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『あの娘のドキュメント・AV女優・春原未来のすべて』を観たときに思ったこと。そして、
裏切られた!
エロい気分満々で盤を再生したのに……。
丁寧に紡がれた監督の優しさがつまったドキュメンタリーロードムービーじゃないか!
すげぇー!って思った。
雪つもる真っ白な世界で、はしゃいでいた春原さんが突然叫ぶ。『心も痛い!嫌!いつまで生きなきゃいけないの!』って……。
自分に自信がなく人間不信の私が10代の頃から心の中でずっと叫びつづけていて今現在も心の奥底に隠している想いを春原さんが叫んだ。
心を揺さぶられた。言い方が適切じゃないかも知れないけど酷く狼狽えた。
例えるなら1992年10.23UWFインターナショナル日本武道館メイン、実際に会場で観戦した高田延彦vs北尾光司戦、衝撃の一発KO。まったく見えない軌道で後頭部に高田の右ハイキックをくらった北尾のような気持ち。(興味のある方は検索してみてください笑)
春原さんのすべてを理解できるわけじゃないし、春原さんとすべてが同じわけじゃないけど、自分と似た人が画面の中に居るって思ったら……なぜか泣いてた。
AVあるあるの早送りを一切することもなくAVを観てギャン泣きしたのです。泣きました、泣きました、泣きましたぁー😭
自分にとって衝撃的な作品だったのです!
監督からの最近買った一番高いものは?の質問に「美容室で薦められて買ったシャンプーとコンディショナー」って答えた春原さん、めっちゃ可愛い♡
汚してしまったシーツをホテルのバスルームでひとり手洗いしてた監督。
髪の毛ボサボサで鼻水垂らして泣く春原さん。その春原さんの涙も鼻水も指で拭ってあげる監督。
春原さんを愛おしく思ったシーン。
春原さんと監督との距離が物理的にも(身体と身体)精神的にも(心と心)近くに居る感覚。
と言ってしまうのは少し違うと思っていて、作中ずっと、ただひたすらに春原さんの側に(そばに)居続けた監督。(この場合の「近く」と「側」のニュアンスの違いが思うように書けなくて歯痒いけど…。)
だから、
旅の終わりの
『手を握りしめて眠りたいだけ。』
エンドロールの
『20代半ばには消えてしまいたいと言っていたけど、その季節をやり過ごすことができたら、「いつかまた」君と旅に出てみたいなと思ってる』
って言葉たちが胸にグッときて腑に落ちる。
そして「今の春原未来」は、「その頃」と比べて表情も穏やかになって「その季節」を少しはやり過ごせたのでは?と個人的には感じています。(今作発売当初(2014年)をリアルタイムで追えていたファンではなく私は新参のファンなのですが…。)
これからも側でずっと応援していきたいです。
書いていて自分なに様だよ💢って思ってきたw"
最後ラブレターみたいな着地になっちゃった…。公開ラブレターだなw"
想いのままに書いてるから自分でもどう着地するのか予想がつかんのですw"
ラブレター。
ブルーハーツも あなたよ あなたよ しあわせになれ〜♪って唄ってるよね。そういうこと。
では、お口なおしにこの記事のエンドロールをお聴きください♪