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ニートになったので英語とスペイン語の勉強を始めましたが、その理由をちょっとばかり自分語りさせてください

ニートアイドルいっこです💙🔫

2020年6月30日に株式会社1ne studioを卒業し、2020年7月1日より晴れて、OLアイドルからニートアイドルに進化しました!
新卒で入社した会社を半年で退職して以来、約6年ぶり2度目のニートの今、私が何をやっているかというと、語学の勉強をしています。

こう書くと、スタートアップの次は外資狙いか、あるいは海外企業かと思われそうですが、全くそんな感じではありません。

じゃあ、なんで毎日言語の勉強をしているかというと、言語の勉強が自分にとって最も身近でかつ答えを求めない訓練をするのに最適だからです。

最強クイズ王は知識がすごいだけじゃない

突然ですが、クイズ王の古川洋平さんという方をご存知でしょうか。

https://twitter.com/Piu_P

最近はクイズと言うと東大出身の伊沢さんの方が有名ですが、私の中ではクイズ王といえば古川洋平さんです。
立命館大学出身の先輩(9個上の大先輩!)だから応援しているわけではなく、私は古川さんの考え方をとても尊敬しています。

クイズ王と言うと、特に雑学に関する知識がすごいある人・物知りな人というイメージが強いと思います。
実際、古川さん率いる“最強クイズ王集団“カプリティオのYoutubeチャンネルでは「知識量、すごすぎない…?」とちょっとひくレベルのクイズ動画が上がっています。

▲ガチクイズ大会シリーズは問題レベルが高くて、にわかクイズファンには何がなんだか分かりません!

しかし、最強クイズ王集団がすごいのは知識だけではありません。知識ではなくいわゆる「ひらめき力」を試すクイズとして有名な水平思考ゲーム(別名:ウミガメのスープ)であっても、クイズ王は難なく答えを導き出していきます。

▲カプリティオチャンネルで大人気のウミガメのスープシリーズ。全部良問で毎回超楽しみにしています。

知識を増やすだけなら、クイズの勉強(そういう問題集があるらしい)を繰り返し解けば自然と暗記できますが、こうした発想力がどうすれば身につくのか。

以前に古川さんは「【検証】クイズ王は、大喜利の回答からお題を導き出せるのか?」という記事内でこう答えていらっしゃいました。

クイズ王になりたいのなら物知りになる、知識を沢山身に付けるのは大前提です。でも今回で試された発想力は、誰でもいつからでも、どんな場所でも鍛えられる力だと思います。今は調べれば何でもすぐ分かる時代ですけど、今日のゲームって、答えを教えてもらう以外に答えを知る方法ってないですよね。
そういうのを自力で限界まで考える。考え尽くした上で最後に答えを聞いて『なるほど!』と思う。そうすると思考力や発想力は物凄く伸びるんです。

ググればなんでもわかる時代に、ググらずに考え尽くす。
これがクイズ王が、クイズ王たる所以か〜!と感動し、また自分も似たような価値観を持っていたのですごく親近感を持ちました。

私が言語の勉強をしている理由も、考え尽くす訓練をしたいと思っているからです。

入試会場で、未知の数式・未知の単語に出会ったとき、あなたはどうする?

高校時代の数学の恩師にそう聞かれたことがあります。高校時代の私はガリ勉で、京都大学を目指して1日10時間ぐらい勉強していました。
どんなシチュエーションで、何があってそう質問されたのか、また私自身がそのときどんな回答をしたのか、それさえも全く覚えていませんが、
恩師に「入試会場で、今まで見たことのない数式や聞いたこともないような英単語、古文の単語に出会ったらどうするか」と聞かれたことは覚えています。

この質問に対する先生の回答はこうです。

試験会場には今まで使っていた参考書も、教科書も辞書も持ち込めない。
PCで調べることもできない。
でも、とにかく問題を解き進めて点数を取らないと受からない。
じゃあどうするのか。
焦らずに考えるしかありません。

今まで得た知識を使えば解けない問題は絶対に出てきません。
英単語や古文なら、前後の文章や物語全体の文脈から推測する。
見方を変えれば自分が今まで解いたことのある数学の問題に、きっとなるはずだと信じてじっくり問題と向きあう。

答えを急がない。できないと言ってすぐに匙を投げない。
焦らずにじっくり考えることができるようにならないと、京大の試験は解けません。

先生の言葉も虚しく京大受験は惜しいところで失敗し結局、立命館に落ち着いた私ですが、受験の時に体験した「じっくり考え抜く」ことは自分の価値観に大きな影響を与えています。

ググれば答えがわかる時代にだからこそ、簡単に正解に飛びつかないように訓練する

クイズ王・古川洋平さんもおっしゃっている通り、今はググればどんなことでも大体は答えが出てくる時代です。

今、毎日英語やスペイン語の勉強をしていますが、わからない単語があれば辞書をひくことで、文法がわからなければググることで、一発で答えが分かります。でも、だからこそ、あえて簡単に正解には飛びつかないようにする訓練をしないといけないと考えています。
具体的にいうと、わからない単語が出てきたら、一旦その単語は無視して先に文章を読み進めて、一生懸命その文脈に合う言葉を探したり、
あるいは、例えば「スペイン語のinteligenteって、英語のintelligentと近いけど、もしかして何か関係ある単語なのかな」と似たような単語から類推して意味を考えてみたり、
あえて辞書を引かずに自分の今持てる知識を総動員して一生懸命にその単語の意味を理解しようとしています。

ニートになって時間ができたことで、自分の人生をしみじみ振り返っているのですが、つくづく思うことは「人生って、明らかな正解を示してもらえる機会が少ない」ということです。

例えば、
問題集の後ろに巻末解説書がくっついていて、困ったらまずその解説書を読めば解き方・考え方の筋道が分かったり
考え方や解き方がわからずとも、とりあえずその巻末の回答を暗記しておけば合格したり
次に似たような問題が出た時にはまず何からやればいいのか、懇切丁寧に教えてもらえたり…
そんなことって多くはありません。

だから、答えがわからない中でも、わからないなりに持っている知識の範囲内で考え抜いて簡単に答えに飛びつかないで我慢する訓練をしておかないといけないなと思っています。訓練を積んで答えが出ないことに慣れておかないと、絶対にググっても答えが出ない問題に直面した時に、きっとパニックになります。
普段ならググれば一発なのに!って。

まとめ

というわけで、タイトルにもある「英語とスペイン語の勉強をし始めた理由」に対する答えはこうです。

答えがわからない時に簡単に答えに飛びつかないで、じっくり考え抜く訓練をしておかないといけないと思っているから。

大体のことは集合知Google様に聞けば解決できてしまう時代に、あえてそこを頼らずに自分の知力・知恵・知識の限界に挑むことでもっと成長できるのではないかと思います!

◇Twitter◇

https://twitter.com/yellowhappeicco


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