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私から見えたYOUR/MY Love Letter


ネタバレ事故を極力避けるため、タイトルを簡単なものに。

これから私はアルストロメリアのイベントシナリオ【YOUR/MY Love Letter】を読んだ際の解釈及び感情を綴っていきます。

まだこのイベントシナリオを読んでいない、かつ誰かに背中を押されなくても読むことのできる方はここで必ずブラウザバックをしてください。
そして絶対読んでください。


既に本シナリオを読んだ方、または誰かの力を借りた方がシャニマスをより楽しめる方はこのまま読み進めて下さい。


この物語はノンフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在するものです。

これは文章の間違いなどではなく、本当にこの表現が適切だと私は思いました。
当然ながら登場人物を含めた全ては架空に生み出されたものなのですが、この物語は実在する時間の作品化であり、私の人生であり、あなたの物語でもあります。



本シナリオには大きく、人生の肯定想いの届け方という2つの軸が存在します。

宛名の書けない手紙の届け方


想いの力はとても弱いです。届けたつもりでも受け取り手には全然届いてないことが多く、言葉に翻訳する際に想いの大部分が削られてしまいます。


でも、想いの力でしか救われない人たちがいます。

そういう人たちのために、想いを届けたい

しかし、どうやって?
宛名の書けない手紙は届けられない。


それなら、宛名を教えてもらおう
身近な人に手渡ししてもらおう

大切な人から、大切な想いを乗せて


それが本シナリオでアルストロメリアが出した結論になります。


全ての人生はコンテンツになり得る

作品内でプロデューサーはドキュメンタリー番組への出演を誘われていました。
また、「あなたも脚光を浴びて良い」といった言葉まで貰っているという高評価ぶり。


これはプロデューサーがそれ程に魅力的な人間であるというのも勿論ありますが、本質はそうではありません。

そもそも人生なんてものは誰のものを切り取ったとしてもコンテンツになるのです。

プロデューサーが偶然「283プロダクションに勤めるプロデューサー」という人目を引く肩書きだったためにテレビ出演という形式が身近にあっただけのこと。

ラジオのお便りとして身の上話を投稿して読んでもらえたならばそれは充分コンテンツ化されていると言えるだろうし、事実として私たちは途中まで名前すら知らなかった人物の行動に感情移入して本シナリオを読んだのです。

「誰の人生でもコンテンツになる」という主張はこのイベントシナリオが実装された時点で正しいことが証明されているんです。


人間讃歌の表現技法

自分の人生の主人公は自分なんだ!
という言葉は"想い"というよりも事実の指摘に近く、個人的には誰かを励ますための説得力を持たせることは難しいと思っていました。

だからこそこのシナリオでは

誰の人生でも脚光を浴びるコンテンツに昇華し得る→今まであなたが抱いて来た全ての感情には価値がある→だから自分自信の心を蔑ろにすべきではない

といった論調を経由することで"他者から観測した自分"という存在に価値があることに客観的視点から説得力を持たせていました。

教師らしくなくとも、せめて私らしく



それは昇華したコンテンツとして消費することを目的とした論調ではなく、あなたに価値があることを保証するから、想いの発露をどうか躊躇わないでほしいというアルストロメリアの願いから来るものでした。

それはアルストロメリアから届けられる範囲に限界があるからこそ

想いはそういうものだと信じていたいから

あなたの手の届く範囲まで、胸にしまったラブレターを手渡してあげてほしい


この想いが、届きますように

最後に


長々と読んでいただきありがとうございます

挑戦的ながら本当に素晴らしいイベントシナリオでした
なによりも演出面が凄まじかったので、こうして文章で書き表すのは非常に無粋な気もしますが…
YOUR/MY Love Letterを初めて読んだ時の自分がこういう感情、解釈だったことをここに残していこうと思います
おそらく後から見返して「全然的外れなこと書いてる!」と後悔するでしょうけれども、思い出として消さずに残しておきます
よければ、本シナリオを読んだあなたの想いも形にしてインターネットに放流してもらえたら嬉しいです
ありがとうアイドルマスターシャイニーカラーズ

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