2019前半・中国代表関連情報
外人列伝にかまけて最新情報更新を怠っておりました
中国代表チーム関連情報を
■リッピ再登板
1月アジアカップを最後に代表監督を退任したマルチェロ・リッピが結局再登板。
まあ元々協会は恒大でも後継を務めたファビオ・カンナバーロを後釜に据える気満々だったと思われるし、実際3月広西省南寧で開催された中国杯でもカンナバーロが監督代行を務めた。しかしタイ、ウズベキスタンにいずれも0-1で敗戦し最下位。アジア相手にホームで連敗、しかもウズベキスタン戦はハーフコートゲーム状態で、このパフォーマンスにカンナバーロ自身が「やだ!無理!」と白旗あげたか話は立消え、結局元鞘に落ち着いた格好。
経緯はともあれ年齢面の不安はあるが、最高の人選。期待せざるをえない
■6月Aマッチ2連勝で、W杯アジア予選シード権獲得
6月7日にフィリピンに2-0で勝利(得点:呉曦、張稀哲)
1-顔駿凌;17-吉翔(34’ 20-朱辰杰)、5-張琳芃、3-高准翼、4-李磊(75’ 19-馮劲);25-李可(65’ 28-池忠国);30-謝鹏飛(46’ 24-買提江)、11-蒿俊閔(C)、15-呉曦(73’ 2-王剛)、29-張稀哲;27-楊旭(80’ 21-王子鳴);
6月11日にタジキスタンに1-0で勝利(得点:楊旭)
23-王大雷;2-王剛、3-高准翼(71’22-于大宝)、6-賀慣(46’24買提江)、20-朱辰杰、4-李磊(62’18-楊立瑜);28-池忠国、15-呉曦(33’25-李可)、11-蒿俊閔;29-張稀哲(46’30-謝鹏飛)、27-楊旭(33’9-張玉宁)
日本はコパアメリカに参加してる中で、なぜホーム(いずれも広州開催)で微妙な相手と試合しているのか?
理由はW杯予選のシード権獲得に向けたポイント稼ぎ。
5月末時点で中国の世界ランキングはアジアで8位、W杯アジア予選のシード権ギリギリであるが、9位イラクとの差は小さく逆転されれば第2シードに転落し日韓豪イランといった強国と同組の可能性あったためのマッチメイク。まあフィリピンもアジアカップで苦戦したし、タジキスタンはU17でアジア準優勝、U19では中国は2大会連続負けててもはや確実に勝てる相手か疑問だけど連勝できて良かった。
尚確定したポッド分けは以下↓ 組合せは7月中旬に決まる
■帰化選手第1号!
前述のフィリピン、タジキスタンとの2連戦で李可(Li Ke 北京国安)が代表デビュー。今年中国国籍取得したいわば「帰化選手」の代表第1号に。
キプロス人の父、中国人の母にニコ・イェナリス(Nico Yennaris)として生まれ英国で育ち、アーセナルの下部組織へて年代別イングランド代表経験ある選手。2019年中国籍取得し北京国安に加入すると守備的MFとして好調のチームを支え、順当に選出された。まだコンビネーション等難はあるものの、アグレッシブな守備などアピールに成功。即戦力
李可以外にも既に中国系ルーツを持つ侯永永、钱杰給が中国籍取得しているが、ファンが最も期待している選手が他にいる。順調にいけば9月からのW杯予選で彼が招集可能になると言われている。
■2000年代生まれデビュー
李可以外にこの2連戦でMF冯劲(重慶 Feng Jing)FW王子铭(北京国安 Wang Ziming)が代表デビューしたが、特に注目は
2000年生まれの18歳朱辰杰(Zhu Chenjie)2000年代生まれ初の代表選手となった。昨年デビューし上海申花でスタメンに定着したCB、タジキスタン戦では先発し堂々たるプレーを見せた。今後の守備陣を担う存在と期待される。
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