就活の話をする前に
こんにちは。エールカフェの松橋です。
カフェで就活生の皆さんの悩みを聞いたりすることが直接できず、何かできないかと考えまして、少しでも為になりそうなことを伝えていくことにしました。
その前に、私自身がどんな就活をしていたのかをお話したいと思います。
少しも為にはなりません。
意識高い系のわりに準備不足
ゼミは人気の経営戦略論・経営組織論、産官学ビジコンに参加して優秀賞受賞、アルバイトは4つ掛け持ち、サークルはテニサーで合宿係(その他サークル3つ掛け持ち)、アート系コンサルタントのかばん持ちに志願し活動、ミスコンファイナリスト、知り合いの知り合いは大抵知り合い、、等々の、所謂意識高い系として就活にも早くから意気揚々と参加していた学生でした。
業界一位というところを一通り説明会に行ってエントリーもし、OB訪問は学校も頼らず説明会で先輩社員をナンパするなどしておりました。
ここまで聞くとちょっと強そうでしょ?
しかし!…私説明書は読まないタイプなんですね。(←意味わかりませんね)
・スーツはリクルートスーツじゃないおしゃれパンツスーツ
・ブラウスじゃなくカットソー
・黒エナメルピンヒール7cm以上
・B5サイズ黒おしゃれバッグ
・履歴書も写真も指定されたタイプじゃないやつ
今考えると、ちょっとやばい奴だったと思いますよ。目立っていたでしょうね。悪い意味で。わかってないくせにガツガツくるし。
当然のことながらほとんど不合格でした。書類は通過したところもありましたが、ちゃんと読んでなかった可能性ありますねw
「何も知らなかった」は言い訳になりません。ただの準備不足です。
久しぶりに学校に行って出会った奇跡
当時就活は3年の夏からスタートできたのですが、気が付くと内定がないまま4年の夏になっていました。
どうしようもなく、普段は行かない(※)学校に行ってみると、久しぶりに友達に会いました。※4年次にフル単取らないと留年だった
内定を持っている友達でした。
プライドもまあまあ高い私としては、どうも相談するのが苦しかったのですが、状況が状況だったので、エントリーシートををみてもらうことにしました。友達が見ようか?って声かけてくれたから。
すると、私の考えていた就活のアピールと、内定を持っている友達のアピールは、まったく異なるものだということが判明しました!
その他、服装や書類の用意についても、優しくイチから教えてくれました。
それからは、エントリーシートが無事通過するだけではなく、アピールのコツをつかみ、スルリスルリと選考を通過していくことになります。
コツは簡単!
自分がしたいアピールをするだけではダメで、相手のことをよく知り、相手の欲している情報に合わせてアピールをする。
私のこと知らないくせにグイグイ来るやつ苦手だもんな…と。(自分からはグイグイ行くくせに)
幸いキャッチアップが早かったのは、アルバイトやインターンやゼミの勉強で、働くということや働く人の目線を理解しやすかったからだったと思います。
就活ルールを知らないだけで勘違い野郎扱いでした。ここでは、それが良いのか悪いのかの議論は私はしません。
あの日出会えた友達に感謝。学校に行ってよかった。
最後に何か質問は?
「住宅補助が付いて年収も高いようですが、社員のみなさんの暮らしぶりを教えてください。六本木とか住めますか」(本人入社する気満々のつもり)
最後に2社で悩んだ末、1社最終面接で厳しめ女性役員に向けて上記の質問をし、自然と残る1社に入社を決めることになります。
最後の一社には、夏休み前のギリギリだったので、ここまで就活している理由を「大学院に行くつもりだったのですが」と嘘をつきました。
そんなこんなで無事就活が終了です。
2008年の8月でした。
その翌月リーマンショックが起こり、入社しなかった1社の「リストラ○千人」というニュースに複雑な衝撃を受けた思い出も今は懐かしい。。
私の経験談は何の役にも立たない
何が言いたいかというと、自分の経験を伝えることは何のアドバイスにもならないということです。
強いて言うなら、太字にしました箇所、友達に相談したことや面接官の立場になって考える(そのために企業研究をする)くらいなもんです。
就活ノウハウは絶対内定ではありません。キャリアアドバイザーの体験談やアドバイスはもっと意味がありません。
あくまでルールや就活とはこんなもんかをちょっとでも理解して、自分なりのコツというものを掴んでいただくのが良いと思います。
私に相談してくれた方には「松橋さんのおかげで」という言葉を極力言わせたくありません。なぜかというと、ご自身でコツを掴んでいただいた実感や内定までたどり着けた達成感を持ってもらいたいからです。
(他のアドバイザーさんをディスってるわけではありません。ただ、自分に合う方を探す必要はあるかも。)
私の就活サポートはそんな感じです。
以上、今後はちゃんと為になりそうな話をしていきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。