海外コーヒー屋巡り#6 〜ロンドン編〜
どうもどうも、コーヒー大好き火星の研究をしているShungoです。
今回は、イギリスのロンドンからお届けします!
ベルギー滞在も残り1ヶ月になりました。少し寂しい気持ちもありつつ、早く家系ラーメン食べたい欲が優っております。
そんなことはさておき、最後の遠征としてロンドン在住の大学時代の友人宅に遊びに行ってきました。ロンドンは、美味しいコーヒー屋もたくさんあり、エスプレッソ文化と北欧の浅煎り文化が混ざったような感じ?でした。
海外コーヒー屋巡りシリーズもこれで6回目となります。ほかの国は以下のリンクからどうぞ。
それではいつもの如く、訪問したロンドンのコーヒー屋を紹介していきます!!
Workshop Coffee
ます向かったのは、workshop coffee。
中に入ると、フレンドリーなバリスタの方が出迎えてくれました。ハンドブリューにしようかと思ったけど、忙しそうだったので、ひとまずバッチブリューを頼みました。
バッチブリューで3.5ポンド、700円か。さすがのロンドン高いな〜。フレーバーノートにあるように、マンゴーが感じられる美味しいコロンビアでした。
このお店で良いなと思った点は、コーヒー豆の説明にその豆の生産者とどのくらいの期間関係を持っているのかが記されていることです。「継続的に買う」という行為は生産者にとって非常に大事なことですよね。
関係性をきちんと消費者にも知らせる、日本のロースターでは見たことがないので、これは真似していきたいところ。
コーヒー豆は気になっていたハーフデカフェの豆を買いました。同じ農園の豆をデカフェと普通ので混ぜていて、シングルオリジンを保ちつつ、カフェインコントロールをしているのはいいですね!
深い繋がりとある程度の購入量を担保していないとできないと思いますが、これがあるべき姿な気がします。。
Kiss the hippo coffee
さて、お次はヒッポ!カバですね。
ここはお店の前を歩いていたら、
コーヒーセンサーが反応したので入りました。
なんでカバなんだろうか?
調べてみると、HPには由来は載っておらず、以下のTypicaのインタビュー記事に書いてありました。
なるほどー。カバが自然のシンボルとして名づけたと。
HPやこの記事でも書かれているけど、Hippoは地球の気候問題や持続可能性、透明性をすごく大事にしているコーヒー屋であることがわかります。
だからこそ、様々なステークホルダーと良いパートナーシップを築き、こんなに美味いコーヒーが出せるわけです。すんばらしい!
素晴らしいコーヒーを揃えてるロースターです。内装からパッケージまでデザインが全て統一されている。おしゃれや。
あとhippoのすごい点は、Carbon negative coffee (=このコーヒーができるまでに正味でCO2が減少している)ですね。コーヒーでneutralを超えてnegativeは初めて見ました。加工工程では基本的にnegativeになることはないはずなので、農園のコーヒーノキで吸収されたCO2量を加工や流通過程で超えてない、ということになるのでしょう。見習いたい。
外が暑かったので、アイスコーヒーを飲みたいなーとメニューを見ると、Japanese style iced coffeeがありました。こっちでアイスコーヒーと言うと、基本アイスアメリカーノかコールドブリューなので、ハンドドリップを急冷で淹れるコーヒーを日本式アイスコーヒーと表現するようです。
フルートピアというブレンドのJapanese iced coffeeを注文。
ビビるくらいのフルーツ感で本当にフルートピアでした。豆を見てみると、インフューズドも含まれていました。
私は、インフューズドには中立的で、新しい味が出せるなら別に否定する必要はないし、むしろ新しいポテンシャルがあるならやっていいと思っている。
特にブレンドとしては、良いかと思うのだ。何はともあれ美味かった!
Hippoファンになりました!!また来ます!
Omotesando Coffee
Omotesando Coffeeは東京発のコーヒ屋ですね。
店内は、コーヒーというより抹茶ラテ飲んでる人が半分くらい。
焼き菓子とコーヒーが合いますね〜。
Colonna & Small’s
Colonnaも当初の行きたいリストには入っていなかったけど、店の前のタイ料理を食べていた時に見つけたコーヒー屋です。
今回ロンドンで行ったお店では一番お気に入りです。
店内にはやたらと、コーヒーのサイエンス系の本が置いてあって、ウキウキでした。
後から調べてみると、Colonnaはサイエンス的にコーヒーを理解することにもかなりの熱量を持って取り組んでいるようでした。
論文も共著で書いていて、めちゃめちゃテンション上がりました。いいね!
やはりサイエンスで理解するとイノベーションが起こせそうですね。
おれもやるぞー。
以下のゲイシャライナップは常時ある豆らしい。えぐ。
チューブに冷凍保存してあって、再現性を保っているそう。
コーヒーの本がたくさん!!
日本語訳になっていない本がたくさん。
やはり英語コーヒー本も要チェックですね。
基本、ハンドドリップはエアロプレスで淹れるそうです。
理由を聞いてみると、再現性を担保するためだそう。
これだけバリスタがいると、V60だと人によってどうしても差が出てしまう。エアロプレスなら誰が入れてもほぼ同じになると。
私も店頭で出すなら、再現性と本来の味を楽しんでもらえるという点でエアロプレスかCleverが良いのではと思っている。
Prufrock Coffee
ここは、ロンドンのコーヒーと調べてると、ほぼ出てくるので行きたいと思っていた店です。あとはSquare Mile Coffeeの豆も飲みたかったので。
この豆のリストはすごいですね。
ヨーロッパの有名ロースターがずらり。(これを見て、ほとんど分かる私もなかなかのコーヒー変態になってきたのを実感)
いろんなコーヒーが楽しめて、コーヒー好きにはたまらない店ですね。
このコスタリカのデカフェを飲むために来たので、迷わずに注文。
確かにブルーベリー感と心地よいアフターテイストだった。美味い!
デカフェの限界を攻めた浅煎り。デカフェ感が無くなる点とフレーバーが減る点の境くらい。
でも、やはり物足りなさが残る。ボディは小さい。奥行きがない。
やはりsugar caneプロセスの限界なのか。または価格を抑えるために、そもそもの生豆のクオリティを下げざるを得ないのか。多分どっちも合っている。
デカフェは難しいなー。
Origin Coffee
お次は、Origin Coffee。言わずと知れた有名店ですね。
平日とあって、近くで働いているであろう人たちがコーヒーを飲みに来ています。
それもあって、常に列をなしていながら、席は埋まりません。
半分以上がテイクアウトで帰っていきます。この文化いいなー。
デカフェが欲しかったので、購入。
おそらく基本はエスプレッソ用だと思うので、ハンドドリップで美味しいのかはお楽しみ。
少し待ってたからか、たぷたぷに入れてくれた(入れすぎ)。
そんなにカフェイン取れないよ。
エルサルバドルのパカマラらしい明るいジューシーなフレーバーが最高です。
La Tastadora Roastery + Coffee
最後に訪問したのは、ロンドンの北東にあるロースターです。
農園と消費者を繋げることにこだわっているお店ですね。
店内は、the焙煎所でかっこいい12kgのDiedrichとstrongholdのS7xが置いてあります。欲しいいいい。
この日はもう既にカフェインの限界だったので、ヨーロッパお馴染みのコロンビアのsugar caneカフェイン抽出法(サトウキビから取れる酢酸エチル(CH3COOC2H5)を使ってカフェインを抜く抽出法)のコーヒーです。
ロンドンで見たデカフェはコロンビアのsugar caneかsquare mileのコスタリカだけです。
日本でも、コロンビアのsugar caneのデカフェもっと流通していいと思うんだけどなー。
以上です!
ロンドンに行く際があれば参考にしていただければと思います!
ではまた!
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