フランス人彼氏との同棲生活~家具の選び方や金銭感覚の違いについて~
こんにちは。
らしさナビゲーターの難波響子です。
今日はこちらの続きです。
https://note.com/yeti2010/n/ncb2dd5df845c?sub_rt=share_sb
フランス人彼氏と同棲生活を
はじめることになったわたくしが
驚いたことや印象に残っていることを書いていきます。
窓の外は天然の冷蔵庫
これはフランス人だからなのか
クリスだからなのかわかりませんが、
一番最初に驚いたのは、家具や家電選びへのこだわりが並大抵ではないことです。
同棲にあたり、当然ながら
家具・家電・食器類を買い揃えなければ
ならなかったのですが、相手のこだわりが強すぎてかなり難航しました。
クリスが先に新居に引っ越して、
その後私が合流する形になったのですが、
私が引っ越すまで、冷蔵庫すら
まだ買っていなかったですからね。
初めて家に遊びに行ったとき、
「え?!冷蔵庫まだ買ってないの?!」
と言ったら、クリスがおもむろに
窓をガラガラっと開けて、
「ハイっ!これが天然の冷蔵庫だよ!」
と満面の笑みでバルコニーの外に置いてある
お鍋を見せられたときは、マジで爆笑しました(季節は冬でした)。
執念の家具選び
更にすっごく時間が
かかったのが、家具選びです。
イ〇アとか二〇リとかも
行きましたが、ここが嫌だ、
これはセンスが悪い、などなどと
文句をつけては全く納得せず、
自分が思い描く理想の家具
(たいていアンティーク)を
見つけるまでは絶対にあきらめないぞ!
と様々な店舗や展示会を巡らされました。
基本的に家具選びに付き合わされるのは
苦ではなかったのですが、雪の日に
電車を乗り継いでベッドの展示会にまで
連れ出された日には、さすがに呆れて
笑ってしまいました(もはや祭りと思って楽しんだw)。
初めて知ったcraigslist
そんな中でも、あれは私の中でも
面白い経験だったな、
と印象に残っているのは
craigslist(クレイグスリスト)という
無料のオンライン広告サイトを使って家具の取引をしたことです。
craigslistはアメリカで始まったサービスで、
ヨーロッパでも有名なんだそうですが、
こちらのサイトでは、
海外に一定期間駐在し、その後母国に
帰国する人たちが「サヨナラセール」
などと銘打って、自分の家の不用品の
セールス広告を掲載することができます。
このサイトで気に入った物が見つかれば、
ユーザーがその広告主に直接コンタクトを
取り、実際にご自宅に訪問し、現物を見て
気に入ったら売買取引成立、という流れになります。
私が当時お邪魔したのが、
たまたま某外国の大使のお宅、とか
「この人は一体何のお仕事を
している人なんだろう?」と思うような
セレブのお宅ばかりだったので
まるで「突撃!海外セレブお宅訪問!」
的なテレビ番組の取材をしているような、
なかなかレアで面白い経験でした。
1回クリスが仕事の都合で
どうしても一緒に行けず、
「すごくいいテーブルで
他の人に取られる前に買いたいから、
キョウコ1人で行ってきて!」
と言われたときはさすがに
「えええ!」と思ったけれど、
代官山にある小洒落た邸宅で
気さくなマダムが対応してくれ、
猫足の素敵なアンティークの
ダイニングテーブルをかなりの
お手頃価格で手にいれられたときには、
すごく嬉しかったです。
ちなみに配送の手配ももちろん
各自でやるので、この後ドイツ人の
友人を誘って、クリスと私と3人で
家まで軽トラで運びましたw
フランス人はケチなのか?
クリスと付き合うまで
わたしが中古品を買うのは
せいぜい本くらいだったので、
「ええ〜新品買おうよ〜」
と最初はすごく抵抗があったのですが
実際に気に入ったものを手に入れたら
すごく大事にするし、
フランスでは、自分のお気に入りの物を
長く大切に使う文化があるんだな
ということがわかりました。
フランスに滞在していたときには
蚤の市にも沢山行ったし、
掘り出しものを見つけて安く手に入れる!
といった、宝探しみたいなことに
喜びを感じるんだろうなぁと思いました。
ちなみに「フランス人はケチだ」
という割と有名な説がありまして、
実際わたしもクリスに「ケチだな」
と感じたことは多々あるし、
フランス人の夫をもつ日本人の友人も
「わかる!ケチだよね」と言っていたので
「フランス人はケチ」説はわりと
真実だとは思いますが(笑)
別の角度から見ると、
本当に自分がいい、と思うものに
しかお金を払わない倹約家、
とも言えるなと思いました。
事実、クリスと一緒に
暮らすようになってから、自分の
身の周りをもっとお気に入りの物
で揃えよう!と、かなり意識が
変わったのですが、それは自分にとって
とてもいい影響だったな、と思いました。
同棲中のお金事情について
ちなみに、一緒に住んでいる間の
お金事情はどうだったかというと、
クリスの会社から家賃補助が
出ることもあり、食費以外は
すべてクリスが払ってくれていました。
そういった意味でも、真のケチ(って
なんだw)ではなく、本当にいいものを
自分が納得いく値段で買いたい、
という感覚なんだろうな~と思います。
あと、クリスはレシートも全部
しっかりと保管して、きっちりと
パソコンで家計簿をつけていました。
私は当時、
ファイナンシャルプランナー(FP)
の仕事をしていたのですが、自分の
お金に関してはめっちゃザルだったので、
恐らくクリスはガッカリしただろうな、
と今になって思います(ごめんよ、クリスw)。
長くなったので、
今回はひとまず、この辺で~。