先攻ネクロフェイス1キル【遊戯王マスターデュエル】
マスターデュエルでネクロフェイスを組んだらSRとURが溶けました。
このデッキは先攻でネクロフェイスを7回出せば相手のデッキが吹き飛んで勝つじゃん! という理論(?)に従って組まれたソリティアデッキです。ネットの海を探してもデッキ内容が1,2件を除いてほとんどヒットせず、それなら備忘録的に自分で書いておこうということでこの記事を書いています。
また、マスターデュエルで遊戯王に復帰したのでこの記事内容より最適なカードや展開がある可能性もあります。あしからず。
デッキ内容
デッキは大まかに4種類の展開パーツの混合になっています。
画像だけではカード名もわからず検索のしようがないので、個別に解説していきます。
除外ギミック
ネクロフェイス
《ネクロフェイス》。デッキのメインパーツです。このカードを7回除外することで相手のデッキを0枚にすることを目指します。
妖精伝姫-シラユキ
《妖精伝姫-シラユキ》。このデッキのメインパーツその2です。効果の発動がフリーチェーンでターン1制限もついておらず、除外できる範囲も広いので墓地に落ちさえすれば八面六臂の活躍を見せてくれます。また、起動にチェーンして発動された相手の墓穴の指名者を、効果をもう一度発動して強引にフィズらせることもできます。1枚だとネクロフェイスで除外された時のケアが面倒なので2~3枚の採用です。
ジャイアント・レックス
《ジャイアント・レックス》。除外された場合に自身を特殊召喚できます。使い道は☆4エクシーズやシンクロ素材。ターン1の制限がついているので1枚のみの採用です。
不知火の武部
《不知火の武部》。除外された時に手札交換を行います。墓地に落としたいカードを捨てたり、後述の未界域や暗黒界のトリガーにもなります。また、除外しておけば後述の不知火の隠者の対象にもなったりと何度でも美味しいカード。これもターン1制限なので1枚のみ採用。
終焉の精霊
《終焉の精霊》。破壊された時に除外されている闇属性が墓地に戻ります。ネクロフェイスだけでなくトワイライトロード・シャーマン ルミナスやデストルドー、その他シラユキ用の墓地リソースが戻ってくるので、1度発動できればだいたい1キルが成功します。
場にはユニオン・キャリアーの効果で持ってきます。
効果で戻して持ってくるので1枚のみの採用です。
電脳堺姫-娘々
《電脳堺姫-娘々》。除外された時に誘発して、除外からデッキにカードを1枚戻します。戻す候補は終焉の精霊かネクロフェイス。終焉の精霊を戻せない時はあえて効果を発動しないこともあります。
また、その後の展開制限はつきますが墓地にいれば☆3モンスターの特殊召喚に反応して自身を蘇生してくれるので、あと1回ネクロフェイスを除外できれば……という時にこの効果でリヴァイエールまで繋げることもできます。ターン1制限なので1枚採用ですが、序盤に除外された場合に少し困るので2枚でもいいかもしれません。
混沌空間
《混沌空間》。モンスターが除外されるたびにカウンターが溜まり、取り除くことで除外からレベル4以上のモンスターをターンに1度だけ帰還させることができます。ネクロフェイス、馬頭鬼、(墓地に落ちていない場合の)シラユキあたりが候補です。同一名称のターン1制限がないので張り替えれば再度使えますが、現状は1枚採用。
奇跡の発掘
《奇跡の発掘》。除外カードを3枚墓地に戻せます。同じような効果の異次元からの帰還と比較すると、通常魔法、レアリティNの点で優っています。
戻す候補はネクロフェイス、馬頭鬼、電脳堺姫-娘々。手札に1枚引けていれば展開がかなり楽になるのでフル採用です。
終わりの始まり
《終わりの始まり》。ドローソースです。闇属性が多めのデッキなので発動にはあまり困りません。このカードでネクロフェイスを除外できるとその後の展開がしやすくなります。
闇の誘惑
《闇の誘惑》。ドローソースその2。墓地に落ちても美味しいカードが多いため、手札に闇属性がいなくても闇の誘惑を撃つことがたまにあります。
虚空海竜リヴァイエール(エクストラ)
《虚空海竜リヴァイエール》。素材縛りなしの☆3エクシーズです。効果で除外されているネクロフェイスや馬頭鬼を持ってきて再利用するためのカード。名称指定のターン1効果ではないため、新たに出せばまた使えます。使用する☆3にはライトロードや未界域、馬頭鬼で蘇生したユニゾンビ、デストルドーなどを使います。2枚だと足りない場面もあったので3枚採用です。
武神姫-アマテラス(エクストラ)
《武神姫-アマテラス》。こちらは素材なしの☆4エクシーズ。使い道はリヴァイエールと変わりません。☆4モンスターは☆3に増して並べやすいため3体要求でもそれなりに出せますが、3体あればそれ以外の展開も可能なので1枚のみ採用です。
アンデシンクロギミック
不知火の隠者
《不知火の隠者》。ソロモードで貰えるSRなので生成コストがかかりません。このカード1枚からユニゾンビを持ってきて8シンクロまで繋げられるため、デッキの初動として優秀です。このデッキの召喚権はほとんどの場合このカードに使われます。ただしこのカードを出すと高確率で灰流うららが飛んでくるので、召喚権と灰流うららのトレードになることも多いカードです。
また、ネクロフェイスやシラユキによって除外されると不知火の武部を特殊召喚してくれるため、1枚で2度の展開補助をしてくれるカードでもあります。
初手に来て欲しいのでフル採用です。
ユニゾンビ
《ユニゾンビ》。優秀なチューナーで、不知火の隠者から持ってきた場合は②の効果で馬頭鬼を落とすと隠者を蘇生してカオス・ルーラーに繋げることができます。場に他の☆3か☆4がいれば、通常召喚しても同様にカオス・ルーラーまで繋げられます。
また、終盤には馬頭鬼の効果で蘇生してリヴァイエールに繋げたりなども可能です。隠者でリクルート可能な点とレアリティURな点から2枚採用です。
馬頭鬼
《馬頭鬼》。言わずと知れたアンデット族の蘇生役です。ターン1制限がないので奇跡の発掘やリヴァイエールなどで戻して再使用もできます。
ユニゾンビで落とせる点と、アンデット族がそこまで多くない点を踏まえて1枚採用です。
混沌魔龍 カオス・ルーラー(エクストラ)
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》。闇属性の汎用8シンクロであり手札補充、墓地肥やし、光・闇を除外して蘇生とこのデッキに欲しいものを全て詰め込んだ能力を持っています。初動で是非とも出したいカードです。アンデシンクロギミックの他に、ライトロード・アサシン ライデンやデストルドーなどのチューナーからも出てきます。
ライトロードギミック
ライトロード・サモナー ルミナス
《ライトロード・サモナー ルミナス》。ライトロードの蘇生役ですが、蘇生することよりも除外から釣られることの方が多いです。効果で同名カードも蘇生できるのでリヴァイエールに繋げやすいのはメリットです。
ライトロードの数稼ぎと1枚は早めに除外されていて欲しいので3枚採用です。
トワイライトロード・シャーマン ルミナス
《トワイライトロード・シャーマン ルミナス》。ライトロードを除外して、除外からライトロードを釣ってくることができます。除外したライトロードも釣れますが、そもそもライトロードが除外されていないと効果の発動ができない点は注意。
魔法使い族なのでセレーネからの蘇生に対応しており、シラユキ+何か2体でセレーネリンク召喚→シャーマンルミナス特殊召喚→サモナールミナス特殊召喚→リヴァイエールエクシーズ召喚→ネクロフェイス特殊召喚→セレーネ+リヴァイエール+ネクロフェイスでセレーネリンク召喚→……と繋がります。
終焉の精霊で2枚戻ってくると蘇生しても効果のコストが賄えるので2枚採用です。
ライトロード・アサシン ライデン
《ライトロード・アサシン ライデン》。ライトロードの☆4チューナーです。他の☆4がいる時にこのカードを召喚してカオス・ルーラーに繋げることもできます。ライトロードである点も重要で、ネクロフェイスでサモナー ルミナスかこのカードが除外されてくれるとシャーマン ルミナスの効果が発動可能になるので水増しとして1枚採用です。
ライトロード・ドミニオン キュリオス(エクストラ)
《ライトロード・ドミニオン キュリオス》。ライトロードと書いていますがライトロードギミックからは出てきません。未界域などを絡めた展開から闇属性3体で出てきます。
効果で落とすカードは優先度の高い順からシラユキ、ネクロフェイス、馬頭鬼、電脳堺姫-娘々あたりです。早めに出したいカードなので序盤の展開はこれを目指します。
神聖魔皇后セレーネ(エクストラ)
《神聖魔皇后セレーネ》。魔法使い族から出せるリンクモンスターで、主にシラユキを絡めてリンク召喚します。蘇生効果は墓地などの魔法カードを参照します。先攻1ターン目では自分の墓地しか参照できませんが、3枚程度ならシラユキで無理に展開していなければ自然と溜まります。
効果でルミナスを蘇生してリヴァイエールに繋げるのが役割で、1度ループさせるために2枚採用です。枠に余裕があるなら3枚でもいいかもしれません。
未界域ギミック
未界域のジャッカロープ
《未界域のジャッカロープ》☆3の未界域の片割れです。手札の多い序盤は①の効果をメインに、後半は②の効果をメインに使用していくことになります。運が悪いときは悲しい結果になりますが、未界域パーツ以外もそこそこあるのである程度は動けます。
②の効果はリヴァイエールの種にもなる☆3のツチノコを選びますが、☆4エクシーズできそうな場合はモスマンを、リヴァイエールがいる時はネッシーを持ってきてユニオン・キャリアーにリンクなど、どの選択肢も取れる万能カードです。準制限カードなので2枚採用。
未界域のツチノコ
《未界域のツチノコ》。☆3未界域のもう片方です。どうあがいてもこのカードが出てくるので、ライトロード・ドミニオン キュリオスに繋がる初動カードとして優秀です。終盤に引いた際にはリヴァイエールの種になります。
未界域は手札にダブついて欲しくない、デッキの枚数を抑えたいなどの理由により2枚採用です。
未界域のモスマン
《未界域のモスマン》。☆4の未界域モンスターなので、場に出てくれば☆4エクシーズや☆8シンクロなどの種になってくれます。②の効果も優秀で、墓地に落ちて欲しいカードはシラユキ、馬頭鬼、デストルドーなど多岐に渡ります。これもツチノコと同じ理由で2枚採用です。
未界域のネッシー
《未界域のネッシー》。②の効果で他の未界域をサーチできるので、手札や盤面に合わせて柔軟に動けるカードです。場に出てきたには水族であることを利用してリヴァイエールと共にユニオン・キャリアーになることもあります。これもツチノコと同じ理由で2枚採用です。
暗黒界の尖兵 べージ
《暗黒界の尖兵 べージ》。未界域ではないですが、手札から捨てられた時に自己再生を持つ闇属性☆4のモンスターで未界域とのシナジーが高いカードです。ターン1制限がなく手札にさえあればこのデッキの様々な方法で場に出てくれるので、展開の途中で引き込めるとさらなる展開が期待できます。
デッキ枚数との兼ね合いで2枚採用です。
暗黒界では他に《暗黒界の術師 スノウ》や《暗黒界の取引》が候補にありましたが、SRが作れなかったので断念。
その他
亡龍の戦慄-デストルドー
《亡龍の戦慄-デストルドー》。墓地からライフコストのみで自己再生してくれるチューナーです。このデッキでは☆4か☆3に変化してくれるため、どちらのランクのエクシーズ素材としても使えるほか、☆4チューナーとしてカオス・ルーラーのシンクロ素材にすることもできます。一番出しやすいのは☆7シンクロですが、特に相性良さそうなカードを見つけられなかったため入れていません。ターン1制限があるため1枚採用です。
幻影騎士団シェード・ブリガンダイン
《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》。罠カードですが、先攻で発動できてシンクロ、エクシーズ、リンク何にでも使える闇属性☆4になってくれます。このデッキに戦士族は少ないため、ライトロード・ドミニオン キュリオスのリンク素材に使用できる点も優秀です。ターン1制限があるため1枚採用です。
ライトニング・ストーム
《ライトニング・ストーム》。後攻で邪魔をされないよう、モンスターか魔法罠を吹き飛ばすために採用しています。
おろかな埋葬
《おろかな埋葬》。展開補助です。落とすカードはシラユキ、ネクロフェイス、馬頭鬼、電脳堺姫-娘々あたり。
その他エクストラ
No.60 刻不知のデュガレス
《No.60 刻不知のデュガレス》。縛りなしの☆4エクシーズでソリティアの強い味方です。効果は3種類ありますが使うのは専らドロー効果です。次のターンが来る前に決めるからデメリットにならないのはもちろんのこと、ネクロフェイスで自分のデッキも吹っ飛ぶため万一ターンが回ってしまっても敗北回避になります。
また、悪魔族なのでユニオン・キャリアーで指定すると終焉の精霊を装備させられます。
ダイガスタ・エメラル
《ダイガスタ・エメラル》。縛りなしの☆4エクシーズでミニ貪欲な壺と言える効果を持っています。再利用したいのはセレーネやリヴァイエール、終焉の精霊あたり。なおデッキが0枚の時は効果を発動できないため、デストルドーや電脳堺姫-娘々の効果でデッキを1枚にする必要があります。
No.41 泥睡魔獣バグースカ
《No.41 泥睡魔獣バグースカ》。コンボパーツではありませんが、守備表示で出すことでだいたいのデッキが3ターン足踏みしてくれます。初手が悪かったり、このターンじゃ相手のデッキを吹き飛ばせないなーという時の時間稼ぎとして優秀です。
デッキによっては突破されてしまいますが、1ターンでデッキを削り切れないこちらが悪いです。その時は諦めましょう。
ユニオン・キャリアー
《ユニオン・キャリアー》。今までのカードの説明でも度々登場したカードです。リンク素材は種族または属性が同じモンスター2体という縛りなので、色々な組み合わせで出すことができます。このデッキでの役割は終焉の精霊を他のモンスターに装備させること。そのモンスターでエクシーズやリンク召喚をすれば終焉の精霊は破壊されるので効果を発動できます。終焉の精霊が墓地や除外にいると装備できないため、早めにこのカードを出して終焉の精霊を装備だけしてしばらく放置などの動きをすることもあります。
このカードをリンク素材に使えない制限があるので、使い終わったらシラユキで吹き飛ばしてモンスターゾーンを開けることを推奨します。
鎖龍蛇-スカルデット
《鎖龍蛇-スカルデット》。4体リンクによって4ドロー3戻しの効果を使うことがほとんどです。これを出してさらなる展開を狙っていきますが、デッキが回っているとこのカードが出る前に自分のデッキが0枚になっていることもよくあります。
プログレオ
《プログレオ》。とにかくなんでも場のモンスター2体を墓地に送れば出てきてくれるカードです。汎用リンク2であればなんでもいい枠ですが、レアリティN、光属性なのでカオス・ルーラーの光コストに気兼ねなく使える、除外効果を持っているなどの点から採用しています。
ミス・ケープ・バーバ
《ミス・ケープ・バーバ》。上記のプログレオと同じく、場のモンスター2体を墓地に送れば出てきてくれるカードです。一応除外効果を持ち、こちらは闇属性。デュガレスやリヴァイエールをこれに変換してライトロード・ドミニオン キュリオスの素材にすることもあります。
I:Pマスカレーナやトロイメア・フェニックスを持っているならそちらでもいいと思います。レアリティRなので生成コストが安い点がこのカードの利点です。
このデッキの弱点
①手札が事故る
このデッキはコンボデッキなため、初動がないとそのまま負けてしまいます。そういう時はバグースカを出して数ターン稼いでからコンボを始動したりしますが……相手のデッキによっては容易に突破されてしまうので、ダメだったらその時は諦めましょう。妨害がなければ決まりやすいですが、100%決まるデッキではありません。
②手札誘発がない
後攻になってしまった場合、相手の展開を止めることができません。特にこちらのモンスター効果を何回か無効にしたり、破壊してくるようなカードを出されてしまうと、無理とは言いませんが展開が困難になります。スキルドレインに関しては対処のしようがありません。そんなときも諦めましょう。
③相手のデッキが60枚
ネクロフェイスを7回出して相手の残りデッキ35枚を吹き飛ばすデッキのため、その回数が4回増えると少し難易度が上がります。終焉の精霊や奇跡の発掘を上手く発動できていれば問題ないのですが、そうでない場合はリヴァイエールを4回、5回と使いまわす必要が出てきます。頑張りましょう。
④ニビルが致命的
展開の後半では既に場にいるモンスターをリンク素材にして展開していくことになるため、一度ニビルでリセットされてしまうと再展開は難しくなります。デストルドーやカオス・ルーラーをもう使ってしまっていた場合、このターンの展開は諦めましょう。
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