ブックオフ購入録 Vol.29 -240913-
もはや猛暑と表すだけでは緩すぎた8月を、見事引きこもり生活で凌ぐも、残暑というには長すぎる9月に滅入っている。この1ヶ月間、あまりの暑さで「ブックオフに涼みに行く」という発想すら湧いてこなかった。
でもって先日、ようやく重いケツを蹴り上げ入店。
NYブルックリン出身シューゲイズ・インディーポップバンドの2ndアルバム(2019年解散)。2000年以降に現れては消えていったこの種のバンドは総じてクオリティにハズレが無い!という偏見を信じてレジへ。シューゲイズ畑にしては珍しいキーボードが良いアクセントになっていて、甘酸っぱかった。
UK発ハウス・エレクトロニカグループの2ndアルバム。歳をとって時間の流れる速度が加速するにつれ、その揺り戻しで自分が少年〜青年期の音楽を欲するようになっている。というわけで、当時リアルタイムで聴いていたわけでもないこういった類の音楽にも懐古的な感情を抱いてしまう。一体自分は誰の人生を追憶しているのだろう。というような、思考遊びに丁度良いアンビエント感が良い。
国産DUB/Reggaeユニットの6thアルバム。先日Pヴァインから発行された「DUB入門」という本を購入したので、これを機にあれこれ聴いてみようと思い、まずは手頃なものから購入。このリバーブが効きすぎてあっちに逝っちゃいそうな感覚はあらゆる音楽ジャンルの中でも本当に尊いと思う。いつでも多幸感に満ちた疑似酩酊を味わえる簡易ドラッグ。
550円以下30%OFFという謎の値引き率に支配された売り場で30分。久しぶりに音楽をパッケージで買う行為を楽しめた。連日外気温はオコマークながら、いつもの涼しさ優しさで迎えてくれてありがとうブックオフ。
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