ひとりへの見返り

仕事をすることと、年齢に抗わないようにすることは、
両極端で、また仕事を始めるためには、自分の中の基準をどうすべきか。
働いてないと、何をしていてもどこにいても、急いだり時間を気にしたりしない。となりの人が小銭を落として、くるくるしながら転がっていってしまったので、追いかけて拾って落とし主へ返した。とても丁寧にお礼をされた。バスに乗っているとき、人に親切にしてしまうのは、実は自分が寂しいから、人との関りを持とうと行動に移した結果が善意だった。
自分が満ち足りていて、寂しさなど考えないようなときは、小銭を追いかける時間や隙はないから、目で追いながらも次の目的に向かって颯爽とその場を去ってしまうだろう。
ひとりでも楽しいけど、この先いつまでひとりで頑張るんだろうとか考えてるとき、小銭を拾ってあげたりしてしまう。ひとりでいると、好きなだけ立ち止まっていられる。楽しいなと浸ってることもできるし、辛いなと動かないままを選ぶこともできる。楽しいのも悲しいのも辛いのも、全部自分次第で決められるから。そこに人からの評価が入ることで、一人からは抜けられる。


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