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こんにちは、エールラボえひめディレクターの泉谷昇です。
 
来週から10月なのに、日中の日差しはまだ強いですね。
どなた様もご自愛ください。
 
さて、9月14日から9月16日までの2泊3日、福島県に行っていました。
目的は「福島☆復興グランプリ」という経済産業省主催のアイデアソンでした。
 
2011年3月11日午後2時46に発生した地震は震度7を観測し、その影響で福島第一原子力発電所事故により半径20kmは全住民が避難を余儀なくされ、相双地域ではその後10年間も住民が0人になった地域もありました。
 
そんな、相双地域へ訪れる・暮らす人が増えるアイデアを、年齢も性別も経験も職業も異なる方々とチームで検討し、発表までしてきました。
 
実際に震災遺構などの現場も訪れ、関係者からも話を伺い「人がいない」ことを痛感しました。
生まれ育った地域でも10年も離れると、避難先に生活基盤などが移ってしまうのは仕方がないことと思いました。
 
しかし、人が少なくっても町は機能しなくてはならず、そこでDX化の意義は高く、ニーズも高いと知りました。
と、言うのも何もかもがゼロになったことで、 全てをゼロから始めることができ、結果、新しい取り組みができる。と困難な状況ながら前向きな意見を受けたことに希望を感じました。
 
これまで書類を作成して提出していた手続きはスマホから行え、移動が困難な方には町を巡回する自動運転バスが目的地へ連れていき、創業・起業希望者には相談や仲間づくりがオンラインコミュニティででき、買い物や荷物の受け取りは自宅に居ながらでき、建物の屋上には再生可能エネルギーの活用など、全てがゼロから始めるなので、何でもできる可能性は多いと思いました。
 
まだアイデアレベルも多いですが、DXで色々な“困りゴト”が改善していくと利便性が高い暮らしになるのではないでしょうか。
 
そんなことを思いながら、私たちのチームは何を提案したかと言うと・・・。
相双地区の魅力的な場所(≒ロケ地、ロケ候補地など)を擬人化して、国内外へ発信して誘客しようというアイデアでした。
 
DXと全く関係ない・・・と言われたらその通りですが、「魅力的な場所は多く、擬人化を(キャラクター化)全て発注したらお金もかかるので、AIも活用しよう!」という意見も出ました。
 
人が少ない現状を嘆く時もあると思いますが、これからの未来を自分たちデザインできる。
自分たちが主役(≒主導的)にできると意識を変えると、まちづくり、地域の活性にDXは欠かせないと思いました。
 
このような県外に出て、一期一会の方達とセッション(即興)で交流することを「出稽古」と私は言っていますが、外に出なければ絶対に会うことのなかった人たちとの意見交換は、普段とは違う脳みそを使うので、とても刺激的です。
新しい発想や思考を得たい方には出稽古をオススメします!
 
DX化を考えている方のヒントになりますように!
 
R6年度のエールラボえひめは、事務局がFMえひめになりました。
そして、毎月最終金曜日の17:55からエールラボえひめのラジオ番組が始まっています。
番組名は【エールラボえひめ】と、そのままですが、愛媛のDX推進について紹介していますので、お楽しみに!
9月の放送は9/27(金)17:55からです。
 
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