郭田雨がポルトガルへ

欧州組が増えました!
https://twitter.com/guojiadui/status/1486526863103049730

郭田雨(Guo Tianyu) 1999年生まれ、192㎝のCF。年代別代表歴あり、アジア最終予選でA代表招集歴も出場はまだなし


山東省済南出身、山東泰山生抜き、生粋の山東人。
若くから期待され、12歳で山東下部組織入りし17歳でトップデビュー。14/15にポルトガルでプレイ、2019年武漢にレンタル(15試合0得点)以外は山東一筋。

U23代表でも主軸だったが、不運な出来事?で2019U23アジアカップメンバー外に。


有望なCFながら、外人天国の中国リーグで国産FWが出番得るのは至難の業。実際2020年までは33試合4得点
・・しかしコロナ渦で多くのクラブの財政難&隔離の問題で多くの外人FWが離れた。山東もペッレ(Graziano Pelle)が退団したことにより、郭田雨も徐徐々に出番を獲得。そして2021シーズンは10得点を記録、元ベルギー代表フェライニ(アフロ)と並びチーム最多の10得点(得点ランク3位タイ)を挙げ、リーグ&カップの2冠に貢献した。

基本は長身生かしたヘディング

長春戦の決勝点。ハイタワーだが足元のフィニッシュも上々かと


・・にも関わらず1月のアジア最終予選(VS日本、VSベトナム)のメンバー外になったのは意外だったが、欧州移籍のためらしい
フッキ、パウリーニョ、バカンブ、アウグスト・・・多くの大物外人が去った中でも、かつ試合数激減(20試合台前半)で優勝チームのスタメンとして2桁得点は十分立派な数字。元浦和レッズのレオナルドを追い出した格好(河北へレンタル移籍)

移籍先はポルトガルのヴィゼーラ(Vizela) 、6月末までのレンタル

はい、例によって中国資本です。武磊のエスパニョール李磊のグラスホッパー、同様に。

2017年、ポルトガル1部(実質2部)時代に盛力世家が筆頭株主に。郭田雨以前に2001年生まれの若手3人(刘俊贤、王浩楠、裴柯宇)が既に在籍。
テニスにも出資したりしてる。なぜかピケがいる・・



郭田雨は14/15にポルトガル経験あるが、当時所属したOriental Dragon FCも名前通り案の定中国資本。給与制限令が出たとはいえ、日韓の選手と比べて高額で怪しい?中国人選手を獲得するリスクは欧州クラブにとっては未だに高い。結局中国資本のクラブばかりになるのだが、それでも彼の挑戦に期待したい。

ヴィゼーラは執筆時点(1月末)ポルトガルリーグで13位/16位と残留争いのチームだが、トップスコアラーのブラジル人FWカッシアーノが5得点、彼は2018年中甲(2部)黒竜江で5試合0得点と鳴かず飛ばずだった選手。郭田雨もポルトガル経験あるし、活躍の余地はありそう

6月末までのレンタルだが、活躍して長期的契約。ひいてはポルトガル3強は他欧州クラブの目を引き付けて欲しい。

(追記)

移籍確定後、ビザ発行が遅れ3月にようやく現地に渡航。
4月にようやくデビューしたものの、途中出場3試合0得点。合計でも30分とそもそも時間もなく、移籍は失敗と言わざるを得ない。
というか半年レンタルで、手続きで半分の時間を無駄にしたのが惜しまれる
郭は帰国後山東に復帰。

時間が無さ過ぎた、とはいえ出番貰えただけ良かったかもしれないが






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