11/22 日経平均・振返り(指数分析)午前の”踏み上げ”で終わったショボい相場🐹🐭🙀
🐯ポイント なぜ外人買いが入らない
半導体の買い戻しは、昨日の後場に一段落したと思っていたが、本日も締め上げられるように、買い戻し=踏み上げがはいった。午前中のジワジワ上げは、売り筋にとっては拷問のような、締め上げの相場だっただろう。売り方が買い戻すべきものをすべて買い戻したとき上昇はとまり、そこが本日のピークであった。最後は、TOPIXの先物がダメ押しした可能性がある。
それを見極めて、昼休みに、日経先物が売り浴びせられた。下げもこれといった悪材料がないため限定的で、ここから長い時間の膠着状態に入った。
まあいえば、ショボい相場であった。米国市場のポジティブな内容を見ると、後場ももう少し買い上げが入っても不思議ではない。年末ラリーがここから始まるという雰囲気も一瞬あった。
外国人勢、特に欧州勢(背景には中東勢も)が買いに、入ってくるようなタイミングもあったがそうはならなかった。日本になにか敬遠される要因があるのかもしれない。例えば、石破政権の体たらく、とか🤔
日経平均日足
🐳(マーケットウォッチャー 1日19時間日経平均を監視している)
日経平均、0.68%の上昇、3日ぶりの陽線
🦉(👈データ鳥)売買代金=3.8兆円 決算シーズンが終わったし、イベントが乏しいからこんなもんだろう。
🦉空売り比率 40.9%で、10日連続40%超え。ただし、赤丸のあたりの売り玉が本日解消された可能性がある。
外部環境
・ドル円
🐬プレから、円高傾向で推移、寄り時のドル円は、153円台。後場には円安傾向で推移した。
・S&P先物
🐬NY市場とほぼ同じ水準で推移、後場寄りに軽いガラ、10ℙ程度。
・国内長期金利
🐬1.073%(←1.091%)で終了。場中も低下、前日からも低下した🤔
👇日銀買い入れオペ。落札額が低く金利は低下に向かったか🤔
・中国株式
上海、香港は顕著な下落。
上海総合-3.1% 香港ハンセン-2.6%
台湾加権+1.6% TSMC+3.4%
・プレ、インターの動き
本日は、8時台のプレは上げ下げがあったが、ほぼ横ばい。前場の上昇はザラ場に入ってから。一方、後場のガラは、昼休みから始まった。
モメンタム分析
プレでは、先物の買いは入らなかった。
・寄りから、緩やかなアゲアゲ、これは指数先物のカチ上げではない。主に半導体株等の売り玉の買い戻しであろう。
・前引け前には、商社、銀行など、内需を含めたカチ上げが入った。TOPIX先物の買いが前引けに入った可能性がある。
・昼休みの後半、12時過ぎから、日経の指数先物が売り浴びせられた。下げは限定的で、14時前から、円安を背景に買い戻された可能性がある。
・大引けまで、平行に推移した後、クロージングオークションで、売りが優勢になった。金曜日要因なのか🤔
波形分析
NY市場で、NVDA株価が、一定の回復を示したことから、
①寄りは、前日比100円以上高い38,200円近くで始まった。前引けまで、下値を切り上げながらのバンド上げ。38,400円超まで。
②昼休みから、カチ下げ、38,280円まで。このラインが、大引けクロージング前までのアラウンド下値ラインとなる。
③後場は、38,300~38,400円の荒い、ヨコヨコバンドゾーン。板寄せ後は、再び38,300円割れ。
業種動向分析(11月22日)
カテゴリーⅠ(加工製造業)
🐬自動車と医薬品が、9時台のカチ上げ。電機≒半導体、機械≒防衛関連は、遅れて上昇に向かった。
後場寄りにかけて、機械が大きくガラ。大引けのクロージングでは、自動車(円安進行にかかわらず)と医薬品が大きく下げた。
(参考)本日の主要半導体関連指数の動き
🐳NVDA決算を通過し、昨日は、ディスコ、アドバンテストを中心に寄りで大きく売り込まれ、後場にはいくぶん戻した。昨夜のNY市場で、NVDA株価が無事だったことから、本日も各社の売り玉が買い戻されたとみられる。これは指数先物の動きではなく、個別株デリバティブの動きである。午前中の日経平均の上昇は、いわゆる「踏み上げ」相場であった、
カテゴリーⅡ(素材製造業)
🐬エネルギー・資源は、原油高等の影響か🤔
鉄・非鉄≒電線は、後場に上昇。
いずれも、クロージングのガラは限定的。
カテゴリーⅢ(金利敏感系)
🐬銀行は、後場にかけて堅調、高値を維持した。
建設、保険、不動産は、じり高傾向。
カテゴリーⅣ(その他非製造業)
🐳小売は、昨日の下げから反発。
商社は、前引けがピーク、かなり突出した動き。
運輸、電力は、低位横ばい。
以上