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ネトフリで森を観る

コロナが落ち着いて、ようやく海外旅行解禁と思ったら、とんでもない円安とバカ高い燃料サーチャージのせいでまだしばらくはガマンの日々…
日本の森林とはちょっと違う海外の森を体感できるネトフリ(Netflix)の番組をいくつかご紹介します。

『ビッグ・ティンバー ~森と共にでっかく生きる~』

カナダのバンクーバー島での林業のドキュメンタリーです。

ハッキリ言って、かなりショッキングな映像が出てきます。
手つかずの森林を愛するヒトは、決して観てはいけません。心が痛みます。

林業と言っても、私の知ってる林業とはまったく異次元の世界
まるでSF映画観てるみたいです。

日本の林業のように1本1本の木を見極め、
伐り倒す方向を綿密に計算し、
慎重に伐採するのと違って、
すべてが「力づく」な感じ。

背徳感を感じながらも、
エピソードが終わったら、次をすぐに観たくなる中毒性があります。

『大地を継ぐ者』

舞台は、アラスカの森です。

とある夫婦が、広大なアラスカの森の中で、
二人だけで開墾、セルフビルドした文字通りの一軒家のログハウス。
このログハウスを譲り受ける権利をめぐって、
6組のカップルがアウトドアのスキルを競い合うリアリティ番組です。

どのカップルが家を譲り受けるのにふさわしいか?
森の中で生きていくために必要なサバイバル技術を競い合い、
1組がオーナー夫婦に選ばれる...
というストーリー仕立てですが、
なによりアラスカの雄大な森に圧倒され、大いに癒されます。

『ブリーズ 〜息を止めないで〜』

舞台はカナダの森

墜落事故によって、カナダの奥深い森にたったひとりで投げ出された女性弁護士。
かつて人が足を踏み入れたこともないような森の中、
助けを呼ぶ術も地図も磁石もなく、
試行錯誤を重ねながら、
生還するために森の中を歩き始める…。

サバイバルドラマと思いきや、
どちらかというと主人公の過去のトラウマからの克服がメインテーマ。
あんな森の中を、たったひとりで彷徨ったら、
たぶん私もおなじように過去がフラッシュバックするかもしれません。

おまけ...『水曜どうでしょう第24弾「ユーコン川160キロ?地獄の6日間」』

知る人ぞ知る日本一メジャーなローカル番組「水曜どうでしょう」

今から20年以上前、今をときめく義経:大泉洋が
ユーコン川を手漕ぎカヌーで下るという企画。

せっかくユーコン川まで行ったのに、
相変わらずの、ほとんど内容らしい内容もない
おバカな はしゃぎっぷりと、
雄大なユーコン川の景色のギャップが、たまらないです。

暇なときに、ボーッと観るのがオススメ。

おまけのおまけ...『ロング・トレイル!』

これはネトフリではなく、アマプラ(amazon prime video)です。

舞台は、アメリカの「アパラチアン・トレイル」という約3,500kmの長距離自然歩道。(ちなみに、日本列島の長さは約3,000kmです)

ロバート・レッドフォード扮する年老いた作家が、
40年前に喧嘩別れした悪友と、
このロングトレイル踏破に挑戦。

身体はあちこちガタがきてるくせに、
異性にはまだ未練のあるヨボヨボ爺さん2人の珍道中。

「水曜どうでしょうのユーコン川」同様、
せっかくのアパラチアン・トレイルという美しい大自然が舞台なのに、
ドラマティックな展開はまったくありませんが、
初老の域に入った自分にとっては、沁みる映画で、
一緒に旅をしたような気分になります。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。


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