yenta がつくりだす偶発的な出会い ~友人からビジネスパートナーへ、2 年半の軌跡~
企業 PR をクライアントと支援側の関係として関わることになった株式会社イングリウッドの上河原 圭二さんと株式会社OKPR の漆畑 慶将さん。2 年半の友人関係を経て、ビジネスを共にすることになったきっかけは yenta での出会いでした。
情報交換ができるビジネス友達
イェンタさん:
まずはお二人の自己紹介からお願いします。
上河原さん:
2019 年 4 月から株式会社イングリウッドで CHRO として人事・広報領域を担当しています。
漆畑さん:
株式会社OKPR という PR 会社を経営しています。デジタルと PRの力で、ブランドの新しい価値や魅力を再定義する統合コミュニケーションカンパニーとして様々な会社のご支援をしております。
イェンタさん:
お二人の yenta での出会いはいつ頃だったのでしょうか?
上河原さん:
2017 年 1 月にマッチして、漆畑さんからメッセージをいただいたのが最初のメッセージですね。
漆畑さん:
メッセージのやり取りの中で、一度会う日を決めていたのですが、私がシリコンバレーに出張することになり、日程変更をしていただきました。その後、何度かやり取りがあり 2017 年 2 月 22 日に当時の上河原さんのオフィスでお会いしました。
イェンタさん:
プロフィールを見て右スワイプをされたと思うんですけど、どんなところに興味を持たれたのでしょうか?
上河原さん:
当時、僕は会社の経営メンバーだったんですが、ベンチャー企業の広報戦略に興味がありました。ベンチャー企業の広報を得意とする PR 会社のコネクションが、当時はあまりなかったんです。その時に漆畑さんのプロフィールを見ては専門家だし、相談しやすそうだなと思って右スワイプしました。
漆畑さん:
私は PR 会社を始めるにあたって、当時はまだ企業とのつながりが少なかったんです。ジャスダック上場企業の ”グループ会社役員” とも書かれてたので、何としても会いたいと思いました。
イェンタさん:
その後、初めてお会いされてから、どのようにつながっていたんですか?
上河原さん:
僕は yenta でお会いした際、必ず Facebook で友だち申請 をさせていただきます。Facebook だと相手の情報がタイムラインに出てくるので、動向がわかるんです。漆畑さんはオフ会の企画・提供されていて人とのつながりが多い方なので、自分の会社で採用強化していたときは採用目的で「いい人がいないですか?」という感じの相談もしていました。
PR に関しては課題感がまだふわっとしていたので、当時は具体的には動きませんでした。
イェンタさん:
会社間というより個人としてつながっていたんですね。それが 2 年半続いて、最近お仕事になったんですよね?
上河原さん:
2019 年 4 月にイングリウッドへ入社して、それからですね。
漆畑さん:
はい、6 月の後半にご相談をいただきました。
漆畑さんに頼もうと思った理由
イェンタさん:
いろいろな PR 会社さんがある中で、漆畑さんに頼まれた理由はなんだったんでしょうか?
上河原さん:
まず、ゼロから相談するのと、つながりがある人への相談だと安心感が違うというのがあります。PR のお仕事は目に見えないところで頑張っていただくこともあるので、安心感、信頼感って重要だと思うんです。
イェンタさん:
別の PR 会社も検討されたのですか?
上河原さん:
「PR = 漆畑さん」という認識と、ずっとつながりがあって信頼も置いていたので、何かあった時は最初に相談しようと思っていました。とはいえ、関係性があるから無条件で仕事をお願いするわけにはいかないので、他社も含めて検討した上で、正式に漆畑さんにお願いすることになりました。
出会いを加速させる yenta
イェンタさん:
yenta がなくても、お二人は出会えていると思いますか?
上河原さん:
Facebook を見たら 100 人共通の友達がいるので、どこかで出会えてたかもしれないですね。ただ、yenta があったから早く、手軽に出会えたと思います。yenta のユーザーは、会うことを求めて登録していると思うので、出会うハードルを下げれていますね。
イェンタさん:
yenta を使っていて、他にいいところはありますか?
上河原さん:
普段の生活や仕事の中で、会えない人に会えるのはいいですよね。あとは会う前に、会いたい人を選べる。紹介だとなかなか断れないですからね。
漆畑さん:
プロフィールがしっかり書いてあって、会う前にわかるので探り合わなくていいのが良いですね。それもあって、yenta はお会いしてからフランクに話せるので、他の手段でお会いするよりも、信頼の構築が早い。共通の知人が見えるのも事前の安心感がありますよね。
人間関係から始まることの良さ
イェンタさん:
ビジネスだと仕事前提で関係が始まることが多いと思いますが、人間関係から仕事が生まれることとの違いはありますか?
漆畑さん:
仕事から始まると、コミュニケーションの入り口で構えてしまうことがありますね。一度壁ができると、取り除くことが大変だったりします。人間関係から仕事が始まると、門が開いた状態から始まるので、スムーズにコミュニケーションが進みます。
自分の理想とする営業は、お互いが win-win で、お金はあとから付いてくるような関係です。
上河原さん:
私自身は、もともと仕事とプライベートを区別していなくて、人のつながりの中に仕事があると思っています。営業前提だと引いてしまうところがある。人間関係が仕事につながったらいいことだと思うし、飲み友達でも、価値を提供しあえる関係性になれるといいなと思ってます。
イェンタさん:
一般的には目的に沿ってアプローチすることが、効率的と考えられてると思うんですよね。そうではなく、人間関係の中で仕事にする方が良いと感じる価値観ってどんな観点ですか?
漆畑さん:
人間関係から始まると、よりその人に寄り添った提案ができると思う。仕事でもプライベートでも、いろんな局面でゆるやかに、何かを提供できる可能性がある。仕事の関係だけだと損得勘定になってしまうと思います。
イェンタさん:
逆に人間関係から始まらずに仕事をして、うまくいかなかった経験はありますか?
漆畑さん:
自分自身が騙されやすい一面もあるので、裏切られて後悔したことは何度かあります。長期的に接点を持って、少しづつ関係が築かれることで、仕事になっていくのが自分にはあっていると思います。
イェンタさん:
実際にお仕事をしてみて、いかがでしたか?
上河原さん:
最初に相談した内容で動いてもらえているので、お願いしてよかったと思っています。今回で終わりではなく、よかったら今後も継続的にやっていきたい。そのために成功させたいと思っています。
漆畑さん:
そんな風に思っていただいて、嬉しいです。ありがとうございます。今後も案件も加速させて、支援します。
”出会い”が生む価値
イェンタさん:
まだ使ってない人へのメッセージはありますか?
上河原さん:
日頃から感じてるんですけど、人とのご縁って大事。yenta のように限られた時間で多様な人に会えるのは凄いことだと思います。個人的には価値を感じています。使うハードルも低いと思うので、ぜひその体験をしてほしい。
漆畑さん:
登録している方もいい方ばかりだし、世界が広がる。「日本にもやる気がある人がこんなにいるんだ」と感じさせてくれるものだと思う。最初はドキドキするかもしれないが、2 回、3 回と経験を重ねて、いい出会いを見つけてほしいと思います
お二人の yenta の使い方
お二人のこれまでのマッチング数、興味ありされている人数
上河原さん:
漆畑さん:
yenta を使い始めたきっかけは?
上河原さん:
2016 年 3 月ごろですね。yenta がリリースしたのを Web メディアで見たことがきっかけでした。当時、マッチングサービスが今より少なくて、特にビジネス系のマッチングサービスという点がポイントでした。前職がアプリ事業をやっていたことと、新しいものはチャレンジするタイプなので、試しにやってみました。
漆畑さん:
2016 年 3 月か 4 月に使い始めました。知り合いの経営者が Facebook にシェアしていて、面白そうだなと思ってダウンロードしました。
yenta はどんな目的で使っていますか?
上河原さん:
最初は異分野の面白い人と会って、情報インプットが最初の目的でした。自分が身を置く環境で、利用目的は異なりますが、事業会社の時は事業パートナーを探していて、人事の時は採用が目的でした。その時々の仕事環境によって用途は変わってきました。yenta は比較的簡単にいろいろな人に会える。もともと新しい人と会うのは好きなんですよね。
漆畑さん:
当初の目的は、起業のネタ集めに使えればと思っていた。使い始めてから1ヶ月でハマってしまって、ヘビーユーザーになりました。
現在の用途
上河原さん:
今は人事・広報担当なので、人材採用だったり、人事担当者との意見交換を目的で使っています。広報は課題を感じているので、漆畑さんみたいな広報支援を行なっている方とお会いしてます。
漆畑さん:
今私がやっている PR の仕事は、世の中のトレンドだったり、いろんな情報を知らないとできない。普段の生活で絶対お会いできない方と気軽に会えて、生の声を聞くことができるので、情報交換目的で使っています。企業サイトに、顔写真付きで掲載されているような方にも会えるので、いいですね。
どれぐらいの人に yenta で会いますか?
上河原さん:
最近は忙しくて会えてないのですが、会っていた時は週 1 人くらいです。
漆畑さん:
ヘビーユーズしていた時は月 50 人くらい。今は忙しくなってきたので、月に 4 〜 8 人くらいです。
どんな人を右スワイプ (マッチしたい) しますか?どれぐらいの確率で右スワイプしますか?
上河原さん:
ひたすら右スワイプする時もありましたが、最近は人事担当や採用目的で会いたいので、選ぶと 3 割ぐらいになる。
漆畑さん:
前は比較的選んでいたので 6 割ぐらいで、今は8割ぐらいが右スワイプです。あからさまに商品を売りつけるような、対等に情報交換が出来なさそう、直営業目的と感じた時は左スワイプしています。
マッチングした後はどんなアクションをしてますか?
上河原さん:
余裕がある時は、メッセージ送ってます。相手の内容を見て、テキスト変えて送ってます。
漆畑さん:
メッセージを送るようにしてます。初めましての挨拶、名前、お茶かランチのお誘いをします。前はもう少しメッセージを書いていたんですけど、文章が長くなってしまうので。
マッチングして会いたい人とはどうやって会いますか?
上河原さん:
会うときは、ご来社いただいたり、カフェで会ったりすることがいいです。お相手のオフィスやその近くに伺うこともあります。時間帯はお昼の時もあれば、夕方 18:00 以降の時もあります。
漆畑さん:
場所や時間はできるだけ柔軟に対応するようにしてます。
yenta の改善点
上河原さん:
「今日の10人チェック」をスワイプする時間を朝の通勤時間とかにできると良いと思いますね。お昼は仕事をしているので、時間がゆっくり取れるのは朝か夜かな。あとはスワイプできる人数 (10 人)を翌日に繰越せないことですね。あとは既読スルーされることがあるところです。
漆畑さん:
写真があるのですが、ご本人の写真が出てないときがあるので、そこは見えると事前に安心感があると思います。