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インプロすることで才能が開花!

以前にも書きましたが、「インプロ(即興演劇)」は大きく分けて3つの使い方をされています。
(1)コメディショー:ライブシアターなどで、観客からお題をもらい、即興で演じるショー。 ここはまた2つに分かれて、ショートフォームとロングフォーム(さまざまな仕掛けを使って15分以上の長編即興芝居)があります。
(2)パフォーマンス力向上:いくら台本があっても、役者として必要なスキルはその場の呼吸(間合いや場を読み取る力)。その呼吸力を向上するための手法。メソッドとも呼ばれている。
(3)コミュニケーション能力向上:インプロゲームは日々どんどん増えていますが、様々なコミュニケーション能力の向上を目指すことを目的としてゲームが使われています。ここでのポイントは、ゲームの上手下手ではなく、ゲームの後のリフレクションがとても重要となります。

3つに共通点は、場を共有し、お互いに協力しあってストーリーを創り上げるということですが、アプライドンプロは、この(3)に該当します。

アプライドインプロがもたらす6つの効果

① 学び手の能力やレベルに関係なく、コミュニケーション能力を高めることができる
② 短時間で協調性を育てることができる
③ マニュアルやテクニックではない真のコミュニケーション能力を得ることができる
④ アドリブに強くなるため、トラブルにも柔軟かつ臨機応変に対応できるようになる
⑤ 積極的で前向き、そして創造的な発想ができるようになる
⑥ 演習(ゲーム)自体が楽しいため、研修や授業の度に参加者・学習者の顔が生き生きとしてくる

インプロをすることの副次効果

また、インプロをした後に多くの人に起こるのは内省。
「あぁ、あのときこう返したらよかった!」
「なぜ、あのとき、こんな返し方になったのかー」など、瞬時に返すからこその自身の力量や潜在意識や特徴と向き合うことになります。
インプロを繰り返すことで、自身のコンピテンシー(表面上には見えない、個人のモチベーションや、潜在的な特性、目標とする姿)がどんどん明確になっていくのです。
すなわち、インプロをすることで、コンピテンシーを表面化し、認知を促し(=メタ認知)、ポジティブに自己実現へ向けての様々な主体的能力向上につながります。

コンピテンシーを表面化する = メタ認知できるようになる


メタ認知=メタコグニション(metacognition)とは

認知の認知、自分を客観的に見る、俯瞰することを意味します。
認知とは一般に思考、知覚、行為など認知科学的に意味のあるプロセス全般を指します。
その認知であるメタ認知は、自分の思考や知覚や行為を意識しようとする行為のことを指します。
つまり、暗黙知を意識化するという行為です。

従来の心理学(認知心理学や社会心理学)では、メタ認知を「自分を客観的に記述(モニタリング)して自分の行動を制御する」ことと定義する場合が多かったのですが、最近では、メタ認知をその要素で考えるだけでは事足りないという説も認知科学や人工知能の研究分野で生まれつつあります。
客観的な記述(外部観測)にとどまらない、内部観測(内観)の観点が注目されているのです。
メタ認知とは、客観的なモニタリングによる制御を目指す行為というよりも、むしろ内観により自分と環境の関係を意識することにより自分と環境の関係を変えることを目指す行為であると捉えると良いでしょう。

なぜ、インプロが才能を開花してくれるのか
インプロをするたびに起こる内省。そして、自身の特徴と向き合うこと。
それを繰り返すことで、メタ認知され、本来の自分のよさに気づき始めることができます。
外からの雑音にふりまわされることなく、自身の内なる声とありたい姿を磨き、発揮していくことが自分を幸せにし、そしてそれは周囲もしあわせにする一歩につながるのではないでしょうか。

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Hikaru Hie #Yes,And #学び場づくりデザイナ― #エデュテイナー #playful
社会のひとりひとりが自分らしくを楽しめる文化にしたいと一言でまとめきれないくらいのいろんな活動をしてます。 感謝と愛に溢れた社会づくり・人づくりにすこしでも貢献できたら、と、学びを楽しみに変える教育の改革活動をしています。 サポートいただけたら勇気になります!ありがとうございます