで再婚しましたが、

お兄さんと元妻の子供は、
今週はお兄さんの家で過ごし、
来週は元妻の家で過ごす、とか

どちらかが都合が悪い時があれば
今日はそっちで子ども預かって~

みたいなことが、
当たり前に行われておりました。

そういう文化で育ったクリスから見たら
片方の親だけが子育てをする、
という日本の文化が信じられないようで

「もっと子どもに会いたい」
とよく嘆いておりました。

で、わたし自身は、
「元妻の子どもに自分たちの
生活の邪魔をされたくはない!」

と思う一方で、
何の罪もない子どもたちには、
本人たちが望むのであれば
ちゃんとお父さんにも会って欲しい。

自分の子どもなのに、
月に2回の面会だけ、っていうのも、
そもそもおかしな話だよなぁ
とも思っていました。

だから、クリスが子どもたちに
会いに行ける時は、

「良かったじゃん!行ってきなよ!」

と、本心から
見送ってあげたりもしていました。

しかし、ここから徐々に徐々に、
クリスとわたしとの生活に、
子どもたちが浸食してくることになるのです。

(つづく)

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