この試合のボールスポンサーはトヨタのランドクルーザーがおおくりしています。

bs放送でミランvsチェゼーナの試合を見ていた。録画放送だから結果は知っていたが、見てしまった。
結果はミランの2ー0と完勝。本田選手の出場の機会はなかったが、この試合後に本田選手は「岡田監督でもいいんじゃないですか」と次期日本代表監督に関してポロリ。

サッカーの試合を見てたら、色んなスポンサーがピッチにデジタルサイネージで企業広告を出していることに目がいく。ちかちかして目立つ。
選手のユニフォームの胸には企業名やロゴが入っている。僕は学生時代サッカーをしていたのだか、小学生の頃はこの胸にスポンサーが入っているのが羨ましかった。

でも、試合中、デジタルサイネージもユニフォームも結局誰も見ない。

じゃあなんで企業はお金を出しているのだろう。そう思ったので考えてみた。

あれは既存顧客の為のブランディングなんだと思う。例えばトヨタのランドクルーザーに乗っている人がトヨタクラブワールドカップを見れば、「お、俺の乗っているトヨタはこんな大会も主催しているんだ、すごいな。さすが俺が選んだブランドなだけある」と思うだろう。一方、ホンダのフィットに乗っている人が見ても、「サッカーの大会」としか見ない気がする。
要するに、トヨタのステークホルダーにとってトヨタのロゴはよく見える。
まさか名古屋グランパスの試合を見て、感動してトヨタのアクアを買う人はいないでしょ...。

だからサッカーボールにもスポンサー権利を販売すればいい。

静岡県で「プライスゼロキャンペーン」と呼ばれる広告によってサッカーボールを子供たちに無料であげようという取り組みがある。協賛企業の企業名やロゴをサッカーボールに印刷することで運営されている。2014年にはJリーグの清水エスパルスとコラボレーションした。
この取り組みをJリーグの公式球にも権利として販売してほしい。あまりにも大きすぎる企業名やロゴは品がないので、企業がボールに印刷できるのはアディダスやナイキなどボールメーカーのロゴの30%までのサイズ規定する(タバコの注意喚起メッセージみたい)。そのボールには試合の行われた日付も付けて、試合中にスタジアムに入り込んだ場合は記念品として捕った観客のものになる(野球のファールボール的なやつ)。係りのものがそのボールを捕った人に専用ボールケースをあげにいく。このケースにはでかでかスポンサーのロゴをつけてもいい。

ボールスポンサーは、テレビ放送があった際には「この試合の公式ボールは○○の提供でお送りしています」とひとこといってもらえる。

その企業が試合すべてを支えているみたいでいいな、と思った。好印象。

この試合のボールスポンサーはトヨタのランドクルーザーの提供でおおくりしています。

プライスゼロキャンペーン
http://www.price-0.com

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