ブックオフ購入録 Vol.05 -230907-
MBOP(ミッドナイトブックオフオンラインパトロール)第二弾。
人はなぜ深夜、睡魔と闘いながら閉じそうな瞼でもCD110円ページを漁ってしまうのだろう。膨大な在庫をジャンル、タイトル、発売年で分類しながら、己の嗅覚だけを頼りに手繰り寄せる、まだ知らないミュージシャンとの邂逅。
Jay Alenskyというシンガーソングライターのテクノプロジェクト、らしい。というくらいしか情報が落ちていないのも素晴らしい。楽器ができるからかオーガニックな雰囲気もあるダウンテンポ、アンビエント、エレクトロニカの掘り出し物。
ミネソタ出身オルタナバンドの3rdアルバム。ヴォーカルとギターが日系人の兄弟。だからと言って下手なオリエンタル感は皆無で、グランジ全盛〜後期のあの音。ヴァンモリソン2歩手前な歌声が艶かしくて耳に残る。
UKアシッドジャズプロデューサーRay Haydenのプロジェクト。Mica Parisが参加した 'One and One' というソウルナンバーで一発売れてた気がする。終始オシャレで爽やかなので仕事・作業中のBGMに最適。
女性ヴォーカルが元気良いニューヨーク産スカバンドのおそらく唯一のアルバム。初期No Doubtを彷彿とさせるハスキーな歌声が印象的。活動期間は短かったが、こういう刹那的な輝きが良い。
ワシントンDC産インディーロックバンドの4thアルバム。初期Of Montrealのようなスカスカふわふわサイケポップ。不思議なメロディとコーラスの応酬で変な夢見そう。調べると活動初期はシューゲイザーサウンドだったと。そっちのが聴きたい。
すでに活動してないアーティストも多く、おそらくディスクユニオンやブックオフ店内でも素通りしてそうな作品ばかり110円CD5枚で550円。
いいぞ、ブックオフ。
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