土地価格

素人まとめなため参考程度にとどめ、必要に応じて専門家等に相談されることをお勧めします。
誤りや捕捉情報があればコメント等いただけると幸いです。

用語

地価公示

地価公示法に基づいて、国土交通省土地鑑定委員会が、適正な地価の形成に寄与するために、
毎年1月1日時点における標準地の正常な価格を3月に公示(令和5年地価公示では、26,000地点で実施)するもの

国土交通省: 地価公示 - https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000043.html

地価調査

国土利用計画法施行令第9条にもとづき、都道府県知事が、毎年7月1日時点における標準価格を判定するものです。土地取引規制に際しての価格審査や地方公共団体等による買収価格の算定の規準となることにより、適正な地価の形成を図ることを目的としています。

国土交通省: 都道府県地価調査 - https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000044.html

路線価

路線価は、路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額(千円単位で表示しています。)のことであり、路線価が定められている地域の土地等を評価する場合に用います。

国税庁: 路線価図の説明 - https://www.rosenka.nta.go.jp/docs/ref_prcf.htm

毎年1月1日を評価時点として、毎年7月1日に発表される価格。不動産鑑定士など専門家による鑑定評価額、精通者の意見価格などをもとに税務署(国税庁)が決めるもので、地価公示価格の80%程度が目安。相続税や贈与税にかかわる土地の評価額を出す際に用いられます。

SUUMO: 住まいのお役立ち記事 - https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/tochi/tochi_money/rosenka/

固定資産税評価額

市町村(東京23区の場合は都)が3年ごとに算出する価格。地価公示価格の70 %程度です。

SUUMO: 住まいのお役立ち記事 - https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/tochi/tochi_money/rosenka/

それぞれの価格の使い所

地価公示価格: 一般的な土地取り引きの指標、公共事業用地の取得価格算定の基準
都道府県地価調査価格: 公示価格の補完、地方公共団体などの公共事業用地の取得価格算定の基準
固定資産税評価額: 固定資産税、都市計画税、登録免許税、不動産取得税の算定に利用
路線価: 相続税や贈与税の財産を評価

SUUMO: 住まいのお役立ち記事 - https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/tochi/tochi_money/rosenka/

地価公示・地価調査と不動産取引価格

国土交通省 土地総合情報システム: 不動産取引価格情報検索 で地価公示、地価調査と不動産取引価格の情報を見ることができる。
一例で現在筆者が住むエリアである札幌市の南郷7丁目エリアの2023年第2四半期の直近2年間の不動産取引(土地)の情報は次の通りであった(今後の利用目的が住宅であるものに絞り込み済み、最寄駅からの距離でソート):

国土交通省 土地総合情報システム: 不動産取引価格情報検索

ちなみに地価公示と地価調査の値は次の通り:

国土交通省 土地総合情報システム: 不動産取引価格情報検索


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