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2021.04.12 座談会の記録。

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今回のゲストはFUKAIPRODUCE 羽衣主宰の深井順子さんがゲストです。


深井順子 Profile

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俳優・FUKAIPRODUCE 羽衣主宰。
96 年から 99 年まで劇団唐組に在籍。04年にFUKAIPRODUCE羽衣設立以降、全公演に出演。主な外部出演に野田地図『エッグ』東京芸術劇場『赤鬼』等がある。



エンニュイ密談配信 深井順子

普段であれば普通に原稿お越しをするのだが、竹を割ったような性格の深井順子さんの魅力を伝えるには、長谷川「」、深井「」などという形式で表現するのは僕には難しいと感じる。できるのであれば「」の間を深井さんが手塚治虫の漫画よろしくコマを破り破り縦横無尽に駆け巡るような感じで対談を記述したいのだが。

上記のように述べたのは、今までの対談が長谷川さんとゲストが交わす会話がほとんど中心となって空間を占めていき、演者たちはそれを周りで聞いているというかたちをとっていた。しかし、今回は深井さんがとにかく全盛期のシャビのように首を振ってパスをだす司令塔として演者とのコミュニケーションを引き出そうとしていたからだ。豪快でスピーディーなパスによって準備の整ってないものは、態勢を崩してトラップに奔走した。

その対談中、深井さんはそうした明るくみんなを楽しませようとする深井さんの振舞いがFUKAIPRODUCE羽衣の作・演出を行う糸井さんから言われて行うようになったのだと明かした。深井さん自身はもともとコミュニケーションを取るのが苦手だったそうなのだが、糸井さんから深井さんの立ち回りとしてそういうことができないと駄目だと言われたという。
深井さんと糸井さんの関係性はお話を聞かせていただいた内容から汲み取るにお互いを深くリスペクトしあっているんだと感じる。だからこそ背中を預けることができ、足りない部分は補いあうだけでなく、補うように要求することができるんだと思う。

また、深井さんは長谷川さんを世界観の持ち方が糸井さんと似ていると言っていた。今回の演劇の中で長谷川さんが大切にしている誰も悪者にみせたくないということと、せっかくお金を払ってるんだから来てくれたお客さん気持ちを上向かせてあげたいという深井さんの思いはともに「優しい世界」を創造し、拡大していくなかで、演劇としての取り組み方は異なったとしても共通するものとしてそこにあるのだ。

Youtubeの対談配信動画の序盤でハウリングが起きたりするのは配信のオペレーションを自分たちでやっているからこそだけれども、是非そういったノイズを含めて受け入れつつエンニュイの対談配信を見てほしい。深井さんの弾けるようで魅力的なダブルピースは文章の中でなく、動画の中でこそ味わい深いし、そんな深井さんとパス交換をする演者の素顔もまた公演を一段と楽しめる要素の一つとなるのではないだろうか。


南里ラクト
https://twitter.com/nanri_lacto


座談会のすべての様子はこちらのアーカイブで↓


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今後の予定

5月は、この台本で違う演出を加えて、生配信とはまた違った技法の映像作品を作ります。

6月は、北千住のBUoYで公演予定です。この公演で一旦ここまでのベストを出そうと思っています。たくさんの方に観に来ていただきたいです。

6/25〜27に公演します。詳細は公式HP・Twitterにて後日公開!
お楽しみに

エンニュイYouTubeチャンネルにも稽古の模様をアップしています。高評価、チャンネル登録よろしくお願いします!


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