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ジェイソン流お金の増やし方 ~中田敦彦のYouTube大学 お金の授業(その4)~

【はじめに】
この記事では、中田敦彦(あっちゃん)が、「中田敦彦のYouTube大学」で度々アップしている「お金の授業」の動画について、エクストリームに纏めてお送りする動画です。今回はその4回目となります。

2桁のスキを頂いた「まとめ記事」はこちらからどうぞ(↓)

【ジェイソン流お金の増やし方①】

2021/12/04 コレだけやればお金は貯まるのにどうして何もしないの?Why Japanese people!?

お笑い芸人としても活躍している「厚切りジェイソン」さんの執筆した著書『お金の増やし方』を題材に、久しぶりの「お金の授業」をやる中田さん。

テレビでの断片的な印象しかない方は、「厚切りジェイソン」さんのことを詳しく知らないかと思いますが、“実は凄い方”という所から授業スタート。

・アメリカのミシガン州出身
・父親はエンジニア
・17歳でミシガン州立大学に飛び級で入学
・19歳で訪日し1年間滞在。旭化成において
 アメリカ英語対応・音声認識ソフトの開発・研究に従事。

( 日本語版ウィキペディアより )

という経歴を知るだけでも驚かされます。多才さは、Wikipediaもご参照を。
ちなみに、1度だけ「プレバト!!」の俳句コーナーに挑戦をした時も、

『息白し熱いココアとミシガン湖』

厚切りジェイソン(71点・才能アリ1位)

で、才能アリ1位(71点)を獲得していることからも片鱗が垣間見えます。

さて、その「厚切りジェイソン」さんは、2019年に「FIRE(経済的自立)」を達成されており(早期退職は諸々の理由で自発的に行っていない)、そのノウハウを「お笑い芸人」かつ「会社役員」という立場から書いています。

これは、あっちゃんのチャンネルにも言えることですが、「お金の授業」を取り扱っているYouTubeチャンネルでも、難易度はピンからキリまであり、

(高)高橋ダン
(中)両学長 リベラルアーツ大学
(→)ジェイソン流 お金の増やし方
(低)中田敦彦のYouTube大学

投資に詳しい方からすると初心者に感じる「両学長」のチャンネルですら、本当の投資初心者からすると全くもってチンプンカンプンだったりします。だからこそ、「お笑い芸人」というベースを持つ方のトークが、初心者には取っつきやすかったりするのではないでしょうか。

「中田敦彦のYouTube大学」は概ね理解したので次のステップに進みたい! でも、あっちゃんの過去の動画で紹介されているのは難しくて、まだ行動には移せていない! という方にオススメなのだそうです。

(1)ゆっくり堅実な投資の鉄則

「お笑い芸人が紹介する投資のノウハウ」と言った場合、一昔前なら今以上に胡散臭く感じたでしょうがww 今回は、「アメリカから来た会社役員が紹介する投資のノウハウ」と捉えると、少し“それっぽさ”が増しそうです。

何よりその内容は、「ゆっくり堅実な投資」という表現に合ったものです。過去の「お金の授業」の記事(や動画)で紹介した内容を復習していただきたいと思いますが、

  • 年収800万を超えた辺りから「幸福度」は大して上がらなくなる

  • 「FIRE ムーブメント」で良く言われる「4%ルール」に
    800万円を当てはめると、「総資産2億円」あれば良い計算に。

  • もちろん一朝一夕には無理だが、コツコツ貯めていって、
    「複利の力」を使えば、全く無理な数字ではない(と語る)

具体的には、以下の「3ステップ」を勧めています。

  1. ライフスタイルを見直し、「支出を減らす」

  2. 3か月分の生活費以外は、「投資」に回せる

  3. 投資商品を買ったら何もせず、ただ「待つ」

過去の動画でも説明されていますが、殆どの人が実践していません。「健康に良いことを教えてくれるテレビ番組」と一緒でしょうね、ここらへんww

(2)オススメは「楽天VTI」

後編の動画に引っ張っているオススメ銘柄を先に書いてしまえば、米国株の「楽天VTI」という商品だそうです。細かい説明は割愛します。

動画で新鮮だったのは、個別銘柄を「1作品の映画」に、「S&P500」や「VTI」など多くの株式を纏めたものを「サブスク」にたとえていた点です。

※ちなみに、この「VTI」というのは、『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF』の事で、「バンガード(Vanguard)」という資産運用会社の「トータル(Total)」な「指標(Index)」だとお考えください。

(※)私(Rx)なりに「投資」を「映画」でたとえる

「投資」を「映画」にたとえる試みは面白かったので、私もやってみます。

(1)「個別の銘柄に投資」≒「1本の映画を見にいく」こと
しっかりと事前にその映画のことを調べていけば、「🎯:当たり」なことが多いでしょうが、それでも「思った感じと違う」映画に当たってしまうことも少なく無いと思います。

(2)「トータル・インデックス投資」≒「金曜ロードショー」
日本でいう「日経平均株価(225)」のような、複数の企業からなる指標をベースにした「トータルインデックス」のパッシブ運用な投資(←ムズい)は、あっちゃん曰く『Netflix』の様な「サブスク」な側面もあるでしょう。

しかし、私は「金曜ロードショー」じゃないかと思っています。その心は、

  1. 初心者でも、映画館に行かずに見られる

  2. 時間帯が決まっているので、日常生活に組み込みやすい

  3. 好き嫌いはあるだろうけど、ハズレもそんなに多くない

という点です。『Netflix』に登録して「映画の視聴ボタンを押す」という行為自体、ハードルが相当高いのです。
だからこそ何百、何千という作品を定期的にテレビで無料で放送してくれる「金曜ロードショー」にも、今回の記事で取り上げられていた「トータル・インデックス投資」は近いなと思いました。

(3)「投資のプロのYouTube」≒「映画オタクのYouTube」
序盤にあった「高橋ダン」さんのチャンネルなどは、『プロが素人向けに』という立て付けのYouTubeです。いわば『映画評論家や映画オタクが限られた視聴者層に向けて届けているコンテンツ』に近いのではないでしょうか。

例えば、水野晴郎さんや淀川長治さん、最近ではLiLiCoさんのように、素人への求心力の高い評論家の方もいらっしゃいますが、それでも全くの素人に魅力を伝えるのは容易ではないと思います。

そして、「まだ注目されていない成長株」とかをオススメするのは、「まだ注目されていないマイナー監督」や「単館映画」をコアな映画ファンにオススメするのと同じだと思います。本当の映画ファン(≒セミプロの投資家)でもない我々は、入門編(メジャー所の名作映画)から入るべきでしょう。

【ジェイソン流お金の増やし方②】

2021/12/05 : 楽天VTIをネット証券で毎月定額買うだけ! 堅実な投資でゆっくりお金を増やそう

(3)ジェイソン流とは
「VTIをネット証券でドルコスト平均法で買え」

(18:30~)この動画を15秒でまとめると、

「VTIをネット証券でドルコスト平均法で買え」

でお終いとなります。細かい言葉が気になる方は、動画でお確かめ頂ければと思いますが、要するに、

  • パック商品「VTI」(←S&Pよりも成長した時のリターンが大きい)を、

  • 手数料ハンターである窓口係員がおらず、人件費分の経費を浮かせている「ネット証券」で口座などを作った上で、

  • 毎月定額買うことでリスクを(時間的)分散して購入

することをオススメしています。

あくまで一例として(楽天VTIの購入までのプロセス)

(4)あなたの投資の「代表監督」はあなたしかいない

更にあっちゃんは、投資運用を「サッカー日本代表」監督にたとえていて、

自分のチームにどんな選手がいるのか把握していない状況では、「監督」は務まらない。あなたの生活や投資、運用の「代表監督」は、貴方しかいないと熱弁しています。(後半の動画の12分30秒あたり)

(5)ジェイソンがやらないこと

ここからは各論に入るので、サラッと行きますが、「アメリカ経済」に全幅の信頼を寄せている厚切りジェイソン氏が、現状で「やらないこと」として挙げているのが以下の4点です。

ちなみに、「④不動産」は、不動産投資信託(REIT)ではなくて、文字通り「不動産」物件の購入のことを指しているんだそうです。こういったものに手を出すのは、初心者には早いということを言いたいんだそうです。

【まとめ】

「ここまで懇切丁寧(かつ簡単)な本は、今までなかった!」と中田さんは絶賛をして「まとめ」パートに入ります。きっと同じ芸人さんだからこそ、問題意識やアプローチに共通点を見いだせたからでしょう。しかし、

最終の最終、投資は自己責任です。で、どれを買うかも「VTI」も良いけど、投資を勉強して別のを買うのも良いと語り、最後の2フレーズに入ります。

この話しで何を言いたかったかをしっかり理解して、自分で今度は学んで、自分で納得したら、自分の責任で買う。そこまでが今日の授業です!

貴方のお財布のチームの監督はあなただけです。貴方が守れるのも、貴方の選手だけ!

この言葉を胸に刻んで、参考になるエッセンスを得て頂ければと思います。Rxでした、ではまたっ!

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