日本出国タイ入国
再び日本で緊急事態宣言が出され、菅総理がビジネスで日本へ来る外国人へも日本入国を閉じた頃、僕はタイに入国した。
タイは入国を希望する外国人に対して、72時間以内のPCR陰性証明書の提出と入国後の2週間の隔離を行っている。それでも僕のようにタイへ来たい人は来る。現に僕が今、隔離されている辺ぴな場所にあるホテルには100人以上の外国人ツーリストが隔離生活を行なっている。タイでは、このような隔離ホテルを100以上も用意している。
タイ政府は厳しい管理をしながら外国人ツーリスト、ビジネス往来者を受け入れたいと思っている。それも少しずつ多くしてビジネスを活性化させたいと。もちろん日本もそうだろう。だから菅総理の中国やタイなどアジア諸国からのビジネス往来に対する措置は引き伸ばされてきた。しかしコロナ感染者が増え、内閣への批判も多く、先に選挙をひかえる立場として国を閉じなければならなかった。
日本もタイと同じように入国後の2週間の隔離を行へとは言わないが、せめて72時間以内のPCR陰性証明書の提出をおこなっていれば、、
今回のコロナ騒動は日本という国を司っている日本政府や、我々から集めた税金を給料とし本来は国民のために仕事をする官僚という組織の危機管理体制が他の国、特に今まで自分たちよりも下に見ていたアジアの国よりもはるかに劣っている事実をあぶり出した。
国内での検査体制も重傷者受け入れの準備も整わないまま冬を迎え、コロナ感染者は日増しに増えている。今回の緊急事態宣言では飲食店をはじめ、多くの経済がダメージを受けるのは確実である。
また労働力という点でも日本経済界に大きな影響を与えることになる。ビジネス入国というから中国人のビジネスマンだと思っていたが、実際は中国からの留学生やベトナムやインドネシアからの実習生。留学生もアルバイトできるので、安い労働力が必要だったのである。つまり今までの入国緩和は、経済界が求める安い外国人労働者受け入れに、積極的に応える菅首相の姿勢が反映した入国状況だったわけ。
ということは1〜2週間で帰国する旅行者でなく、長期で日本に住む外国人だったので、2週間の隔離は無理でも、PCR検査で陰性の証明書の義務付けレバよかったのに。というか今からでもタイを見習って、少しでも外国人の入国を認めれば良いと思うのは、実際に日本を出国してタイに入国した僕だけだろうか。
僕などには分からない抜き差しならない理由があるのだろうけど、2つの違った国でコロナ禍での政府の対応を比べてみることで気がつくことがあると思う。
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