これからの世界は全部ここからの続きだから

人と人と公転周期

本日11月28日、日本武道館公演をもって川村文乃さんがアンジュルムを卒業し、芸能界を引退します。
芸能界引退を明示して卒業するメンバーはアンジュルムになってからは初めてです。6月には「改名当初からいたメンバー」である佐々木莉佳子も卒業しており、今年は二人のメンバーを見送ることとなりました。
しかし、引退を明示した卒業が初めてとはいえ、過去には一年間に四人のメンバーを見送ったことがあるのがアンジュルムであり、ヲタク側も異常に卒業に慣れています(2年前にTHE ANGERME  PERFECTIONで地下鉄に乗り込む時に近くにいた女性ヲタが「また秋も見たいね!その時は流石に誰か卒業しそうだけど」と言ってた時はわろた。「ずっとこの○人でいてね!」がアイドルヲタク界の普通の中にあってタフすぎる)
このアンジュルムヲタクの異常なタフさというのはどこから来ているのか。
おそらくそれは、アンジュルムとアンジュルムOGは卒業した後も繋がって、卒コンの日に見る『友よ』や『46億年LOVE』の光景がこの世界のどこかに存在しているという事実が現役メンバーやOGの話からうっすら透けて見えるからではないでしょうか。
また、たとえ遠くの文脈で活動するようになったメンバーであっても時を経て接近することもある、ということが今年カンナギマロ(福田花音)周りでありました。
それは離れた惑星と惑星が公転を繰り返すうちに近づくこともあるように。

アンジュルムがお互いに与え合う影響

とはいえ、先述の通り川村文乃さんは「芸能界引退を明示して卒業する初めてのアンジュルムメンバー」であり、上記のようにメンバー同士の最接近を確認できるのはメンバーが公の活動をしていればこそです。
しかし、重力と遠心力の影響で起こる潮の満ち引きが陸地の形成にも影響するように、人が人に与えた影響も不可逆に残るものです。
これは仙台公演で上國料萌衣さんも同じようなことを言っていましたが、川村文乃さんの記憶やおもかげは今でも確実にアンジュルムに刻みつけられています。
たとえば、その上國料萌衣さん自身がハロモバのかみこ日和で「昔はやりたいことがあってたとえかわむーに「そうすればできますよ!」と言われても理由をつけて行動しないタイプだったが、ある時からかわむーのアドバイスを聞いて行動するようになった」という話をしています。
また、これもかみこ日和での話ですが「自分がやりたくてやってたアンジュルムのアピール活動のようなことをマネージャーさんがやってくれるようになった」という話もしています。
また、橋迫鈴さんは研修生時代からの同期であり、わたしたちがどうやったって知ることの出来ない知らない記憶を知っているメンバーであり、もっとも川村文乃さんのおもかげが移るメンバーかもしれません。
そして三色団子。
為永幸音さんがヲタクに向ける優しさは川村文乃さんのそれによく似ているな、ということはよく思います(川村文乃さんに通じる狂気も少し感じる)
川名凜さんの気がつくと道を突き詰めて理解の及ばないところまで到達しているところも川村文乃さんに少し似ています。
そして松本わかなさん。
彼女に関してはもはや「どこが」というより具体的に洋服のおさがりをもらうだとか、動画を編集したり、また川村文乃さんのような告知をしていた時などもあり、おもかげを強く残していくことになるのではないでしょうか。
また上記に名前を挙げなかったメンバーについても強い影響を受けててもおかしくありません。わたしたちが見ているのはメンバーの全てではないので。
そして、わたしたちヲタクの中にも川村文乃さんに与えられた影響はあります。それは人それぞれ、数えられないほどに。

それではKIRAKIRA⭐︎武道館へ向かいます。
とても素晴らしい日になるよ



#川村文乃さんアドベントカレンダーファイナル

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