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【週末エッセイ】英語に向き合う

こんばんは、いかフライです。
週末は皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

最近都内で用事があった際に、スマホで充電ができるカフェを調べるとブックカフェが出てきたので、足を運んでみました。

ブックカフェ内の本は好きに読むことができ、全ての本を購入できるシステムです。一期一会だと思い、気になった本を数ページ試し読みして購入しました。

購入したのは内田洋子さんの「モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語」で、イタリアのトスカーナ州のモンテレッジォという山村を舞台にし、本の行商人について書いたノンフィクションです。
海外について書かれたエッセイが好きでよく読むのですが、「本の行商人」というワードに惹かれて購入を決めました。

今まで見たことも無かった本に偶然出会えるのが、ブックカフェや本屋の良さだと思います。
本を読み終わったら、感想を投稿したいと思います。

今週のテーマは「英語に向き合う」です。


英会話塾で英語と向き合う

駅前留学に2年間ほど通っています。
通勤途中の駅近くの拠点を利用することも、オンライン授業を受けることもでき、日程を調整しやすいところが便利です。

主に休日に利用をしていますが、週に1、2回のペースのため、上達速度としては遅い方だと思います。私は特に英語が話せる訳でもなく、初級の少し上のレベルから学習を始めました。
まずは会話がスムーズに成り立つ程度にまで上達するために、英会話を続けています。

私の場合、英語の勉強で足りていないと感じるのは、ヒアリングとボキャブラリーです。
ネイティブの話すスピードについていけず、単語で聞き取ろうとしてしまうため、話の流れがよく分からなくなってしまいます。
また、知っている単語やイディオム(言い回し)が少なく、言葉自体が分からない場合もあります。

問われているこを正確に聞くことも意外に難しく、疑問詞をうまく聞き取ることができずに、何について聞かれているのか分からないことも多々あります。

英語を上達させるためには、よく使われる言葉を覚えること、会話のペースに慣れることの両方が必要になりそうです。
覚えたらまねをして話し、また覚えて話すことを繰り返して、少しずつ自分の言葉にしていく作業が必要がだと感じます。

英語学習は、恥と向き合うこと?

英語を始めたきっかけは、海外出張の際に自身の伝えたいことが伝わらず、悔しい思いをしたことです。
日本で生活をしていればほとんど英語に触れる機会はありませんが、海外に身を置くことで初めて自身の英語レベルを痛感しました。

特に学生時代に英語が好きだったという訳はなく、テストの出来もそこまで良くは無かったため、英語には苦手意識を持っていました。

日本でも英語で話す海外の方を見ると、「なぜ世界の共通言語は英語なのだろう、英語を話せない人も沢山いるのに!」「日本人でも英語が話せない人がたくさんいるのに!」と暗くひねくれた感情も湧いてきます。
ただ、自分が海外に旅行をした際に話すのはきっと英語だろう、とも思います。

ずっと英語に対してひねくれた感情を持っているよりも、勉強を始めてしまった方が良いと思い、思い切って英会話塾に入りました。

外国語学習の意欲が少しは上がるかもしれないと思い、稲垣美晴さんの「フィンランド語は猫の言葉」というエッセイを読んでいます。

英語ではなくフィンランド語に関するエッセイですが、東京藝術大学の学生であった著者がフィンランドの美術史を学ぶためにフィンランドに渡り、ヘルシンキ大学の留学生として勉強した数年間について書かれています。

森や湖など豊かな自然が側にあり、冬には氷点下マイナス20度にもなるフィンランドはまさに異文化で、エッセイを読んでいてとてもワクワクとします。
フィンランド文化の楽しさや言語習得の面白さが書かれている一方、
外国人として言語を勉強する辛さについても書かれています。

著者は留学中に2回泣いたことがあり、その理由の1つは冬の寒さが厳しすぎて身体的に辛かったこと、もう1つは授業で受けたフィンランド語が難しかったことが原因でした。

テキストの中から間違った文章を直すという授業で、20歳前後の若いクラスメイトのフィンランド人がサクサクと答えていく中、唯一の外国人である著者はスピードについていくことができず、帰り道に涙が出たと語っています。(p194 言葉の使い方)

外国語学習における留学生の心境について、渡辺照宏さんの『外国語の学び方』という本の一部が引用されており、その引用がとても英語学習者の心境にも重なっていました。

『外国語の学び方』では、留学生が外国語学習で辛くなってしまう原因として、日本人としての年齢と外国語の能力が並行していないため、肉体的には健全であるのに、言語という一部分だけが致命的な障害を持っている状態にあることが挙げられています。

年齢相応の考えや思考を持っているのに、言葉が話せないために自身が幼児化しているような、居たたまれない気持ちになる。
『外国語の学び方』の指摘の通り、周りと当たり前のように話すことすらできず、対等に会話ができない恥ずかしさが、英語が嫌いになってしまう原因だと感じます。

まずは、英語を勉強している者同士が集まり、「勉強中だから、英語が上手く話せないことはあたりまえだ」と考えて恥を捨てる。
上手くできないことがあたり前!というメンタルを持って勉強ができるかどうかが重要だろうと感じます。

ここまで外国語学習のマイナス面を書いてきましたが、外国語を勉強して習得をするとは、世界の人と話ができるようになるという、夢のような話に繋がると信じています。(自身が感じたように、英語なんて話せない!または英語を話す必要がない、という国も多くあると思いますが)

習慣や建物や食べ物など、海外の文化にはとても興味があるため、全く環境や文化の異なる人とも楽しく話せることを夢見て、英語学習を続けていきたいと思います。

次週もnoteでお会いできれば嬉しいです!














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