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まるの就学先が支援級に決まった時のお話①
支援級に”決めた”ではなく、
支援級に”決まった”がポイントです(^_^;)
自治体の就学相談を
幼稚園の年長さんになった6月頃から受け始め、
教育委員会から就学先の決定通知が届いたのは
12月ごろでした。
まるの周りでは、
早い人は9月ごろに決定しているお友達もいれば、
2~3月ぎりぎりだったお友達もいます。
まるの就学先。
就学相談を受ける時点での
わたしたち親の検討先は
支援級or特別支援学校の二択でした。
支援級も特別支援学校も
まると一緒に見学にいきましたが、
まだこの頃のまるは
「こっちがいい」
といった、それぞれに対して
具体的な印象を持つ段階ではなかったので。
(本人的には言葉にしなくとも、
感じているものがあったように見えましたが💦)
パパや就学相談担当者さん、
療育先の先生と相談して、
まるの就学先については見学に行った時ときの
まるの様子も考慮しながら、
親の意向で決定しようということになりました。
この頃はコロナ禍まっただ中で、
学校説明会や見学、
就学相談自体にもかなり制限があり( ノД`)
きちんとまるにあった就学先を選べるか、
選んでもらえるか。
プレッシャーと不安の両方が
常に渦巻いているような一年でした。
そして。
表題の”決めた”ではなく”決まった”となった理由。
それは、
最終段階まで
母とパパの意見が一致しなかったからです✗
幼稚園に行きはじめて成長したなと思う反面、
小学校の支援級体験時の様子や
はたまた前回の記事にも書いた、
就学時検診時の全拒否&脱走事件やら。
就学相談を受けていくなかで
まるのさまざまな困難を目の当たりにした
母にとっては、
支援級はハードルが高すぎる😔
と感じざるをえませんでした。
(就学相談についてはまた別記事にて
書きたいなと思っています。)
ムリをして支援級に行って、
できることや覚えることが増えないよりは、
特別支援学校に進んで
なにか今より一つでもできることが
増えてくれればいい。
まるの就学先は、
家以外でも安心して過ごせる場所であってほしい。
(というと聞こえがいいかもしれませんが😓
”家だけが一番安心”という世界にならないでほしい”という方が本音に近いです。)
そんな思いから、
総合的に判断すると特別支援学校が良いのでは
というまるの「今」や「直近」、そして「安心」
を中心に考えるのが母でした。
一方パパは、
幼稚園で経験した
まるにとってのはじめての運動会で、
最初から最後までお友達に合わせたり
先生の指示に合わせながらやりきれた。
そのことが、
まるのこれからを考えるにあたって
パパにとってとても強烈な出来事だったようで。
(小学校生活の)はじめは辛いかもしれないけれど、
やっぱり幼稚園であれだけ成長したんだから、
小学校という場所で成長していけるはず。
それに
支援級⇒特別支援学校はできるけど、
その逆は(不可能じゃないけど)色々と現実的には
難しいことが多い。
特別支援学校はたしかに手厚くて安心だけど、
まるが大人になって就職するっていう時の
選択肢の幅にもきっと影響してくるから、
それを先にせばめてしまうのではないか。
という、
まるの「もっと先」や「将来」、そして「期待」
を中心に考えるのがパパでした。
こうしてあらためて書き出してみると、
どっちが正というのはないんだろうなぁと
いまでこそ思えますが。
当時、小学校に関連したことになるとおこる
前向きとは言いがたい様々なまるの行動に
打ちのめされていた母的には(-_-;)
「将来っていっても、そもそもその前に
心が折れてしまって学校が嫌だ!ってなって
しまったら意味ないじゃないかー!!😡」
と(大声を出したりしてはいませんが😓)
なかなか同じラインに
パパと意見が合わさらないことに
イライラしていました。
これについてはお互い譲れない一線があり、
就学相談の審議を1ヶ月延期してもらいながら
その間、時を置いて何度か話し合いしたものの
平行線のまま😓
パパとの話し合いと並行して、
判断は難しいだろうと思いつつも
『まるはどっちに行きたい?』
…と何度かまるにこそっと聞いてみたところ。
あれだけ泣いたり拒否したり脱走したり
していたにも関わらず、
何度質問してもその答えは全て
『小学校』
でした。
(パパも同じことをしていたようで(笑)
パパの質問時には支援学校と言ったり支援級
だったり。聞くたびに違っていたようです💦)
ちなみにですが、
就学相談の我が家の担当者さんに
『担当者さんは、今の時点ではまるはどちらになると思いますか?』
と散々だった支援級体験に行った後に
答えてもらえるか半信半疑で聞いてみたところ、
『私からはどちらともお伝えしにくいのですが…
(→そりゃそうですよね😅💦)
まるくんがさっき、校庭の花を見て
“花がきれいだねぇ”って言っていて。
そういった情緒的な言葉が外に出てくる
お子さんは、私の今までの経験からですと
支援級に進まれているお子さんが多い印象です』
と答えてくれました。
それを聞いて(質問したのは自分なのに^_^;)
またなんともいえない複雑な気持ちになったのを
よく覚えています。
コロナ禍で、
就学相談で就学先を判断するために
母的には一番重要だと思っていた項目が
実施できず❎
まるや、ほかの支援が必要なお子さんたちが
全く知らないお友達や環境に入ったときに
どんな様子になるか。
というのを審議する委員の方々に
見てもらう機会が省かれてしまった今回。
担当者の方は答えにくい質問に真摯に、
今できる解答をしてくれたなと思いつつも。
やはりコロナ禍の今は、
就学先を判断する大きな要素は、
発達検査のテストの結果や『ここまで〇〇が育っていたら(発達が追いついていたら)…』
という発達の基準によって決まるんだろうなぁ
…と切なくなってしまったのも事実でした。
そうして。
結局どうなったかといういますと。゚(゚´Д`゚)゚。
夫婦間だけでなく、まる本人や、
まるを知るさまざまな人の意見も取り入れつつ
話し合いをしていた母とパパ。
結局。
最後まで変わらず意見は平行線でした( ̄◇ ̄;)
…ので。
『就学相談の審議委員会の人たちは、
我々よりもフォローが必要な子供たちをたくさん
見てきた経験も圧倒的に多いし、審議してきた
結果との整合性の検証とかもしているはず。
そう信じて…』
夫婦間の意見が支援級と特別支援学校で
分かれているので、まるの就学先については
審議委員会の審査結果に一任する。
それが我が家の出した、
最終結論でした。
そして年長さんの12月に行われた
審議の結果は『支援級』の判定。
そうしてこうして(^◇^;)
まるは現在、支援級に通っています。