アンジュルムのヲタクがカワラボに片足を突っ込んでるはなし『かわいいだけ、、、、、、、か?』
こちらは「ハロオタブログAdvent Calendar 2024」
9日目の記事です。
今回はCUTIE STREETを擁するアイドル集団、KAWAII LAB.についてお話しします。
というのも主催の柚樹ログ氏が
「笠原桃奈きっかけで日プを見て気付いたら別のアイドルを推し始めた話」...的な記事を読みたいがためのテーマ設定だったりします。ME:I、IS:SUE、JO1、INI、果てはCUTIE STREET...。
とおっしゃっていたため“果て”のものとして書かねばならぬ、となったためです。
また、友人の午前3時の初回生産限定盤SP氏のPodcastに出演させていただいた際にお話しさせていただいた中で「あーこれ言えなかった」ということの補完のnoteでもあります。
KAWAII LAB.とは
Wikipedia…
のページそのものではなく、出典に載っていたこちらの記事が非常にKAWAII LAB.(通称カワラボ)を理解する上で助けになるので是非お読みください。
わたしからは以上です。
ちがうか。
CUTIE STREET、桜庭遥花との邂逅
さて、ここからは何故アンジュルムのヲタクがカワラボを知ったのかについてお話しします。話せば長い。
PRODUCE101JAPAN THE GIRLS
まずはこの番組、PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS(通称日プ女子)に元アンジュルムの笠原桃奈さんが挑戦したことから始まります。
そう、ME:IのMOMONAさんって昔アンジュルムにいた笠原桃奈さんなんですよ。ご存知でしたか?
そして私は全てのアンジュルムOGを応援していますので当然笠原桃奈さんがデビューすることを願って番組を見始め、投票するようになります。
そして日プ女子は最初は複数名を選んでというシステムになっており、友人の青い三角コーン(先述のPodcastの午前3時の初回生産限定盤SP氏)に「11pickは有効」と言われ続けたため「とりあえず選ぶか…」と迷っているうちにそこに練習生として参加していた桜庭遥花(以下、ぱるたん)さんに“なにか”を感じたわけです。
笠原桃奈さんにはぜひ桜庭遥花さんに邂逅して出身地と名前と表情から“なにか”を思い出してほしい pic.twitter.com/UDyJjRO2uz
— ♪いえもんぬ♪🍵あやちょ二号 (@yemonkoimer) October 24, 2023
日プ〜アソビシステム所属発表
そんなこんなで桜庭遥花さんを推し始め、最初の大舞台であるグループバトル。ここでサバ番の醍醐味とも言われる「トレーナーからの叱責」からの「成長してトレーナーに褒められる」のくだりで結構な尺をいただきます。
しかし、何の因果か
よりによって対戦相手が笠原桃奈擁するAWAKEでした。勝てるわけがないじゃないか…と絶望しながら見ていましたが、そこで負けても注目を集めれば次に続きうるのが日プというもので、ここで注目を集めたおかげか42位で踏み留まります。
続くポジションバトル、上位であればあるほど先に選曲が出来るルールのため、42位で通過したぱるたんにはほぼ選べる曲目がありませんでした。
が、そこで選んだ曲がそう、
『おもかげ』でした。
たまたま引き寄せたこの曲がぱるたんの日プでの、引いては日プ後の道を決定付けたと言えると思います。
とにかく声も立ち姿も存在すべてがかわいい。
またこの曲では現在また別のサバイバル番組であるNo No Girlsで髙畠百加さんと一緒になり、もちもちふわふわなぱるたんと金髪ギャルの髙畠さんによる「ぱる畠」と呼ばれるいわゆる「ケミ」が発生します。このケミがさらにぱるたん人気を促進させたのだろうなということも想像に難くありません。
また、この曲の練習風景のビハインドで自分の歌割に自信がない箇所があったのかボーカルトレーナーの青山テルマさんに挙手をして「この部分なんですが…」と歌って実演するものの、思ってたより歌えてたせいか「頑張りました」で終えて一堂が膝からくずおれるという一幕があり、このシーンのかわいらしさも話題になりました。とりあえずポジションバトル回のおもかげのビハインドとパフォーマンスは全て見てほしい。
その後、A to Z、CHOPPY CHOPPYと着実に魅力を発揮できる楽曲を引き寄せていきます。本人の選択というよりたまたま「そこに当てられた曲があっていた」なので「曲側が引き寄せられた」と言える。
ですが結果はご存知の通り、現在ME:IにHARUKAというメンバーがいないことからも分かるようにぱるたんは日プでデビューすることは出来ませんでした。
日プ後〜CUTIE STREET所属
ぱるたん推し(桜もちズ)が意気消沈した数日後、インスタが開設されます。開設した数日後の初投稿がこちら
この時点でフォロワーが20万を超えていました。
そのさらに数ヶ月後にLARMEに掲載されます。
𝐋𝐀𝐑𝐌𝐄 𝟎𝟔𝟎発売日まで
— LARME (@larmemagazine) March 15, 2024
\あと... 𝟑日💞🩶🐈/
𓊆 初登場 𓊇
一足早く桜庭遥花 @_sakurabaharuka ちゃんの
オフショットをお届け🥂
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
\ LARME公式オンラインストア限定SET/
3/16(土)20:00より販売スタート🛒
公式オンラインストアにて… pic.twitter.com/tZGKatcqna
ここからしばらくLARMEのモデルとしての仕事が入り、オンライン特典会なども行われますが今になって考えてみるとこのオンライン特典会で使われていたMUVUSというサービスはKAWAII LAB.の特典会が行われるサービスなので、この時点でおそらく話は通っていたのだろうな…と思われます。
そして、アソビシステムへの所属発表
桜庭遥花がアソビシステムに所属しました。https://t.co/RdMjQ0xCp0@_sakurabaharuka pic.twitter.com/h8VEKtpwx5
— ASOBISYSTEM (@asobisystem) June 17, 2024
そして…
【新アイドルグループ発足決定】
— KAWAII LAB. (@KAWAII__LAB) July 23, 2024
アソビシステムのアイドルプロジェクト
KAWAII LAB.より、新アイドルグループの発足が決定。
同グループは2024年8月4日に行われる
「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」内の
「KAWAII LAB.ステージ」にてデビュー。
メンバーやグループ名については… pic.twitter.com/8aMUWpnsrT
【メンバー解禁】
— CUTIE STREET【Official】 (@CUTIE_STREET_) July 30, 2024
アソビシステム KAWAII LAB.
NEW IDOL GROUP
《 CUTIE STREET 》
2024.08.04(Sun)デビュー
💛古澤里紗 @risa_cs1108
❤️佐野愛花 @aika_cs1126
💚板倉可奈 @kana_cs1111
💙増田彩乃 @ayano_cs0526
🧡川本笑瑠 @emiru_cs0422
🩵梅田みゆ @miyu_cs0913
💜真鍋凪咲 @nagisa_cs0628… pic.twitter.com/Px3zHdkYoW
KAWAII LAB.の新グループCUTIE STREET(きゅーすと)に所属して現在に至ります。
かわいい、、、、、、、か?
かわいいだけで、なんとかなる、か?
ということでぱるたんがカワラボ所属になることによってわたしとカワラボが邂逅するわけですが、ここ最近たまにハロヲタがうっすらとカワラボをサゲるような言動を見かけることがあります。例えば「坂道→ふるっぱー、な時点でパフォーマンスよりルックス重視だろうしハロヲタの素質は無さそう。」など。
そもそもアイドルヲタクってルックス重視で当たり前なのでは?確かに、投票とか多数決とかで決められた順位付けで一位ではないかな、という子はいるかもしれません。
でも多数決や投票で決めるそれって全然きゅーとじゃないんですよ。わたし少数派でいいじゃん。
ということを歌っているのがそう、FRUITS ZIPPERの『NEW KAWAII』なのです。
また、CUTIE STREETが歌う「かわいいだけじゃだめですか?」に対して「かわいさだけで誤魔化そうとすんな」みたいな言説を見かけたこともあります。しかし、この文言を見たとき、一部のハロヲタの脳内にはよぎったものがあると思います。そう、カントリー・ガールズの「かわいいだけでなんとかなる、か?」です。
以前カントリーガールズに「かわいいだけでなんとかなる、か?」というコピーを書いたが、未熟なままでもなんとかなるかという意味ではなく、本来は「かわいいだけでなんとかする」のがアイドルで、またそれが一番困難で、純度が高いという意味をこめた。その意味を体現していた嗣永桃子がいたから。
— オオツカヒサオ(大塚久雄) (@meghisa) June 30, 2017
そう、「かわいさでなんとかする」というのは「「未熟なままでもなんとかなるかという意味ではなく、本来は「かわいいだけでなんとかする」のがアイドル」ということ。これはカワラボの理念に近い。
かわいいだけが「かわいい」か?
最初にあげた木村ミサプロデューサーと中川社長の対談の中にもあるように、カワラボにおける「かわいい」って「原宿そのもの」なので「カッコ可愛い」であったり「キモ可愛い」であったりのように、「旧来の「かわいい」とはかけ離れていたもの」をも包括します。
「バズるためだけに作られた中身のない曲」という言説も見かけますが、それはもうちょっとカワラボを掘り下げてみてから言って欲しい。
KAWAII LAB.の各グループについて
軽くですが紹介します。なお、わたしも片足を突っ込んでるだけなのでもしこの記事がカワラボのヲタクの方に届いた時、「そうじゃないんだよ!」と思うこともあるかもしれません。もしそんな声があれば是非教えていただきたいと思います。カワラボについて勉強したいという気持ちはありますので。
FRUITS ZIPPER
2022年4月デビュー(なお、カワラボにおいてはステージデビューが「デビュー」として扱われる)「KAWAII LAB.のアイドル」として最初に結成されたグループ。『わたしの一番かわいいところ』、『NEW KAWAII』、『ハピチョコ』、『フルーツバスケット』など代表曲のほとんどを「世界で一番かわいい曲を作る」ソングライターのヤマモトショウが提供しており、是非この四曲だけでも真面目に聴いてみてほしい。リズムとメロディに対する歌詞の乗り方はハロヲタがありがたがる16ビートの気持ちよさなのでは?と思います。
メンバーで言えばまつかれこと松本かれん。
とりあえず各自契約してるサブスクリプションで『ぴんきーれっど!』と『すーぱーかれんたいむ!』を検索して聴いてみてください。まつかれが何なのか、引いてはカワラボが何なのかすらわかるかもしれません。
CANDY TUNE
2023年3月デビューの二番手グループ。休みの日に特に仕事でもないのにグループみんなで長野に遊びに行くところなどはアンジュルムを感じます。
一人を除いて全員元アイドル。
その唯一元アイドルではない南なつさんはアイドルの知識を買われてチェキスタッフからアイドルのマネージャーになった元マネージャーアイドルであり、その他にも後から知ったら「えっ、それこの順番で出てくるの?」という話が山ほど出てくるため是非digって見ていただきたい。楽曲は「何言ってんの?」というタイトルのものが多く、最後まで聞くと意外といいこと言ってたりするものも多いですが最後まで何言ってるかわからないものもあります。
また、SILENT SIRENのすぅさんが作詞を手掛けた曲も多く、最もメンバーの実存に近い歌詞を歌ってるグループなのかもしれません。
SWEET STEADY
2024年3月デビューの3番手グループ。グループ名に「STEADY(着実)」が入っているためか、またカワラボのグループ名は実はファッション誌名から取られているが、SWEETとSTEADYという他のグループの雑誌の元ネタより対象年齢が高い雑誌が元ネタになっているせいかおじさんにもロックやファンク調のような理解しやすい曲が多い(ような気がする)。
このグループは全員が元アイドルなのですが、その中でも奥田彩友さんは2019年に結成され、FRUITS ZIPPERの結成とともにカワラボに所属し、2023年に解散したIDOLATERの元メンバーであり、SWEET STEADYの持ち歌の一つ『新世界クレッシェンド』はIDOLATERが歌っていた曲にSWEET STEADYのメンバーが共作で歌詞をつけて生まれ変わらせた文脈ヲタクにはたまらない楽曲となっています。
CUTIE STREET
きゅーすとのメンバー構成は半数がインフルエンサー、半数が元アイドル(ぱるたんも便宜上こちらに…)からなっています。この構成が実はFRUITS ZIPPERに近い。
また楽曲も元GANG PARADEのカミヤサキさんが振付を担当した『解』など、『かわいいだけじゃだめですか?』とは一線を画するような楽曲もあります。是非各種サブスクで『かわいいだけじゃだめですか?』以外のシングル収録曲を聴いてみてほしいと思います。
特に『ひたむきシンデレラ!』はぱるたんの歌声からぱるたんの人間性を感じられる曲でもあり、ポップで可愛くハロヲタにも理解しやすい曲かと思いますので是非。この曲がハロプロのコンサートの開演前に各グループの新曲としてVTRで流れる様は容易に想像がつくし、推しグループに来たら絶対沸く曲だと思います。
同じじゃなくても相容れないものではない
上記の通り、ハロプロとカワラボの理念は完全に合致するものではないですが、かと言ってそんなにも遠くかけ離れたものではないと思いますし、
かけ離れてないが故にカワラボのヲタクがハローに来ることだってあると思いますし、逆にハロヲタがカワラボにハマることなんて全然あり得る。
ハロヲタはカワラボのことを敵視したり、侮蔑したりする必要はないと思うんですよね。
ただカワラボではハロプロでは絶対に起きないことが起こり、ハロプロは絶対にやらないことをやるというだけで。
そこの点ですら、「ASAYAN全盛の草生期のハロプロであればカワラボと同じことをやらなかったか?」という問いに変えれば答えはNOだと思います。
スキルはハロプロと比べたら正直物足りなくは感じるかもしれませんがハロヲタが大好きな生歌パフォーマンスにこだわってる以上、やがてはもっとハイスキルな集団になっていくものと確信しています(ハロヲタが大好きな考えに「生歌で歌い続けていれば下手な子でも上手くなっていく」というもの、ありますよね?)
逆にカワラボがハロプロのように安定して毎年同じ時期に全グループを集めたホールツアーを出来るのかといえば、これも答えはNOです(ハロコンに関してはハロヲタの中でも「要らない」という意見がありますがここは一旦置いておきます。というか全グループ参加のツアーをやる時点であまり正気の沙汰ではないと思う)
ハロプロとカワラボが最も違う部分といえば上に取り上げた対談記事に「SNSで話題になるための戦略を徹底している」という部分があります。これはアップフロントでやってないことは明らか。
とはいえ、そこ以外の部分においてハロプロで重要視されているものが蔑ろにされているのかというと、そんなことはないと思います。
ただ一つ、メンバーが忙しすぎることだけはどうにかしてあげてほしい…そこは今が勝負時だからこそ仕方がない部分ではあるのだろうとは想像しますが…
結論として、ハロプロとカワラボというのはかなり違うものですが決して相容れないものではない、ということにになると思います。
だからハロヲタだってカワラボにハマってハマっていいよ!
ねえ ディグってディグってきゅんと!