W杯2次予選④シリアに敗戦・リッピ辞任
■カタールW杯2次予選
11/14 シリア2-1中国 (Osama Omari19,OG76 武磊29)@ドバイ
第2シードでグループ最大のライバル・シリアとのアウェイゲーム。情勢不安のため中立地のUAE・ドバイで開催。
シリアには前回ロシア大会予選で苦杯を舐めた相手。ホームでは0-1で敗戦し、中立地でのアウェー戦はラストプレーで追いつかれドロー。(結果的に守り切ってればプレーオフ進出だった)ぜひとも雪辱を晴らしたいところ。内容も悪くなかったがチョンボで痛恨の敗戦となった。両国の勝ち点差は5、シリアが他国に取りこぼさない限り自力の1位通過は難しい。
こういう「絶対に負けられない試合」「天王山」特にホーム以外で最後に勝ったのはいつだろうか・・
前半19分シリア先制
吴曦のアシスト→武磊が同点ゴールも
76分に何気ないクロスを张琳芃が触ってしまい、まさかのオウンゴール
Syria:1-Ibrahim Alma ;2-Ahmad Al Salih 、3-Moayad Ajan 、5-Omar Midani 、14-Hussein Jwayed ;8-Ward Al Salama (66分17-Shadi Al Hamwi )10-Mahmoud Al Mawas 、11-Osama Omari(71分7-Khribin)18-Kamel Hamisha ;9-Al-Soma、21-Mohammad Marmour(81分16-Mazen Al Ees )
China:1-颜骏凌;3-郑铮(86分19-刘洋)22-朱辰杰、5-张琳芃、17-王刚;8-蒿俊闵、14-池忠国(53分4-韦世豪)15-吴曦;7-武磊、9-杨旭(62分13-李可)11-艾克森
試合後の会見でマルチェロ・リッピは監督辞任を発表。イタリア語で発言の後に、通訳が訳し終わるのを待たずに席を立った。怒りとむなしさを感じる。
まあ再登板の時も嫌々感があったので気持ちは分かるが、ここでの退任は「逃げた」感が強く残念
After the 1:2 defeat to Syria in World Cup qualifying, Marcello Lippi, the most expensive national team coach in the world, announced his resignation. In last few words as China head coach, he slapped the table angrily to express disappointments towards Chinese football. pic.twitter.com/95GASc7crm
— Titan Sports Plus (@titan_plus) November 14, 2019
リッピの後任人事はまだ未定だが、結果的に勝率39%はカマーチョを上回ったのみ。この表を見ると高洪波の再々登板を期待する声も多い、しかし高は今やサッカー協会の副主席。。
よって3月に一度代行し広州恒大でのポジションが怪しいファビオ・カンナバーロ、北京国安や上海申花、貴州恒豊で実績残し現在フリーのグレゴリオ・マンサーノ、武漢卓爾を躍進させ12月のE-1で指揮を執る予定の李鉄、山東魯能監督の李霄鹏、といった名前が候補に挙がるが
U23代表がフース・ヒディンクを解任し郝伟を据えた流れからも中国人監督の可能性が高いと個人的には予想。
・・思えば前回大会も3戦目で第3シードに0-0でドロー(前回香港、今回フィリピン)4戦目第2シードにアウェイで敗戦(前回カタール、今回シリア)同じ状況ではあるが、前回は第3シード香港に2分=勝ち点4を失っているが、今回はまだフィリピンとホームを残している。かつ今大会は他グループが荒れ模様で、イラン・ウズベキスタン・UAE・北朝鮮といった国々もガチで敗退しそうな状況。かつ開催国カタールが1位/2位になる前提で実質2位枠の5/8か国が通過できるので、前回大会よりハードルが低いと予想。
よってフィリピン以下に取りこぼさず2位を確保すれば最終予選に行ける可能性は高い。
まあシリアに勝てず、フィリピンに勝ちきれない、このグループやっと2位通過の可能性を真剣に研究しないといけない時点で最終予選を戦えるわけもないのだが・・