ME VS MODE@新宿ダンジョン
妄想してたらDしたくなってきた!
#あきやさん講演会
の宿題のDの部分を半日かけてやってきました。たのしかった~。
まずはPの妄想+現実クローゼットを作る中、題材として「黒いワンピース」を選んだのですが。
正直数日経って「……黒いワンピース欲しくなってきちゃったな」と思う私がおりました。
装飾品がデコラティブなものが増えたり、ブロークンミラーの5acも主張が強いし……がっつり黒のモード系ワンピースがほしい……!!!
「今日は布団を洗濯するからね」と配偶者に宣言された私、本当は今日はゴロゴロして眠る予定だったのですが急遽予定を変更して髪を巻き新宿伊勢丹に向かうことにしました。
Dとなったらこっちのもんよ!!と昼過ぎにたどり着いた新宿伊勢丹。
まずは軽く肩慣らし~と鞄を見に行ったらマルベリーですごく素敵な色の鞄を発見。
店員さんにご挨拶をしてすぐ手に取って持ってみるとすごい私の色……。
(今日は紫のトップスを着ていたので)
「ぴったりですね」「お手元が綺麗なのでこのままお店のインスタに載せたい」と褒められていやあそれほどでもお~!?となってしまいました。
これはむしろ『ぴったりの試着』ですね。
いやーでもこのまま持っててもおかしくないぐらいぴったりだった……かわいかった……。
続いてはまたしてもGUCCI。普段持たなかった色のダイアナを持ってみたり、じぇしーさんとご一緒したときに見ていたパイソンのバッグの形買いを見つけたので写真を撮らせて貰って品番も控えてじぇしーさんに直で報告!
ダイアナやっぱりどんな色や形でもすてきですね……。
しかしもはや最近持ちすぎて『ぴったりの試着』。
1階ではヘアアクセサリーを見てみました!
思った以上にかわいかったのが太めのカチューシャ!
金属の主張大きめ(ギリシャ神のような)カチューシャもよかったな……。
ヘアアレンジしてみるとカチューシャすっごいぴったりくる~やだたのしい~!
これは『びっくりの試着』でした!
これからヘアアクセサリー探すときはカチューシャも視野に入れとこう……。
いざ進めや2,3,4階。
さてここからは気になってたブランド(モード系中心に)を一気に試着していきます。「こんにちは、黒のワンピースを探しています!長袖や素材に季節感があるものではなくてオールシーズン着れるものがいいんですが!!」と決めてきた野球少年の台詞を繰り返してとにかく着たおす!
リミフゥ・ギャルソン・ノワールケイニノミヤ・CABAN・Y's……(ヨウジヤマモトではコートが優先の時期らしく1,2月頃からワンピースが出てくるとのこと……)
まあどれもすてきでした!すてきだったのです!
あとモード系の店員さん皆優しい!「このワンピースを主軸に黒のインナーのコーディネート考えて貰っていいすか」と頼んでもいくらでも持ってきてくれる!ありがてえ!
あとモードのサイズ表記は思った以上に幅が広い!普段のサイズとは全然違うサイズ着れちゃう。(一番小さいサイズでも着れたし、試着してみてワンピースの丈感の調整で一番大きなサイズにしておきました)
今回の「オールシーズン着れる黒ワンピース」だとどうしてもジャンパースカート系が多くなってしまうのですが、自分の中では久々に着るモノであった分着てみると各店舗で色んなバリエーションがあってこれはなかなかの『びっくりの試着』です。
思った以上に自分がフリル好きだったりするんだなあって思いました。
(ケイニノミヤの黒いフリルワンピースかわいかったー!)
(ギャルソンのフリルシャツワンピとパンツの組み合わせもかわいかったー!)
とはいえ昼食も食べずに20着試着を繰り返してみるとさすがに疲れが出てきます。
15時頃だったのでどこの喫茶店もスタバも混んでいてしゃーなしで飛び込んだベローチェでホットドッグをむしゃむしゃとしながら試着写真を送って配偶者と相談をします。
『一番最初に着てたやつ良いと思うけどな』
『だーよねーーー』
真っ先に駆け込んだリミフゥで気になって手に取ってしまった一着、着てみたストラップから胸元が綺麗で大きくV字で開いたデザインとスカート部分の真っ直ぐ直線のシルエットが骨格診断的にはちょうどよかった感じ。ぐっとスタイルアップされました。
『あとこれとこれ』
『わたしも同じなのよ~、CABANとY'sね』
どちらも素敵なものでした……CABANは上背のある私でも長いぐらいのたっぷりとした生地で……でも店員さんに「定番で作っているものになるので」といわれて(もしやこれは急いで買わなくていいかもな?)と思い始めたところです。なんかむしろ……今より真夏にサンダルと一緒にさらりと着たいな?という気分。
Y'sは「うわ~Y's着たわ~」と思わず口から出てしまって店員さんを爆笑させるぐらいにすごく……すごくモードモードしぃなブツで、逆に言えばいつどのY'sに行ってもあるかもしれないな?という気持ちに。
『言うてこの3着で制服化したい』
『わかるー!それぐらい合ってるよ』
『だがリミフゥが残り1着で全国的にももう少ないから来週には在庫が……』
『じゃあもう答えは決まったようなもんじゃない』
『そうなんだよなー!!しゃーねえなあーーー!!』
リミフゥデビュー戦
あらためてコンセプトも読み返してみると確かにあのワンピースにはこのコンセプトが全部のせされてました。なかなかの一着です。
「お帰りなさいませ」
黒のワンピースを探しに上から下まで探し回った話をしつつ改めて用意をして貰うときにインナーのコーディネートも提案して貰いました。
とにかく汗かきで冬でもすぐにコートの下がびっしゃびしゃになるわたしはニットよりももう少し軽い素材がいいなあと考えます。
「インナーも出来るだけ軽めで、オールシーズンいけるやつ……」
というわがままにも店員さんは対応してくれます。
肘のデザインが独特で袖の通し方で半袖、長袖に切り分けられる黒いブラウス。
「昨日入荷したんですけどもう白が全部なくなってて黒しか無くって」
「いえ今日は黒一色でまとめたかったので」
むしろちょうどいいぐらいですと着せて貰ったブラウスも着やすくて色んなアレンジが効いて楽しい……やっぱり私は仕掛けのある服が好きなのです。
なによりしわになりにくい、洗濯しやすい……という思った以上に生活によってくれる製品であること。
「ブラウスは100%の綿なので洗いまくってもっと柔らかくしてもいいかもしれないですよ、お客様はアクセサリー使いがお上手なので首元と手首をもっと出してみる着方がいいかもしれないですね」という提案もありがたい。
日常生活での扱いのしやすさなどリミフゥならではのこだわりを聞かせれて店員さんからは「リミフゥのアイテムを持ってます?」と聞かれて「今回が初めてで……」と素直に話すと驚かれました。
リミフゥのコンセプトとスタイルがぴったりでお客様ならヨウジ系列の服着てそうだと思って……と言われていやあその……と照れに照れてしまいます。
いや、言うて1日20着試着したとはいえモードの初心者。初心者の初心者です。もうこのワンピースに全てを委ねて決めてしまってもいいのだろうか。でもなあ。本当に最初に着たこの1着がずっと評価基準になってくれたから他のワンピースを絞り込むことができたんだよなあ……と改めてそのスタイルを眺めます。
『変わりたい』という気持ちがあるのにはっきりと気付いていない。
ムンプラさんとの個人レッスンで言われた一言にふと背中を押された気がします。
そうなんです、自分ならこう出来る、こうする、って分かっている実現可能ラインはもう見えてるんですとっくに。
「だが今はそれを裏切る時期」と心に決めました。
今日だっていつもだったらもっと鮮やかで華やかな色のワンピースを着てみて楽しむ中でずっと黒のワンピースを着てきました。それならその中で一番「変われる」ものを……と。
リミフゥに心を決めながらベローチェから伊勢丹に帰ってきてふと見上げた空に掲げられた伊勢丹の広告。
「あたらしい、わたし、さがし」
ふとその一言を反芻しました。
会計を終えて手に取ったリミフゥの鮮やかなピンクの袋は最高にテンションが上がります。ブラウスも一緒です。
「是非また着て見せて下さいね」
「はい!」
いや……これは……リミフゥすきになっちゃう……。
モード初心者だけどモードの優しさにやられてしまう……!!
(私はモードに反骨よりも懐の深さを感じました……ヤンキー優しい理論ですかね)
帰ってきた私に配偶者は優しく問いかけます。
「被服の社会性を無視して自己都合だけ考えた服を選んでくるのって楽しかった?」
「最高に楽しかった!!」
「そりゃよかった」
本当に、モードを着るというのはいくらかの苦闘とか怒りが必要かもしれないですが、私は今の時点着てるだけで救われてます。
もしかしたら私、常に怒ってるからその温度についていくことが出来たのかも?
次回、シン・コンセプト作り。
今日の試着を繰り返す中で黒への安堵感がすごい~のとその中でアクセサリーや鞄や服でも黒いモノかキラキラするものをつけたい!っていう欲望をすりあわせていくと私の場合「カラス」になるんですよね……いきなり生き物班加入か?!
次回、おだまきの新年会『シン・コンセプト作り』Don't miss it!!
ちなみに各店員さんに何度も「オシャレな方なので」「スタイリングが素敵なので」と言ってもらえておろおろ喜んでました…!!
な、えっ、えっ、そんなに褒められたら調子乗っちゃうぞ?!いいか?!