2021コロナ禍にタイへ行くために必要な書類
2020年末タイは初めコロナウイルスを恐れて、入国を厳しく制限していたが、すこしずつツーリストの入国条件を緩和してきた。まずSTVと呼ばれたスペシャル・ツーリスト・ビザが失敗に終わり、普通のツーリスト・ビザの条件を緩和して、現在はビザ無しでも入国できるようになった。
とはいえ、COE(Certification of Entry)という申請が必要であり、飛行機のチケットを買ったからといって、フライトできるわけではない。ただタイ航空をはじめANA、JALともに通常便のフライトを再開し、決してタイへの道を閉ざしていない。Zip Air など格安フライトも飛びはじめた。
そこで今回は少し面倒なCOEをはじめとしたタイへ行くために必要な準備や方法について僕の経験をもとに簡単にまとめてみました。日本のタイ大使館のHPにガイドラインがありますので、そちらも必読です。
タイ行きに必要なのはパスポート以外に、次の3つの書類です。
1)タイへ入国するフライトチケット
2)ASQと呼ばれる隔離ホテルの予約
3)コロナに対する保険
タイへ入国するフライトチケット
まずはタイに行く日にちを決めましょう。帰りの日程が決まっていなければ片道のフライト・チケットでもいいし、ANAなどで日程の変更が可能な往復チケットを探しましょう。LCCでバンコクへの就航を開始した ZIP AIR は価格は安いが変更には経費がかかるので要注意です。
またフライトの日程を決める際、ASQと呼ばれる隔離ホテルの予約の日程と合わせる必要があります。隔離ホテルも意外と予約がいっぱいです。まずは希望日に希望の隔離ホテルに滞在できるのか、確認しておきましょう。
ASQと呼ばれる隔離ホテルの予約
現在タイに入国した後は、2週間のホテルでの隔離生活が義務つけられています。隔離用のホテルはASQと呼ばれ100箇所以上あります。自分の予算や希望条件に合わせて、ホテルを選び自身の旅行日程に予約できるかを確認しましょう。
ASQホテルの選択には、このサイトが便利であるhttps://asq.wanderthai.com/properties/
Chromeというブラウザーを使って表示すれば上のように日本語にもなる。それに左上のオレンジで囲った価格帯(Price Range)を自分の予算に合わせて調節すれば、希望の価格帯のホテルだけが表示される。最安26500Baht(10万円弱)からあります。
またアゴダ(Agoda)のサイトでも予約でき、キャンセルも無料であります。
多少割高ではあるがAgodaからの予約だとホテルと直接やりとりすることなく必要な書類が手に入れられますね。
ホテルとのコンタクト、国際電話には
僕は上記のASQ専門サイトで、まず価格レンジを35000Baht(10万円強)までに絞り、サイト内の希望条件にBalcony とBath Tub を入れて検索。それで出てきたホテルに「ホテルへ問い合わせ」を使って、メールで自分の希望を質問してみました。僕の希望条件は以下の3つでした。
⚫︎バルコニーがある。
⚫︎バスタブがあって風呂に浸かれる。
⚫︎テレビで欧州サッカーが観れる。
7つくらいのホテルに問い合わせしましたが、返事が来たのは3つのホテルだけで、いずれも条件を満たしていなかった。返事がこない4つのホテルには、それぞれのホテルのオリジナル・ホームページにいって、直接に再度、こんな英文で問い合わせてみた。
Hello Sawadii kap
I am belong to Japanese who looking for ASQ Hotel from 10th January.
Can I stay Your Hotel ? I mean you have a vacant room for my period?
If yes I have some question for Your hotel room.
1, your Hotel room have the Balcony?
2, your Hotel room have the Bath Tub?
3, Can I use Finess GYM and Swimming pool while I stay in quarantine?
4, Can I watch Football in your Cable TV specially English Premier League and Champions league
5, If Thailand change the rule of Quarantine, can you pay back money for me?
Specially I can not get Visa for Thailand. Can you pay back?
Let me know cancelation system of your hotel
best regards
フィットネスジムやプールの利用は、どこも開放していないので不可。あと大切なことは万が一、PCR検査やCOE登録ができずにタイに行けなかった場合、お金は戻ってくるのかというキャンセル条項です。ASQホテルの中にはキャンセルを一切認めず返済金はないというホテルもあるので事前に確認しておきましょう。
ASQサイトの問い合わせメールには間違ったメールアドレスが載っていたHotel de Trojan が、すぐに返信メールをくれた。結局、最後まで連絡をくれないホテルに電話をしてみたりもしたが、僕の日程はイッパイだとか、まだ先なので予約できないと素っ気ない対応で、気にいらなかった。
ちなみに国際電話をするときはSkypeにクレジットカード登録をして、クレジットを買ってかけている。https://www.skype.com/ja/
結局、Hotel de Trojan に決めた。ホテルに予約をするためには飛行機の便名やタイに到着する日が決まっていなければ受け付けてもらえないので、飛行機のチケットの購入と調整して申し込もう。
●ホテルに国際送金するには
ASQホテルに申し込んだ後、ホテルから支払いはクレジットカード払いか、送金するか?問い合わせが来る。どちらにしようか迷ったが、最近、国際送金が規制される中、手数料がやすいTransfer Wise を利用して日本からタイへ送金した。
郵便局や日本の銀行からだと手数料も高いし、申し込んでから実際に送金されるまで時間がかかる。そしてコロナ禍の影響でウエスタンユニオンも事業を控えている中、安く国際送金できた。Transfer Wiseは最初、戸惑うかもしれないがホームページが日本語に対応しているだけでなく、相談や問い合わせにも日本語の電話で受け付けてくれて、丁寧に利用方法を教えてくれるので安心である。
参照:https://transferwise.com/jp
Hotel de Trojan に送金完了後、すぐにASQ Confirm 予約確認の契約書がメールに添付され送られてきた。
最後に必要なのはタイでのコロナ保険である。タイ国内の保険会社でなければならないのでクレジットカード付帯の海外旅行保険は不可という説あり。ここは素直にタイ大使館の勧める保険会社で契約することに。下記リンクの Inbound Travellerをクリックして「BUY NOW」と進んでいこう。Google Translateや辞書を利用しながら
ちなみに個人情報を入れるページで「Beneficaly」とあるのは死んだ場合とかに誰が保険金を受け取るかで、「Legal heirs」は法定相続人なので、それでよければ選択しよう。クレジットカードで支払えるし、金額も60日なら 4480Baht(約16000円)ほどである。
保険の支払い申し込みを済ますと、すぐに登録したメールアドレスに下記のようなメールが、 Dhipaya TIP insuranceから来る。PDF書類が添付されているのでダウンロードしよう。
これでCOEに登録する必要な書類は全て完了!ダウンロードした書類はCOE申し込みにアップロードするので、取っておこう。
COE登録はオンラインで
さて書類が揃ったらネット上で、COEの登録をしよう。タイ大使館のHPにマニュアルが載っているので参考にしながら進んで欲しい。
マニュアルhttp://site.thaiembassy.jp/upload/pdf/New%20Folder/ManualJP/COE%20Manual%20Japanese%20rv10.pdf
またYoutubeによる動画もある。
個人情報の記入の際の訂正が多いポイント
1)電話番号は+81473728033のように国番号の前に+を入れて080など最初の0を書かずに続けて書き込むこと。
2)保証人の氏名の前にも男性なら Mr. 女性ならMrs. かMs.を入れてMr. Shinzo Abe と書くこと。
申し込みが完了すれば大使館の営業日3日でメールに返信が来る。そしたらASQの予約確認の書類とフライトのE-Ticketをアップロードすれば1時間でCOE書類が添付されて送られてくるので、コンビニなどでプリントアウトして空港に持っていくことを忘れないように。
PCR検査はどこで?いくら?
僕は京都に住んでいる。PCR検査は、どこで受けられるのか?きっと大阪まで行かなければならないと思っていた。しかしタイ大使館のHPに京都市内でPCRを受けられる御池クリニックを見つけた。もしPCR検査を受ける病院やクリニックをお探しなら、下記PDFを参考に、ご自身のエリアの病院をチェックし、連絡して値段や方法などを確認するといい。
https://www.meti.go.jp/policy/investment/tecot/pdf/iryoukikan_tourokubo_0910.pdf
もしPCR検査で陽性だったり、風邪をひいて熱が37.5分を超えて飛行機の搭乗チェックで引っかかったらと思うと、寒い夜に行われる新年会も断ってしまった。
当日、検査に行くと唾液による検査だった。タイの場合は鼻からのPCR検査しかダメだとネットで見た記憶があったので、何度も唾液でタイへの入国審査などは大丈夫なのか?とクリニックで確認したが「今までも当クリニックでのPCR検査を受けて多くの人がタイに旅立たれております」と言われた。費用は29700円。
ただタイ大使館のHPに搭乗+入国する際に英文で書かれた「PCR陰性証明書」と「Fit to Fly」が必要とある。「Fit to Fly」の書式は自由とあるが、御池クリニックの場合「健康証明書」だと言う。
これについてタイ航空に問い合わせをしたところ「英文でお医者さんが印鑑などで証明した”飛行機に搭乗するのに適した健康状態である”と記載されていれば、書類の名称はなんでも良いということであった。
御池病院で出してくれる「健康証明書」でも、そういう明言はあるので問題はないと思ったがタイ語の「Fit for Travel」という書類もあるというので、そちらもお願いしたら3850円オプション代として支払うことになった。
入国前に新規アプリ「ThailandPlus」をインストール
2021年1月14日から、海外からタイ王国に入国するタイ国籍を有しない方は、タイ入国前に新規アプリ「ThailandPlus」アプリケーションをダウンロード登録が必要となります。
(但し、乳幼児やスマートフォン等のタブレット端末をお持ちでない方は対象外となります。)
ではでは皆さんが寒い日本を脱出してタイに来られることを心から願っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?