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ほんとうのわたし

今が辛くて、しんどくて。心が重たくて、涙がぽろぽろこぼれてしまう。
あの頃に比べたら、あの20年に比べたら、まだまだ大丈夫って思って。なんであの頃より自由なのに、環境も選べてるのに、こんなにへこたれてるんだろうって自分の弱さにうなだれて。

そんな時に、わたしが書いた過去の日記を読んで、「あ〜わたしって今も人生の辛い凹みのところにいるのかも」ってちょっぴり自覚した。

つい最近、家庭環境が似ている同期に「過去がとてもとても辛かったからって、それと比べて今辛くないって訳じゃなくて、今は今で辛いんだよ。それに、過去は耐えられたことでも、今も同じように耐えられるわけじゃないと思う」と言われて、たしかに……と納得した。

わたし、今とても自分の在り方が揺らいでる。これまでの24年間と全然違う選択をした昨年、その地続きにいる今、自分で選んだ道に首を絞められ続けている。

これまで、大人になった自分が幸せになれるように、今を生きてきた。後悔がないように、今自分にできる全てを尽くして、未来の自分に夢見て、やりたいことに挑戦してきた。
今は?今のわたしは、働くのに精一杯で、生活に精一杯で、その生活すらまたならないくらい働いて体力を消耗して、そのくせお金は大して貰えず、目標もなく、今を消耗している。

こんな生活が続くなら、意味ないって思っちゃう。あんなに血反吐を吐いて生きてきた日々が、なんも報われない。大人になって、人のことがあんまり信じられなくなって、大人の社会がまあまあ生きづらくて、お金もなくて。こんな生活続くくらいなら、生きてる意味ないって思っちゃう。

なんで社会に出て、働けなくなるかわかる。働かないと生きていけないけど、働きすぎて体力消耗して、そのうち自分の身を削ってまで生きてく意味を感じなくなって、体も心も壊して働けなくなる。

誰にも守られることなく、ひとりで社会に立たされる。生まれてからずっと、誰かの庇護下にいたことは、数える程しかないのに。幼少期の頃から、学生の頃からの不安感や、生きづらさは大人になっても変わらない。ずっとひとりだ。ひとりで戦って生きることを強いられてる。

それに気づいて、死にたくなる。

全部自分でやらなきゃいけなかった。今もそう。それが、仕事に対しての姿勢にも出てる。ひとりで抱え込みすぎる。他にも人間はいるってわかってても、上手く仕事が回らないストレスに耐えられなくって、頑張ってしまう。周りからしたら、勝手にひとりで滑車回して苦しんでるように見えるんだろうけど。わたしはわたしの性質に苦しめられてる。

別にみんなに好かれたいわけじゃない。仕事を頑張るのも認めて欲しいからじゃない。愛想良く振る舞わないと、人の機嫌を取らないと、必死になって働かないと死んでしまうから、そうやってきただけ。その癖が抜けないだけ。

強迫観念じゃん。わたし、ずっとこんな自分と生きてくの?頑張りすぎるくせは、もちろんわたしの負けず嫌いとか頑固とか真面目とかそういう特性もあるだろうけど、それに掛け合わせてそうせざるを得なかった環境も組み合わさってできたものだから、どうしようもないじゃんか。

自分が、自分として生きてるのが辛い。ずっとそうだった。今もそう。

過去ばっかり見るなよ、今から自分を変えなよって言うけどさ、そんなん簡単にできないからね?できてたらこんなことになってないんだよ。育ちとか生まれは仕方なくてもさ、ずっとずっと、同じことで苦しんでいくなら、正直耐えられないよ。

ずっと、苦しい。この苦しみを忘れていたはずなのに、社会人になってまた思い出しちゃった。こんなことの繰り返しなのかな。

またひとりだって、感じてる。ずっとずっと、わたしはひとりで泣いている。

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