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【後編】 泉優志さん インタビュー

今年の夏に行われた「ビバホールチェロコンクール」で第1位を受賞した泉優志さん。
3月で東京藝術大学を卒業し、10月から、ドイツのザール音楽大学大学院で、グスタフ・リヴィニウス先生のもとで勉強されています。
インタビューの後半は、留学についてのお話と今後の目標をお聞きしました。  

新しい世界を見て成長したい


ー留学したいと思ったきっかけは?

泉:自分は藝高に進学した頃から上京しているので、計7年間上野で勉強しました。卒業後もこのまま環境の変わらないところに身をおくよりも、もっと新しい世界を見て成長したいという気持ちになり、留学を決意しました。


ーどのように留学先を決めましたか?

泉:師事する先生を重視して決めました。
自分でいくつか目星をつけた後に、10月頃にイタリアのアカデミーに行ったり
リューベックでレッスンを聴講したりしました。
その中で憧れの奏者の1人である、ドイツザール音楽大学大学院のリヴィニウス先生に師事したいと強く思い、連絡をしました。

ーリヴィニウス先生のもとで、どんなことを学びたいと思っていますか?

泉:先生の音楽はスケールが本当に長く、壮大でヨーロッパならではであると感じます。音楽的な考えやキャラクター作りも超一流の先生なので、そういう部分を少しでも習得したいと思っています。

ー留学で楽しみにしていることはありますか?

泉:言語をもっと勉強して、現地で友達をつくることが楽しみです。
また、オーケストラの演奏やオペラなどたくさんの芸術に触れたいです。
いろんなマスタークラスも開催されるので、積極的に受講して様々なことを吸収していきたいと思っています。

ー今後の目標を教えてください! 

泉:海外で勉強したことを、演奏家として、いろんな知識と技術を学んで、素晴らしい作品たちをお客様と共有したいと思っています。
後進の指導にも興味があるので、将来的にはソロや室内楽で活動しながら挑戦できたら嬉しいです。

今後の出演コンサート
ビバホールチェロコンクール優勝記念リサイタル
2024年7/28(日) 宗次ホール(名古屋)
2024年11/24(日)ビバホール(養父市)
2024年12/1(日)第一生命ホール(東京)


©︎2023 矢崎麦(東京藝術大学 器楽科 ヴァイオリン専攻)
インタビュアー 佐々木茉優 (東京藝術大学 大学院音楽研究科フルート専攻)


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