『人を育てる期待のかけ方』
中竹竜二(著)
年明けおすすめ図書2冊目です。
この本との出会いは5~6年前だと思います。当時、私は周囲の期待と自分の期待、そして実際の自分に対してのギャップに大変悩まされておりました。そこで探し当てた本がこれです。
この本をおススメしたいのは以下。
・第一印象の良さ以上に伸びしろを伸ばせない(と思っている)人
・なかなか目標を達成できない人(部下やメンバーのマネジメントも含む)
自分らしいV・S・Sで最高の成果を引き出す
著者の中竹様は昨年大変話題になったラグビーワールドカップの開催に向けた指導者の教育などに携わった方でもあり、ご本人自身も早稲田大学のラグビー部出身で、大学卒業後ロンドン大学レスター大学大学院を出て、三菱総合研究所で教育や人材育成等に従事された後に、ラグビー部の監督に就任されたご経歴。
本書は、もちろんラグビーチームのメンバーの例も多いのですが、サラリーマンの働き方やマインドの例も同様に記載があるため、イメージがしやすいのがポイントかと思います。
おそらく、どなたが読んでも、私はこのスタイルに近いかも!?という感じがわかりやすいです。
簡単にお伝えすると、自分らしい目標やプランを立てる方法について述べているの本です。V(ヴィジョン)S(ストーリー)S(シナリオ)のマネジメント方法について実践的に使うことができます。
期待の重要性
自分のスタイルに合わせたVSSを作成することは目標達成するためのものだけではありません。
とても重要な副次的効果として、他者や一般的な価値観の押し付けられた価値観についても、コントロールできるようになることができます。
それはそれは重要なことです。
(面接官と就活生、上司と部下、それぞれお互いに期待をチューニングできるような仕組みがあれば、本当に効果的だと思うんですけどね!)
ということで、
キャリアのスタイルを考える第一弾の推薦図書、今回の期待スタイルを考える推薦図書、そして第3弾は「所属するコミュニティを客観的に考える」ための図書をおすすめしたいと思います。