思い出の31番ロッカー。【市営温泉 浜の湯】
私が泊まっている諸山宿舎には、お風呂やシャワーがありません。
小浜の暮らしを感じるために、立ち寄り湯をご利用くださいとのこと。
温泉街らしいですよね。
そして滞在中ほぼ毎日通ったのが、この「浜の湯」です。
入湯料は150円。
私が見た共同浴場の中で、一番安い。入湯料150円。
JRの初乗り1回我慢すれば浜の湯入れます。
思い出の31番ロッカー
中はロッカールームと浴室がある、普通のこぢんまりとしたお風呂です。このなんでもない質素なつくりが、飽きずに通える秘訣なのかもしれません。
そして通い始めて3日くらい、同じロッカーを使っていることに気がつきました。
それが、31番。
なんか、ロッカールームに入って一番スムーズに荷物を投げ込めるのが31番なんですよね。高さもちょうど良くて、近くにベンチもある。
毎日同じロッカーを使っていることに気づいてからは、もう意地です。他のロッカーは高さがないだの、鍵が壊れてるだの、難癖をつけて31番以外のロッカーを使いませんでした。
しかし先日、あの31番が埋まっていました。
他にも31番愛用者がいると思うと、敵が増えたような、味方が増えたような。そんな掴みどころのない感情を抱きながら、隣の26番に荷物を投げ込みました。
その日も普通に風呂に入り、上がってロッカーを開けるために鍵を開こうとしたその時、鍵をしまって腕につけられる、あのバンドみたいなのを壊してしまったのです。
全然力を入れたとかではないんです。もう、自然に壊れたんです。
だからやっぱりお前は31番を使えっていうお告げだったのだと思い、その日からずっと31番を使うようにしています。
シャンプーは相棒を用意。
浴室にシャワーはありますが、シャンプーやボディソープなど、石鹸類の設置がありません。
私が下見に行った時はそれを知らず、古庄さんにお恵みいただくことになったので、今回インターンで来るときはこれを持ってきました。
ちゃんと家に置けるやつを持ってきてしまったのですが、本当は蓋が閉まるボトル型をオススメします笑
あと、人のシャンプーっていい香りしませんか?
みんな各々のシャンプーを持ってくるので、お風呂場は絶えず人のシャンプーの香りを嗅ぐことができます。
ひんやりする系の人、石鹸系の人、フローラル系の人、、、
隣のシャンプーはかぐわしいですが、うちはうち、よそはよそ。今のところ羞恥心が仕事をしてくれているので「ちょっとそのいい香りのシャンプーもらえませんか」なんて声をかけることはありません。
いい香りがしたら、深呼吸をするにとどまっています。
シャワーヘッドにも個性が。
シャワーヘッドも、なんか3種類くらいあります笑
僕の経験では、サイズが大きいヘッドほど、勢いが弱い。小さいやつはシャーって出ます。大きいほど大味な、アメリカンって感じです。勢いよく洗い流したければ、小さいヘッドのところを選んで座ってください。
あと、ボタン押したら一定時間お湯が出て止まるタイプと、レバー捻ったらずっと出るタイプにも分かれています。当然後者が便利なのでそちらを使いたいですが、それに気づくまでに3日くらいかかりました。
初めて行く人は、、、まあいろいろ試してみてください!それも思い出です笑
抜群の吸水性、貸しタオル。
慣れというのは怖いものです。
小浜に来て10日くらい経った頃でしょうか。
いや、なんか忘れてるなーって後ろ髪を引かれながらも宿舎を出て、お風呂に向かいました。
いつものように31番ロッカーに服を投げ込んで素っ裸になり、浴室に入り肌にシャワーを当てた瞬間、思い出したのです。
タオル!!!
いやぁ、濡れたまま外に出るんやとか、エントランスに聞こえるように風呂場から「タオルください!」って叫ぼうかな、とか思考が張り巡らされました。
でもその時、浴室から出ようとする一人のおじさんがいました。
僕はすがる思いで、「すみませんタオル忘れたんですけど」って言ったら、「タオルね」って慣れた様子で出ていき、タオルを一枚持ってきてくれました。
そのタオルがこちら。
めっっっちゃ薄いんです。向こう側が透けて見えるくらい。
そして、めっっっちゃ硬いんです笑。あかすり出来るんじゃないかってくらい。
でもこのタオル、めっっっちゃ水吸う。
いや、レンタルのタオルだし、薄いから、拭けるだけありがたいかなんて思って使っていたけど、気づいたら体の水分をしっかり吸ってくれていました。
帰り道も体がサラサラして気持ちよかったくらい。
おそらく、これまで幾多もの小浜のタオル難民の体を拭ってきた経験があるのでしょう。タオルを育てるってこういうことか。(恐らく違う)
まあ、タオル忘れた時は使ってみてください笑
21:30には閉まります!
初めて小浜に行った時は、夜遅くまで飲んでいたのでお風呂に入りそびれて、蒸し暑いのに朝までお風呂に入れませんでした。
Google Mapには22:00まで営業とありますが、21:30には券売機が閉められ、そのあとは浜の湯のおばちゃんも入れてくれないので、21:30には行きましょう。
また最後の一人になると、先に出ていくおっちゃんたちに頼み事をされることがあります。
銭湯の終わりで、清掃の人たちが楽になるためのことなんですが、これは頼まれてからのお楽しみですね〜。
感謝!
そんな浜の湯ですが、22時近くになると清掃の方が来て、お掃除を始めます。
夜遅くに毎日濡れながら床をゴシゴシしてくださる皆さんのおかげで快適にお風呂に入ることができています。感謝ですね。
また朝も6時からやっています。綺麗なお湯を求めるオバマーたちで混み合うそうです。僕は夜型なので行けてませんが。
全然泉質の話とかしてませんが、小浜の源泉を使っててもちろん気持ち良いです!
以上、小浜で暮らす時の生活の中心になる、浜の湯のご紹介でした。
お読みいただきありがとうございました。
ぜひ31番ロッカーを使いに行ってみてください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?